マウンテン・ゴリラのカーライフ

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「お金を払う価値がある」日本市場の現行モデル・厳選15台

 

トヨタとカーメディアによって破壊された日本市場!?

トヨタのビジネス方針はやっぱり嫌いだ。「トヨタイムズ」ってなんだよ・・・とってもフンワリした内容で何を言いたいのか少々わからないし、ユーザーの知見を全く信用していないかのようなブランディングの洪水。自社のクルマの価値を素直に発信するならわかるけど、他社が自動運転を販売したからってトヨタも開発中ですよ!!ってアピールするのはちょっと違くないか!?他社の営業妨害を意図する前に、トヨタの現行製品は果たしてアピールにふさわしい作りをしているのだろうか!?「(CVTの段階で趣味のクルマとしては論外だけどさ・・・)。わけわかんないCMを作る前にマトモなクルマの1台でも発売してくれねーかな(全く期待してないけど)。

 

つまらないとか言ってる場合じゃない!!

とりあえず日本市場では圧倒的なシェアだけどさ、このメーカーがのさばっているからかもしれないけど、欲しいクルマ(お金を払う価値がありそうなクルマ)ってのががなかなか見当たらない時代が長く続いている、輸入ブランドに限らず日産、スバル、ホンダでも日本では販売していない魅力的なモデルが国内には入って来ない。最大手のメーカーなんてこんなもんなのかもしれないけどさ、自転車世界一のメーカーである台湾の「GIANT」はあらゆるジャンルのスポーツ車に最高の価値を追求できている。ロードバイククロスバイク、マウンテンバイク、シクロクロスグラベルロード、ミニベロのすべてのジャンルでベストと言える「軽量」モデルを発売している。

 

欲しいクルマを語る=トヨタにNOを突きつける

批判ばっかりしていても仕方ない。建設的な内容のブログを書きたいといつも思っている。2020年初頭の増税ショックからの回復も難しそうな日本市場で正規販売されている現行モデルの中から、これなら「買ってもいいかも!!」と思えるクルマをなんとか15台(も!!)選んでみました。まだまだ日本市場にはいいクルマが販売されているんだな〜。あくまで独断と偏見で選んでおりますので納得していただけない部分もあるかと思いますが・・・。

 

 

第15位 PORSCHE・PANAMERA

価格帯・・・新車1232万円〜・中古車(先代)278万円〜

 

VWグループに属するポルシェゆえにアウディベントレーと共通のシャシーを使って作られた4ドアサルーンは少々邪道。しかし「ポルシェの4ドアサルーン」として北米で話題沸騰で人気となるや、その評価は本物と判断した?VWグループでは、上級サルーンに共通するシャシーの開発を今後はポルシェが担当することになったらしい。北米価格は87,200米ドル〜なので東は金融、西はITで世界のトップを突き進むアメリカのニーズに合致したハイエンドサルーンなんだろう。ラグジュアリー&ドライバビリティにおいてもアメリカの好みが反映されているのだけど、ちょっと前にスマッシュヒットを記録しつつも惜しまれつつ正規販売がなくなったフォード・マスタングにどことなく乗り味が似ている。

 

あの時に潔くマスタングの購入を決断した人は、当時の日本市場に不足していたフレッシュ感に「飢えて」いたのだと思う。今も状況はほとんど変わっていないけど、正統派・オールラウンダーとして古典的な3BOX車が欲しい人にとって、日本やドイツメーカーはあまりにナンセンスだったと思う。フーガ、スカイライン、レジェンドは生真面目過ぎて刺さらない、アコードやティアナは「明後日の方向」だったし、クラウン、マークX、及びレクサス、ビーエム、メルセデスの各モデルは・・・ボードリヤールの亡霊がうっすら見えるほどの「記号消費」の陳腐さを存分に湛えていた。その過剰なやり方はユーザーを馬鹿にしている以外の何者でもない。今考えても現行マスタングの投入は最高のタイミングだった。左ハンドル&直4ターボのみの初期オーダーがあっさり完売する程に日本車もドイツ車も酷かったわけだ。

 

