マウンテン・ゴリラのカーライフ

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VWポロ ボトム価格がまさかのゴルフ越えで下克上!!

 

ポロの価格が一気に上昇!?

まだ多くのカーメディア媒体で見られる「VW価格表」には216万円の「VWポロ・トレンドライン」が残っているが、日本市場向けのVW公式サイト上ではすでにグレード改定が行われていて、ポロのボトムグレードの価格が262万円となったようだ(廉価グレード廃止)。モデル末期に突入しているゴルフのボトムグレードの価格は258万円のままで、わずかではあるけど、普通ではありえない逆転現象が起きている。

 

日本ではBセグが売れるはずだが・・・

Bセグがリッターカーと呼ばれて大ヒットした平成の中頃から、一般的には日本市場ではCセグよりBセグが売れるということになっている。例えば日本国内ではシビックよりも断然にフィットが売れている(世界では断然にシビック)。あれ?他にはあまり例がない。プリウスはモデル末期のアクアより快調に売れているし、カローラヴィッツを押しのけて売れていたし、ヤリスにも負けるとは限らない。MAZDA3もMAZDA2より勢いがある。押されていて売れなくなっていたはずのCセグが盛り返しつつある。ちょっと前の状況とは変わり、日本ではC=B<軽自動車という図式だろうか。日本におけるVWは常にゴルフ>ポロの図式変わらず。

 

欧州ではCセグが最激戦区!?

欧州市場では日本市場とは全く逆の変化が起きている。メルセデスAクラスやBMW1シリーズのレビューを読むと、だいたい「欧州ではCセグが最大の激戦区」とか書かれているが、もうかれこれ5年以上前からCセグの人気は退潮、代わりにBセグが売れるようになっている(欧州のトレンドは日本より10年遅れてる!?)。いつまでも意味不明なことを書き続ける日本のカーメディアの仕事は「じーさん向けのお伽話」を作ることなのだろうか!? 以下に最新データを載せてみた。販売台数が多いモデルの中には確かにVWゴルフ、フォードフォーカスは入っているけど、メガーヌ、ボルボV40などは市場撤退もありえそうなほど低調だ。日本市場のようにスライドドア車がベスト30以内にズラズラ並ぶということはないけど、その分目立つのはBセグハッチバックとBセグSUV

 

2020年12月欧州販売

1、クリオ(日本名ルーテシア) Bセグ

2、ゴルフ         Cセグ

3、208         Bセグ

4、コルサ         Bセグ

5、パンダ         Bセグ

6、フォーカス       Cセグ

7、シトロエンC3      Bセグ

8、ポロ          Bセグ

9、オクタビア       Dセグ

10、ヤリス        Bセグ

11、フィエスタ      Bセグ

12、3008       Cセグ

13、T-ROC          Bセグ

14、キャッシュカイ(日本名エクストレイル)  Cセグ

15、カローラ       Cセグ

16、ティグアン      Cセグ

17、フィアット500   Aセグ

18、キャプチャー     Bセグ

19、サンデロ       Bセグ

20、Aクラス        Cセグ

21、T-CROSS       Bセグ

22、2008       Bセグ

23、308        Cセグ

24、3シリーズ      Dセグ

25、パサート       Dセグ

 

新型ゴルフ vs 新型カローラ

ゴルフ6(先代)の頃はモデル末期でも月に50000台以上が売れていて、2位以下を大きく突き放す独走を見せていた欧州王者も、今では25000台を割り込みほぼ半減している。欧州ではすでにゴルフ8が発売されているがとうとう2位に転げてしまった。他のCセグハッチバックのライバルはさらに壊滅的で、1998年からゴルフ熱いバトルを繰り広げてきたフォーカス(MAZDAシャシー使用)の次に追いかけるのは発売されたばかりのカローラだけど、ゴルフとの差はまだ1万台ほどある。先代カローラ(最終形オーリス)はBMWディーゼルを搭載し、欧州市場対策を盛り込んだ成果の上に、さらにTNGAで全面的に改良されたカローラの評判は上々らしい。

