マウンテン・ゴリラのカーライフ

最高に面白いクルマのブログを作りたい!!(もちろん全編フィクションです)

「ドイツ車を中古やローンで買う人々は・・・」

 

CX-60登場もアンチは消えず

CX-60が発表され、メーカーとしての資質がかなりレベチなことが示され、MAZDAアンチもさすがに静かになるかと思ったが、ネットの掲示板はなかなか相変わらずな状況が続いている。PHEVや48V直6ディーゼルを選べば500万円オーバーとなるのだから、ヤフコメに書き込んでいる暇人にはとりあえず縁のないクルマな気がするが必死でマウンティングしてくるコメントが多い(もう病気だな)。ヤフコメは最近になって浄化が進んでいるようで、真面目なことを書く人も増えてきた印象だが・・・。

 

便所の落書きは楽しい!?

ヤフコメよりさらにディープな、自動車専門サイト「CARVIEW」の闇に包まれたコメント欄だと、レビューされているメーカーに対してアンチだけしかコメントしていないこともしばしばある(このサイトって意味あるの!?)。流石にMAZDAファンはこのサイトは危険過ぎるので、読むだけでスルーする人が多いそうだ。それにしてもいつ見ても「便所の落書き」だ。運営する「CARVIEW」側もMAZDAネタによって過激にコメント欄を活性化させ、PV数を稼ぐことを狙っているようで、やたらとアンチをアジるようなタイトルを付ける。そして白々しく「コメントは個人の意見であり当サイトの見解ではありません」とか注意書きがしてある。

 

 

リビドー

個人的には毎年、福野礼一郎さんの「便所の落書き」を読むために2000円くらい払って本を買っている。程度の差こそあれ、レビュー対象への限りない「軽蔑の気持ち」に関しては福野さんもヤフコメやCARVIEWに全然負けていない。教養があるないに関わらず、ある種の人々はクルマを語る際に、ちょっと感情的になるとすぐに「軽蔑の念」が入ってしまうようだ。売り言葉に買い言葉じゃないけど、掲示板のコメント欄でも溢れるMAZDAアンチに向けて「ドイツ車を中古やローンで買う人々は・・・」みたいな反論を書く人がたまに見受けられる(やめとけー)。

 

 

見るのは楽しい!?

コメント内容からクルマの価値とか全くわかってない様子なのだけど、あまりに目に余るアンチ連中に向かって、MAZDA車の良いところをPRしようとする「世間知らずな人」も登場してくる(痛い人!?)。こんなコメ欄でいくら主張してもほぼほぼ無意味だし、良いクルマとはカーメディアやコメ欄の評価とは無関係に売れていくものだ。カーメディアが確定事実のように垂れ流す情報に影響されすぎに思えるが、本気でCX-60の販売が苦戦すると思っているのだろうか!?

 

 

無責任過ぎるカーメディア

カーメディアは面白半分に書く。CX-60のライバルはBMW・X3やメルセデスGLCだとか言われてもさ、失礼だけどブランドヒエラルキーの底辺付近で澱んでいるクルマと、世界のMAZDAが自信を持って作り上げたフラッグシップSUVが同じなわけはない。X3やGLCですら日本市場ではそれほど売れてないのだから、ブランド力がないCX-60はもっと苦戦するだろうって!?さてそれはどーだろうか!?

 

 

良いクルマに飢えている

コロナや水害があったりでMAZDAの経営は順調ではないけども、それでも昨年度はなんとか決算に帳尻を合わしてきた。つまり通常営業状態なら利益は自然とついてくる仕組みになっている。すでにCX-60の受注が始まっている欧州では予想以上のペースでバックオーダーが積み上がっているらしい。半世紀にわたって専用設計スポーツカーを作り続けるMAZDAが、渾身のフラッグシップSUVを完成させたのだから、世界中のクルマ好きが放っておくわけがない。

 

 

MAZDAなら間違いない

メルセデスBMWで期待通りに売れないクルマ(失敗作)はたくさんあるけど、それに比べるとMAZDAは少数精鋭のラインナップをグローバルの成熟市場で実に効率的に捌いている(だから今も生き残っている)。しばしば引用されるが1990年代のバブル後退期にMAZDAは対応できず外資に救われた過去がある。しかし当時は日産の「901運動」など他のメーカーのレベルもかなり高くて「MAZDAだけが・・・」という時代でもなかった。

 

 

