マウンテン・ゴリラのカーライフ

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日産 が MAZDA に怒りの鉄槌!! スカイライン がオール6気筒で427万円〜

 やはり・・・日産ハルマゲドンが起きた!!

日産が予告通りに「手放し運転」の最新鋭プロパイロットを配備したスカイラインのビッグマイナーチェンジを敢行した。427万円のベースモデルに搭載される3LのV6ターボは「304ps/6400rpm」でトルクも40kg・m出ている。今まで5000rpmでピークの某ドイツメーカー製の直4ターボを搭載していたのが嘘のような変貌だ。ちょっと前に直4ターボを買ってしまった人は、価格がほとんど変わらないのにスペックが大違いすぎて気絶するだろう。今までの価格設定はなんだったんだ!?

 

「7月」の攻防

あんまり関係ないかもしれないけど、発表のタイミングがエグい・・・これはおそらく待ち構えていただろう。2019年7月4日にMAZDAアテンザの車名を「MAZDA6」とし2.5Lターボの追加を発表。それからわずか10日ばかりの調整期間で日産も動いた。激アツなのは、MAZDA6の2.5Lターボの価格が423万円。V6ターボ304psに武装したスカイラインのベースモデルが427万円と大接近。選ぶ側からすればほぼ無視できる価格差になっている。おそらく日産はベースモデルの価格に幅を持たせていて、MAZDAの発表の後に微調整を加えたんじゃないだろうか!?

 

 

MAZDAの許されざる過去

下手にMAZDAよりも先に発表して、FFで2.5LターボのMAZDA6より安い価格を出してしまったら赤っ恥だ。車格は完全にスカイラインの方が上なのだから。それにしてもマツダがせっかく日本向けMAZDA6にも搭載したガソリンターボモデルを完全に潰す構えのようだ。日産の怒りの理由はよくわかる。そーだ「エッセンス」の復讐だ!! 2010年に3代目アテンザ(現MAZDA6)のコンセプトカーとして登場したマツダSHINARIは前年にすでに発表されていた「インフィニティ・エッセンス」のデザインを大幅に流用していた。倒産間際で藁にもすがる思いのマツダが必死で掴んでしまったのが、日産の尻尾・・・。

 

↓これは言い訳ができないレベルだ・・・

 

 

前田育男氏の勘違い行動が火に油を注ぐ!!

その後のマツダデザインは、「魂動」のモチーフがまるでマツダのオリジナルであるかのようにうまく立ち回り、製品化のスピードで日産を圧倒。三代目アテンザのWCOTYデザイン賞ファイナリストを皮切りに世界の様々なデザイン賞に輝いた。デザイン畑から大出世した前田育男氏は持論を展開する本まで出版。この様子を元日産でエッセンスをデザインした中村史郎氏や日産デザイナーはどんな思いで見ていたのだろうか・・・。

 

水野和敏レビューにも不穏な動きが・・・

MAZDAだけは絶対に許さん!!」と声を震わし歯ぎしりしながら、復讐を天に誓ったかどうかはわからないけども、2019年7月のドタバタなマツダ&日産のマイナーチェンジ発表のタイミングはなんらかの因縁を感じざるを得ない。ちょっと前に元日産の水野和敏さんが雑誌の連載でアテンザをレビューしたことがあった。自らが開発したV35スカイラインが現行のV37の直接のルーツとなることもあってか、「アテンザはフェイスリフトして一層スカイラインに似てきたな・・・」とブラックジョークをぶっこんでいた。どうやら日産界隈では「調子に乗っているマツダをぶっ潰せ!!」が共通認識なのかもしれない。

 

 

わざと「V」モーション

それにしても顔がだいぶ変わったスカイラインにもびっくり。インフィニティのイメージのままヘッドライトを不用意に細くすれば、スカイラインの方がMAZDA6をパクったと言われかねない状況だ。今ではスカイラインよりMAZDA6のデザインの方が一般的によく知られているくらいだから。わざとマツダデザインとは距離を置くことで、マツダ及びレクサスとの差別化を意図しているのはわかる。MAZDA6やレクサスES/GS/ISのようなエッジの効いたデザインはちょっと小っ恥ずかしいと感じる年配のユーザーにはこれがストライクなんじゃないの!?

 

 

日本からドイツブランドが逃げ出す!?

MAZDA6ターボを潰すためとはいえ、改良スカイラインが予想を大きく超えたダンピング価格で登場したことで市場は大混乱は必至だ。今まで日本市場のFR車の価格設定は一体なんだったのだろうか!?ドイツプレミアムブランドで6気筒で300psを超えるモデルは3シリーズ、S4、Cクラス共に1000万円くらいが相場なのだから、その半額以下に収まる価格は素晴らしい。MAZDA6ターボだけでなく、BMWメルセデスアウディ、レクサスの6気筒モデルの売り上げは激減する!?しかも年内で販売が終了するというマークX(3.5Lモデルが385万円)のニーズもすっかり吸い取ることもできそうだ。

 

 

マツダのFR計画はどーなる!?

さて来年以降にFRに殴り込みをかけるマツダはどーする!?600万円?700万円?といったドイツブランドのぼったくり価格をそのままイメージしていた人もいるようだが、304ps版で427万円、405ps版で552万円という目安の価格が設定されてしまった。2.5Lの直4ターボで400万円? 自慢の直6ディーゼル&スカイアクティブXも、スカイライン400Rの魅力を大きく超えられるのだろうか!?6400rpmを超えて回るスカイXができるのだろうか!?

 

あまりにも暴力的だ・・・

改良スカイラインによって、日本市場の高性能サルーン販売の主導権を日産が握ってしまったら、それはマツダにとっては予想外の出来事かもしれない。あれだけやる気なかった日産がいきなり本気になるとは。ガソリンターボなのに6400rpmってなんだよ!!フェラーリか!?いくらなんでもガチ過ぎるだろ・・・5000rpmそこそこのエンジンしかないBMWユーザーはもう立ち直れないくらいの精神的ダメージだ。

 

トヨタ連合の夢のコラボが実現!?

もはや対抗できるエンジンは乗用車向けならアルファロメオのジュリアQVやシビックtypeRのユニットぐらいだ。トヨタ&マツダの大同団結には何か秘策がある!?400psを軽く超えるという次期M3に搭載されるBMWのS58がスープラに追加されるだけでなく、次期レクサスISにも載るって噂は実現するかもしれない。しかも組み立て工場は防府!?マツダシャシーBMWエンジンの「最強コンピ」ならば・・・あらゆる想像を絶するぐらいの夢のコラボでもない限りは日産を真正面から止めることは難しそうだ。「これが未来だ。」 と 「美しく走る。」 の全面対決。より多くのユーザーの支持を得るのは果たしてどっちだ!?

 

 

 

 

 

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