アメリカで売れているサルーンといえば、カムリ、アコード、アルティマ(ティアナ)だけど、RWDのよりスポーティでハイエンドな市場も十分に残されているようで、ピックアップ以外の乗用車を廃止すると宣言したフォードもマスタングは残すらしい。東に世界一の金融エリア、西に世界一のITエリアがあるため、年収30万ドルクラスが日本よりも桁違いに多い。フォードも「ラストベルト」の製造業から脱却中のようで、FRのハイエンドマシンの開発は継続するようだ。あながち日本の広島メーカーの決断も的外れではなさそうだ。東海岸と西海岸でFRサルーンの価値を十分に示しているパナメーラを日本で乗ると「日本って狭いな・・・」となってしまうかもしれないけど、やはり隙のないハイエンドサルーンとしての価値は申し分ない。日本価格は1232万円〜でちょっと敷居が高いのだけど(アメリカは87200ドル〜)、イタリアのスーパーカーブランドに比べればかなり理性的な部類だと思う。

 

初代パナメーラが2009年に発売されて10年が経過したけども、ショーファー・ドリブンが当たり前だったラグジュアリーサルーンの世界をすっかり変えてしまった。1989年に登場した初代レクサスLS(初代セルシオ)がアメリカ市場で大ブレークして、「トヨタの時代」が到来するとともに、ショーファーで静粛性やNVHの軽減に軸足を移したラグジュアリーサルーン作りに、ドイツ、イギリス、イタリアの有名ブランドもどっぷり浸かっていた。それが初代パナメーラの大ヒットによりすべての状況は変わってしまった。アメリカのラグジュアリービッグサルーンパナメーラを手本にしている。現行のレクサスLSも見事な変身ぶりだ。これは憶測に過ぎないけど、かつてのスチュードベーカー、カイザー=フレイザー、ナッシュ、ポンティアックといったアメリカの自動車産業を象徴するような高級車作りがパナメーラによって蘇りつつある。

 

多くのクルマ好きが歴代のセルシオに対して多大なる敬意を持っているけども、初代からコンセプトをさらに深化させてさらなるヒットにつなげている現行パナメーラも初代と並んで讃えられる存在だと思う。セルシオパナメーラも一時代を築いた名サルーンとして歴史に名を残す存在になったことは間違いない。もうそれだけで一度は所有してみたくもなる。できれば新車で・・・。

 

 

第14位 PORSCHE・CAYENNE

価格帯・・・新車1030万円〜・中古車55万円(先先代)〜

 

日本で1度ブームになってしまった輸入モデルは、悲しいことにちょっと色眼鏡で見てしまう傾向を自認している。交通量が多いところをちょっと走れば、すぐに見かけるポルシェ・カイエン。完全に余計な御世話だけど、なんでそんな「モロ被り」するような高級モデルを選ぶんだろう!?って不思議な気もする。同じことを思っている人も多いだろうけど、人生を豊かにするエクスペリエンス(趣味)が増えるに従ってあることに気がつく。このクルマこそが、日本で売られている現行車では「最強レベルのオールラウンダー」ということ。アクティビティに精通する年齢(40歳以上くらい)のユーザーが異常に多いのもうなづける。狭い路地や立駐に入れるから「オールラウンド」という意味ではなく、様々なライフスタイルやそこから生まれる人生のシーンを存分に楽しめるクルマとして「オールラウンド」である。

 

完全に蛇足だけど、家族もロードバイクも積めて、なおかつ納得のドライビングマシンという不可能レベルの完成度を実現している。アップライトなドラポジと低重心とワイドなボデー、それからポルシェというアイコニックなイメージから生み出される「高性能な大型機械」を操縦する感覚は、定番の「軽量なスポーツカー」とはまた違ったエモーショナルな扉が開く。ランクルやX5ではややスポイルされてしまう操舵感や加速レスポンスはチューナーとしてのポルシェの価値を存分に示しているし、「SUVの形をしたスーパースポーツ」という手垢のついたメディア的表現もあながち間違ってはない。日本中にSUVは溢れているけども、へボな「記号性」ではなく、メカニカルな到達によってその価値を示している。そりゃ満足度も高い・・・。

 

 

 

第13位 MAZDA・CX-3

価格帯・・・新車216万円〜・中古車80万円〜

 

