マウンテン・ゴリラのカーライフ

最高に面白いクルマのブログを作りたい!!(もちろん全編フィクションです)

VWゴルフ と トヨタ・カローラ 本家に近いのは!?

 

Cセグ記事は批判が多め・・・

Cセグのことを真剣に書くと、アホみたいなコメントがやってくることが多いのでちょっと気が重い。当ブログの現在の方針としてはリテラシーのレベルが一定基準を満たさないと判断したコメントは掲載できないのでご承知置きを。どうしても批判コメントを出したいならばご自身のメディアを立ち上げてそこで存分に主張されると良いと思う。AJAJのK沢さんの受け売りのようなコメントを書いている限りはこのブログにコメントが掲載されることはないから、ヤフコメなどの意見の合う人が多いであろう掲示板で気の合う仲間と居酒屋トークを無限ループで繰り広げていただければ幸いだ。

 

 

首相も変わったことだし

ちょっと前に世界のCセグは「MAZDA組」「三菱組」「ホンダ組」の三代派閥になっていて、トヨタVWヒュンダイキアなどの巨大メーカーがこぞって「MAZDA組」の傘下に入ることを選択した・・・みたいなことを書いた時もイカれたコメントがヤフコメ界隈から投げつけられた。やばい失言かもしれないが、単に記録更新だけが狙いで長期化した安倍政権の頃には、ネット上はここぞとばかりにアホが増殖した。政権の中枢にいる人々が眉間にしわを寄せて隣国に憤慨するだけで支持率が維持できる、そんなメチャクチャな時代の空気がヤフコメの暴論やブログに寄せられるコメントからもヒシヒシと感じられた。

 

cardrivegogo.hatenadiary.com

 

 

 

どっちも良い仕上がり!?

AJAJの誰もが大人の事情で描かない(書けない)ことだけど、最新のトヨタ・カローラVWゴルフはシャシーの設計だけでなく、THSの回生ブレーキのフィールや、1.2Lターボを放棄し4気筒は1.5Lターボとなりライトサイジング化された方針などでも、MAZDAの強い影響下にあって、古き良きMAZDAの走りにノスタルジーを感じるファンにとってはやたらと親近感が湧いてくる設計ではある。ちょっと乗った感じだと、カローラ(現行)もVWゴルフ(先代)もMAZDAのフィールが好きな人にはかなり好印象な仕上がりである。MAZDA3のやや尖ったデザインや乗り味は、この状況を予見していれば当然の判断なのかもしれない。

 

 

MAZDA3の立場は!?

ファミリア、アクセラMAZDA3と車名を変えて来たMAZDAのCセグは1980年に日本で、2003年に欧州で爆発的な大ヒットを記録し、一躍グローバル40万台を超えて、一流Cセグの仲間入りを果たした。そしてアート過ぎるデザインの現行モデルはカナダやオーストラリアで人気となっている。1つの成功は周期を経てまた元に戻る。欧州でゴルフ5と肩を並べた初代アクセラから20年近くが経過し、1つの時代が終わりを迎えつつあるのかもしれない。VWトヨタMAZDAの技術が広がり量産されれば市場全体のレベルも上がる。再びMAZDAは5代目ファミリア、初代アクセラに続く3度目のブレークスルーが期待されるタイミングになっているが、違いを見せつけるのは簡単なことではない。そんな中で2019年に登場したMAZDA3の尖り方はその期待に必死に応えようとしていた。これこそMAZDAでないとできない仕事かも・・・。

 

 

 

完成度は高いが売るのは難しい

日本市場での販売減が言われているけども、新たにCX-30が併売されているわけだから、月1000台前後が売れていれば悪くない数字だとも思う。先代ゴルフ(7代目)はカーメディアの頑張りで人気が沸騰し発売から数年は月2000台前後の異例のセールスだった。VWも現状ではコンパクトSUVのラインナップが充実し、8代目ゴルフも先代と同じように売るのは難しいだろう。価格もかなり上昇した印象だ。先代ゴルフは、GTIと一般グレードでDCTを変えていて、GTIに関してはMAZDAの6MTや6ATと比べても悪くない選択だと感じた。しかしベースモデルの乾式DCTは乗っていてちょっとイライラする出来栄えだった。

 

 

