マウンテン・ゴリラのカーライフ

最高に面白いクルマのブログを作りたい!!(もちろん全編フィクションです)

BMW2シリーズ・グランクーペ 「ビーエムが作ったイン◯イト!?」

 

これはBMWなのか!?

もしかしたらこのクルマの納車を楽しみにしている人もいるかもしれないので、あまり余計なことは書かないようにしよう。日本のジャーナリストが国際試乗会に招聘されているから、日本市場でも大々的に展開するのかと思いきや、現段階では新型1シリーズと同じく、ほとんどのグレードで1.5L直3ターボ&7DCTとなっている。

 

228iは無いの!?

しかし1シリーズと決定的に違うのは2シリーズグランクーペは北米市場にもすでに導入されているBMWの「1軍」であるということ(228iとM235i)。新興国向けの218iと北米向けのM235iを両方日本市場に投入してくれているが、日本で発売したら一番ホットなグレードになりそうな228iを意図的に外しているようだ。218iが369〜448万円なのに対して、M235iは665万円。北米価格が44,500米ドルなので500万円くらいまで値引き可能だと思われる。北米で37,500米ドルで販売されている228iは、ミニJCWやX1の25iで使われるクラスのエンジン(230ps)を搭載したグレードで日本で追加販売があるかどうかは不明。

 

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男の器はクルマでわかる!?

AJAJの岩貞るみこ というライターがホンダシビックの日本凱旋時に「4650mm程度のセダンに存在価値はない(わたし的に・・・)」みたいなことを書いていた。アラフィフ女性という属性の価値観から、4650mmくらいのセダンに乗っている男性は論外なので知り合いになることない。なぜ自らの低スペックを暴露するようなクルマを選ぶのか理解できないってことを言いたいのかもしれない。これは自動車好きや自動車メーカーにとっては頭が痛い問題だなー。このAJAJライターを全メーカーが意図的に干せば済むという問題ではない。人々が深層心理で抱えている「真実」を知らせることがライターの使命だと信じてこの人は批判覚悟で書いたわけだ。

 

岩貞氏を攻撃しても意味はない

シビックはダメで、ジュリアはOKのダブルスタンダードに関してツッコミを入れさせてもらったが、どんな趣味であれ、思い入れが強いものであればあるほど「偏見」にもつながりやすいのだから、4650mm級のセダンに対する岩貞氏のコメント自体は否定しない。この人が書く前から誰しもそんな状況は察していたわけだ。岩貞さんが引退したところで何も変わらない。4650mmくらいの「非プリウス」のC&Dセグセダンのオッサンユーザー(35歳以上)が「重い十字架」を背負わされている現実は変わらない。

 

マイノリティー・カー・オーナーズ

MAZDA3セダン、Aクラスセダン、CLA、A3セダン、カローラセダン、シビックセダン、インサイトインプレッサG4、プジョー508、ジャガーXE、3シリーズ、そして新たに加わった2シリーズグランクーペのユーザーはいつまでも不毛な中傷合戦をするのではなく、自らがマイノリティであることを自覚し団結して「偏見・差別」と闘っていく必要があるようだ。もし不意にアラフィフ女性から愛車に関して不当な扱いを受けて嫌な思いをしたら、どうすればいいのか!?まさか声を大にしてSNSで「#ME TOO」と叫んだところで余計に傷口が広がりそうだし・・・。

 

シビックセダンとインサイト

岩貞氏は、シビックセダンに痛烈な「世間の声」を浴びせたあと、ほぼ同サイズのジュリアは絶賛(イタリアってだけで何でも許されるらしい)。その後に登場したインサイトでもレビューを書いていたが、「なかなかいいんじゃない」とか書いてたような気がする。しかしまあ本音では・・・なのだろう。シビックセダンよりもスタイリングが改善されたインサイトなのだけど、2シリーズグランクーペも、どっかの市場に存在する1シリーズセダン(=シビックセダン)のスタイリングを改善したものだ。つまりBMW版のインサイト

 

BMWとホンダのヤバい関係

日本市場のインサイトはHV専用車で、スタイリングの魅力を存分に活かせていない。2モーターユニットはとても優秀だけど、等身大の小型車ならばもっとアナログな乗り方をしたいって人も多いだろう。インサイトとほぼ同じ価格帯の2シリーズグランクーペは・・・急速な電動化を少々寂しく思っているホンダのコアなファンにとっては「無視できない」存在だ。なぜかこのクルマにはホンダ車のダイナミックな走りを感じる。センタータンク以前のホンダの懐かしい香りが・・・。初代オデッセイで開発主査を務めた人が今はホンダを退職していて2シリーズアクティブツアラーに乗っているらしい。その人がBMWのFFは「なぜか」とってもホンダらしくて気に入っている言うのです(もはや皮肉以外の何者でもないけど)。

 

大人とは・・・

もし2シリーズグランクーペに乗っていて、アラフィフ女性が他愛無く「なんでこのクルマを選んだの?」などと訊いてきたら、最高の笑顔とともに

「欧州で小型の3BOX車を真っ先に4ドアにしたことで成功の礎を築いたBMWの歴史」

あるいは

BMWのFFシャシーに宿る亡霊(某メーカーの欧州挑戦の怨念?)」

についてテンポよく語ってあげよう。あなたが普段から十分に思考し、身の周りを整えている人ならば、相応に人々から敬意を払われ、そもそも「偏見」などは生まれにくいだろう。常に思考を巡らしていることを相手に示せれば、少なくとも岩貞氏のレビューの中で想定された「不快な構図」くらいなら楽勝で打破することができるはず。自分が普段使っているモノや食べるモノについて、訊かれたらまともな説明ができるのが「大人」だ(説明できないものは持たない買わない)。「新型コロナ対策」とともに「アラフィフ女性対策」は快適な日常生活のためには非常に大事だ。決してお金持ちでは無くてもしっかりと対処してあれば「不当な扱い」は未然に防げる。色々面倒だからハイブランドで身だしなみを固めておくという人も多いだろうけど・・・。