 

 

VWの苦悩

VWはCセグ2台(ゴルフ、ティグアン)とBセグ3台(ポロ、T-ROC、TーCROSS)を比較するとBセグの方が5000台ほど多くなってきている。ディーゼル搭載が主体のCセグは次期型の方向性をやや見失っていて、新しくメインユニットを担うのが1.5Lターボにマイルドハイブリッドを搭載したもの(1.0L直3ターボにもマイルドハイブリッドあり)。Cセグにふさわしいユニットは悩ましいけど、どこの市場でも直3の1Lガソリンターボが基本のBセグは、EV転用でも比較的にリーズナブルな価格で提供できる。VWの本音はCセグよりもBセグで稼ぎたいだろう。MAZDAのスカイXにも同じことが言えるけどCセグのFMCがとても難しい局面だ。

 

 

SUV屋が増える理由

欧州市場でのVW販売はまだまだゴルフがトップだが、グローバルでは完全にティグアン(CセグSUV)が上回るようになった。売り方が難しいCセグを手堅くグローバル市場で伸ばすならば、とにかく商品力をアピールできるSUVを作って中国&北米で売るしかないようだ。三菱、スバル、マツダがすっかり「SUV屋」になったとか揶揄されるが、VWもPSAもすっかりSUVの開発を先行するようになっている。輸入ブランドのSUVは日本価格が強気の価格設定なので、輸入ブランドのクルマに乗りたい層にはあまりウケていない。ゴルフや308の伝統的で洗練されたデザインの方が所有欲を満たされるってこともあるだろう。ゴルフや308の新型はいつになるんだ!!と待ちくたびれてしまっている。

 

 

日本の自動車価格は・・・

今年には日本にも新型ゴルフの投入があるだろうけど、ここにきてポロのベース価格が50万円ほど上がった。日本の高齢者にとってはポルシェよりもずっとネームバリューがあるフォルクスワーゲンのポロである(50,60年代の高性能車=VW)。モデル末期のアクアや、車体自体はずっと前のものを使っているノートe-POWERと同じくらいの価格設定では許されないのだろう。若年層は「クルマが高い・・・」とため息をつきたくなるが、お金をたくさん持っている高齢者をターゲットにするモデルであればあるほど、それなりに見栄が張れる価格になってしまう。若者は高齢者向けでないクルマを選べば車両価格は抑えられる。アメ車全般、大排気量、デカい

 

 

新型ゴルフはおいくら!?

メガーヌが274万円〜、308が289万円〜なのだから、新型ゴルフは特別設定の廉価グレードで299万円〜くらいになるだろう(1.0Lターボ?)。1.5Lターボ搭載のメイングレードは348万円〜くらいになるのだろうか!?同等のスペックのシビックハッチバックが285万円。さてこのモデルに「マイルドハイブリッド」は付くだろうか!?348万円で付かないなら高い。付くなら安い。付かないとシビックと同じで、付くならMAZDA3スカイX(319万円〜)と同じくらいのグレード。

 

 

MAZDA3との全面対決を希望!!

細かいどーでもいいことを書いておくと、MAZDAが欧州や北米で展開している2L自然吸気&マイルドハイブリッドと、新型ゴルフ1.5Lターボ&マイルドハイブリッドが同等の性能。MAZDAの2L&MHVは欧州ではスカイXの20万円下くらいの価格設定ではありますけど、48Vの強力なモーターを使うVWのユニットの方が格上な感じはする。欧州市場では同じくらいの価格でガチンコ。さて日本市場にも48VマイルドHVは入ってくるのだろうか!?日本のユーザーが再び「VWはいいね!!」と強く興味を持つためには「決断」すべきではないかと思う。ポロのいきなりの価格上昇は、ゴルフが48Vで日本市場に導入されるための「価格ヒエラルキー」の改訂であると信じたい。

 

 

 

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