世界に叩かれても前を向く

中国政府に名指しで批判された乾式DCTと、ユーロ6に対応していない1.2Lターボの組み合わせのまま、日本市場ではなぜか2021年初頭まで販売が継続された。詳しい事情はわからないけど日本のインポーターが中国生産のゴルフに反対しなければ、2015年頃にはゴルフ7にはアイシンAW製の6ATが搭載され2017年頃には1.5Lガソリンターボへと変わっていたかもしれない。ドイツのVW本社が悪いのではなく、中国製よりさらにアップデートが遅れているスペイン製を選んだ日本市場のくだらないプライドにも理由がありそうだ。

 

 

 

結局2021年まで売っていた・・・

さすがにユーロ6未対応のエンジンでは日本の国交省FMCの型式認証が取れないので、新型ゴルフでは、欧州や中国市場では5年くらい前から採用されている1.0Lターボ&1.5Lターボに変わった。日本市場でもポロやアウディQ3などですでに導入済みのユニットなのに、ゴルフはFMCまで先延ばしした。8代目導入とともに出足のフィールに難があるDCTに電動ブースターを付けて難点を隠す48VのISGが搭載されるタイミングを待ったのだろう。電動ブースター技術は、スズキがかなり前から採用している「S-エネチャージ」と同じ原理なのだけど、ドイツメーカーにも急速に広まっている。

 

 

カローラが大幅進化

VWが日本向け戦略でモタつく(やる気なし!?)間隙を見逃さずに、日本市場と欧州市場で一新されたカローラが好評を得ている。MAZDAのミッション(ロックアップ式トルコンAT)に引けを取らないような、エンジンのツキを感じさせる味付けで、CVTとNAエンジンの組み合わせでもなんだかMAZDAっぽい出足が再現されている。実家のクルマの買い替えでトヨタに出向いて乗ったけど、3人乗車でも1.8Lエンジンでグイグイと引っ張る。前車のプレミオ1.5Lに似たトヨタ独特の操舵感やアクセルフィールのゆるさを感じる部分もあるけど、足回りがしっかりしていて踏ん張る感じがMAZDAっぽいと思った。

 

 

 

まさかの難点

カローラツーリングの助手席でシートピッチを広くとってゆったり腰をかけると、ヘッドレストの左側にちょっと気になる物体がある。予想外に極太のBピラーが内側にかなり張り出している。堅牢なことこの上なし。ボデーのシェルを形成するのに非常に重要な部分だけど、北米向けモデルを日本向けにリサイズした際に設計変更されて、こんなことになってしまったのだろうか!?ちょっと揺すられると左後頭部をゴチンとやってしまう位置関係だ。MAZDA3やCX-30だと後部座席の頭上がやや絞られているように感じられるが、予想外の突起のような肉厚ピラーはなく、ドアハンドル回りもソフトパッド素材で厳重に衝撃対策がされている。カローラMAZDA3よりも幅を縮めているわけだから、まあ仕方がないことかもしれない。

 

 

また別の欠点が・・・

先日、カローラツーリングで長距離走る機会があった。長野県周辺のワインディングではMAZDAっぽい走りができていたが、往復の中央道は「ロングツアラー」としては残念な足回りのドタバタ感が見られた。MAZDAトヨタではデフォルトでのタイヤ銘柄が違うので、想定の範囲内であるし、15万円くらいの出費で交換で対応可能でもあるだろうが、MAZDAがブランドを挙げて提唱する「高速ツアラー」性能はコピーできていない。100km/h前後に達するとCVTはトルコンATとは違って煩わしい音が出てくる。さらに風切り音対策や床下の整流も放置されている。MAZDAブランドでは停止時のワイパーが隠れるモデルが当たり前だけど、カローラツーリングではかなり露出気味だ。

 

 

Cセグスタンダード車の価値とは!?

MAZDA3、カローラ、ゴルフの「同門対決」において、そこそこにハイレベルな戦いが行われていると錯覚していた。「ワインディング」「街中」「高速道路」の3つのシーンにおいて、ハンドリング、静粛性&上質感、高速安定性といった別々の長所が楽しめる満足度の高いクルマが乗り出し300万円以下で手にはいる。これこそが世界トップレベルのCセグ車の世界観で、この3車種のユーザーは見ていてドライブを非常に有意義な時間だと感じてそうな人が多い。どれを買っても十分に満足だと思っていたが、ゴルフは乗り出し300万円の壁を超えつつあるし、カローラに関しては良いところが本当に増えたけど、上記のようなまだまだな部分がある。MAZDA3のレベルに近いのはゴルフだと思った次第。