どんなブランドが相手でも・・・

今は状況がだいぶ違う。MAZDAがこだわって作っている商品群は、見ても乗っても、他社との違いはかなり歴然としている。「アテンザ」と名前が付いた3世代に渡るMAZDA6も、たとえ相手が「世界最強クラス」のBMW3シリーズの同世代モデルとの比較で、互角以上の作り込みだと評価できる。私が「MAZDA6の勝ち」と書いたところで説得力はないだろうが、国内外のさまざまな媒体でも「MAZDA6優勢」というレビューはいくらでもある。

 

 

3シリーズが衰退した理由

初代GGアテンザMAZDAの開発陣も胸を張るように、あらゆるパラメータでE46系3シリーズを撃ち落としに行っている。二代目GHアテンザE90系3シリーズでは、個人の主観要素が入ってしまう内外装デザインや乗り心地、操縦性などにおいて、完全にE90を食いに行っているのがよくわかる。初代&二代目アテンザに関してはBMW派がヨダレを垂らして羨ましがる、フロント・ダブルウィッシュボーンと自然吸気ショートストロークエンジン(MZR2.0)を配備している時点で「反則」と言っていいくらい差がある。

 

 

BMWをナメている!?

3代目(現行)GJアテンザは、「反則」技を放棄しF30系3シリーズと同じ土俵で戦うことを選択した(スペックダウン)。それでもディーゼルエンジンの基本性能や直進安定性に大きく振った設計で「高速ツアラー」としての性能でBMWを完全にノックアウトしてしまった。あれほど人気があって「六本木カローラ」とか呼ばれた3シリーズが今では中古車市場で投げ売り状態に。

 

 

ベストなタイミング

いくら良いクルマを作っているとは言っても、日本市場においてはMAZDAの新車は、BMWの新車よりはいくらか安く手に入れることができる。日本メーカーの手厚い新車補償を考えると、価格も手頃なMAZDAは新車で買うのがお得だ。それに対してBMWは電装品など日本メーカーより信頼性が低いとされ、新車補償が切れる3年落ちからは「リスク」に応じた中古車価格の大幅低下が見られる。

 

 

リスクあり割引

特にF30系(先代)以降のBMWは、ミッションの多段化とそれに伴う複雑な制御をECU(制御コンピュータ)に広範に委ねているので、修理費用が桁違いに高くなったとか言われている。日本車にも同じリスクがあるのだけど、そこは宣伝上手な大手国内メーカーが世論を上手く操作している。良心的な三菱はECUが広く導入されて以降、新車補償を10万キロ・7年としてたりするから、電装品の信頼性には自信があるのだろうけど。

 

 

ユーザーの感性の問題

「リスク」こそあるけど、それを差し引いた手頃な価格でMAZDAに匹敵する性能のドイツメーカー車が手に入るのだから、決して悪い話ではない。「ドイツ車を中古やローンで買う人々は・・・」とか性根の腐ったコメントをするMAZDA派こそ「軽蔑」に値する。MAZDA好きの本質とは、価格に惑わされることなくクルマの本質を見抜き、充実したカーライフを送る点にあると思う。100万円台で3シリーズが手に入る。これはこれで素晴らしいことだ。

 

 

クルマの楽しさ

MAZDA好きは、クルマに関してあらゆる想像力が働いて、いろいろな立場で物事が考えられる人が多いと思っていた。中古やローンのドイツ(メーカーが作るメキシコ)車にも素晴らしいものがたくさん詰まっている。不満なところがあれば試行錯誤すればいい。サイクリングにハマるきっかけは、妹が不要だと言ってくれた1台の折畳み自転車だった。ホームセンターで1〜2万円程度で売っているものだ。当初は乗っていてそれほど楽しくはなかった。

 

 

情熱のきっかけ

そこでペダル、クランク、チェーンリング、チェーン、コグ、前後ホイール、前後タイヤ、前後チューブ、前後ブレーキキャリパー、前後ブレーキシュー、左右ブレーキレバー、ハンドル、ステム、シートポスト、シートを片っ端から交換した。部品代だけで5万円くらい。取付に膨大な時間がかかった。そんなにお金と時間を費やすくらいなら、最初からダホンやターンの高級ミニベロを買った方がいいという意見もあるだろう。

 

 

得られるものは人それぞれ

しかしこの経験を通じて、自転車部品の規格、走行性能の変化、創意工夫、カラーコーディネートなど、色々なことを体験でき、新たな知識や価値観が自分の中に生まれた。「価格」「ブランド力」「性能」を指標にして、新車一括で豪快に買うことだけがカーライフではない。中古、ローン、KINTO(リース)、カーシェアだからといってカーライフやドライビング体験の価値が下がる訳ではない。付随する費用の支払い方法が異なるだけだ。クルマ記事のコメ欄で個人の財務状況を、アホみたいな主観で揶揄する品性がとことん恥ずかしい。