 

クルマだけビーエムでは・・・

クルマのブログで生意気なことを書いていると、因縁をつけてくる人が結構いる。ビーエム好きな人は、こちらが訊いてもないのに「ビーエム乗ってます」と付け加えてくれる。相手のレベルを見極めるために「ビーエムの良いところ教えて」とかレスするのだけど、「ディーゼルがうるさい」と書いただけなのに文句を言いたくなるレベルの方々ですし、そもそも5~7シリーズ乗ってる人は「5~7シリ乗りです」の前置きが一般的ですので、こちらが恥ずかしくなるくらいに答えがプアです。「日本人はバカばっかりです」と代表してビーエムに謝りたい気分になってくる。代表的なBMWの美点・・・「FR」「ZF製AT」「50:50」。ディーラーの下世話なセールストークをそのまま選ぶ理由にしている「センス」でBMWに乗るのはリスクが大き過ぎるって・・・。

 

知性を磨く意味

しかしこの2シリーズグランクーペには、もはや旧態依然な「美点」とされるものは、いずれも当てはまらない。AJAJのオッサンライターは苦虫を噛み潰したようなレビューしか書かない。しかしそんなAJAJに「嫌われた」クルマには素晴らしいものが多いのも事実。例えば日本メーカーで言えば・・・広島ですね。しかしユーザーにも覚悟が必要です。2シリーズグランクーペ(に限った話ではないけど)で幸せなカーライフを送るためには買う前にこのクルマについてメリットやデメリットを知り尽くす必要がある。そしてさらに言ってしまえば、この2シリーズグランクーペは、これまでのBMWの歴史全てを上回るくらいに、非常に多くの因縁が絡んだ複雑な系譜の中に存在している。これまでの自動車産業が培ってきたあらゆる伝統を受け継いでいると言っても過言ではない。

 

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BMWの60年

沢村慎太朗という非AJAJの評論家(つまりクルマに詳しい一般人)が、「M3(M4)とM5以外は偽りのMだ!!」とキレキレの評論を書いている。欧州の数ある田舎メーカーの1つだったBMWメルセデスの養分になる運命だったが、今から60年前に革新的なクルマを発売して以降にここまでの知名度を誇る世界的ブランドへと成長した。その起源となる1962年のモデルに、ハンス・グラースの血を入れた原型が新しい欧州車のアイコンになり、それが現在の5シリーズにつながっている。「一義的」なBMW解釈では、ラインナップのあらゆるモデルは5シリーズの方向性に沿って作られている。ブランドを醸造するには良い構図だ。それゆえ「水増し」部分は無視して、5シリーズと最量販モデルの3シリーズのみを語る沢村氏のBMWヘのスタンスも理解できる。

 

BMWが生み出すものを見たい

高級車ブランドとしてメルセデスと対峙するために「守るべきもの」が多い中で、飛び道具を次々と繰り出してくるバブル期以降の日本メーカーは実に厄介で、「ヤツら」を押しのけて北米市場を切り取るなんて不可能だ。40年が経った2000年頃にはアウディによってまさかのドイツ市場のシェアを奪われ、2010年代には小型車を拡充したメルセデスに大きな遅れをとった。BMWは母親でも知っているくらいに有名なブランドだ。日本人はBMWが好きなんだと思う。5シリーズにつながる「伝統」も素晴らしいけど、いち早く電動化を推し進めた「i」であったり、21世紀の新しいライフスタイルに寄り添う「FF」モデルが、さらなる輝きを持つために求められるのは「支援」だ。

 

世の中を変えよう!!

「FRじゃないBMW」「低スペックな高級ブランド好き」といった偏見がそもそも悪いのは百も承知しているけども、それを華麗に打ち返すだけの「圧倒的な人間力」を備えたユーザーが今の日本市場のBMWには求められている。具体的に言ってしまえば「(肉体的に)かっこよくて」「抜群のユーモアがあり」「センスある身だしなみ」の全てを備えたオッサンユーザーだ。メチャクチャ失礼な話だけどAJAJ会員の中に「有資格者」はどれくらいいるのだろうか!?こればっかりはアラフィフ女性に訊いてみるしかないけど、おそらく五味康隆氏以外にはとても厳しい評価が下されそうな気がする。島下さん、河口さん、岡崎五朗さんもオシャレでいい味出してますけど、アラフィフ女性目線では厳しそうだ・・・結構ハイレベルなんです。

 

イケてるオッサンはあえて218iを選ぶべし

クリスティアーノロナウドのようなオーラを出せということでは無くて、アラフィフ女性にナメられないくらいに当たり前のことを当たり前にやるだけだ。標準体重を維持するために、適切な負荷がかかる運動習慣。根拠のある食生活。BMWを選ぶのと同じくらいの情熱で、仕事着、外出着、スポーツウェア、部屋着、パジャマの「5分割」された衣服群を小物やバッグなどのトータルコーディネートを含めた完成形としてそれぞれ数セットずつブランド厳選で揃える・・・くらいはやってくれないと218iを自由に乗りこなすのは難しいと思う。「俺は周りの目は全く気にしない!!」と豪語する人が数あるクルマの中から218iを選んでいること自体が大問題なのだから・・・(MAZDA3やシビックセダンも同じだ!!)。

 

 

 

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