クルマ好きにとって「小型SUV」とは最も近づいてはいけないクルマかもしれない。作っている自動車メーカーの素直に喜べない複雑な事情が透けて見えてしまいなんとも言えない気分になる。ホンダ・ヴェゼルはめちゃくちゃ売れたけども結果的に自社の上級モデルの市場を散々に荒らしてしまい、ジェイドもオデッセイもCR-Vも圧倒的な作り込みにもかかわらず鳴かず飛ばずの状態だ。価格差はそれほど決定的ではないけど、お世辞にもヴェゼルの走りはジェイド、オデッセイ、CR-Vの足元にも及ばない。ヴェゼルの販売比率はアメリカと日本では大きく違っていて、アメリカ市場におけるホンダ車全体の平均値は非常に高いけど、日本市場での平均値はどんどん下がっている。走りのホンダは日本では霞みつつある。

 

巧妙な価格設定を弄して、CX-3を客寄せパンダにしてCX-5をロングヒットさせたマツダは、ヴェゼル現象を十分に研究していたのだろう。「アシスト役」に徹したCX-3だけども、マツダ車である以上は相応の存在価値を与えられる必要があって、「2LのNAエンジンをMTでぶん回すことができる小型車」ってコンセプトはとても良かった。しかしデザインが美味過ぎて、どうも女性が乗るクルマってイメージが先行してしまう・・・。皮肉なことにMTでぶん回すのが好きな女性は武骨なものが好きなようで、まあ86に行きますよね。CX-3と86はクルマとしての使い勝手も似たようなものだし、価格差もそれほど決定的ではないし。

 

小型SUV(Bセグベース)ってのは、1.5L程度のガソリンかHV、もしくは1Lクラスのターボがエンジンの相場だけど、CX-3は、2LのNAと1.8Lのディーゼルターボの二本立てとなっていて、駅まで送迎するだけのクルマにしてはちょっとオーバースペックかもしれない。英国の自動車メディアでは、2LのガソリンNAという直球エンジンの価値を最大限に評価してくれている。トップギアなどは「ロードスターのスピリッツが入っている!!」とか書いてた。間違いなくBセグベースのSUVでは最も「走り」を考えたスペック。とにかく「記号消費」になりやすい流行のSUVだけど、クルマのファンダメンタルな価値を愚直に追求するマツダという選択はちょっとした安心感があると思います。

 

 

第12位 PORSCHE・MACAN

価格帯・・・新車711万円〜・中古車410万円〜

 

原理主義的なポルシェファンからは今も認められていないモデルなんだろうけど、メーカーもそのことは百も承知で、「いばらの道」をポルシェの知恵で突破しようという意欲がわかる人には買いのモデルなんじゃないでしょうか。スバルや三菱が手堅くブランディングを進めたいなら、このクルマをベンチマークすればいいんじゃないかと。コンポーネンツはアウディQ5なんだけど、TTが出るまでのアウディのアイコニックな存在だった「アウディ・クワトロ」のスピリッツを受け継いでいるのは、スポーティさを全面的に肯定しているマカンの方だろう。「趣味性」という意味では、718ケイマン、ボクスターにも匹敵する存在。

 

 

第11位 MAZDA・CX-8

価格帯・・・新車294万円〜・中古車235万円〜

 

マツダのラインナップにおいて非常に重要な意味を持つCX-8。軽自動車&スライドドア廃止!!グローバル販売倍増!!を「真顔で」主張するマツダ経営陣にまだ少しは理性が残っていることを示したという意味でとても重要なモデル。マツダ株主の皆様はCX-8の健闘を見て少しは安堵? プレマシー&MPVユーザーが満を持して乗り換えただけでなく、正確な数字はわからないけど他社3列からの流入も結構あったんじゃなかろうか。知り合いにRX8からCX-8への「エイト乗り換え」って人もいた。ランクルやレクサスRXといった「アメリカ向け」を除けば、国産SUVとしては最大級のボデーだけど、デザインが上手すぎる。MAZDAは「最大級ボデー」でもっともっと色々作ったらいいと思う。世界一になれる。エンジンレパートリーも豊富。FR化されるらしい次期モデルはスペックでもポルシェ・カイエンに肉薄するのだろうか!?

 

 

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