マウンテン・ゴリラのカーライフ

最高に面白いクルマのブログを作りたい!!(もちろん全編フィクションです)

ランサー と ファミリア が令和のドライビングカー・・・だってさ。

三菱ランサーは2017年に開発終了・・・

三菱ランサーといえば初代が1973年に登場。自動車産業グローバル化及び日本のODA政策にも貢献した、歴史上最も偉大な自動車用エンジンとされる「4G63」とともに30年以上も歩み続けた偉大なシリーズ。本国・日本では不可解なまでの三菱バッシングの影響もあって、三菱車や三菱エンジンに対する評価が信じられないくらいに低いけど、90年代2000年代を通してもドイツ市場での品質評価は、ほぼポルシェに次ぐ2位を確保。トヨタマツダ、あるいはメルセデスBMWよりもずっと高い。そんなこともわかっていない愚かな人々が私のブログに不用意に三菱を見下すコメントをくれたりすると、自分でも理解できないくらいの怒りを感じることも・・・。

 

 

トヨタ&ホンダを蹴散らす三菱シャシー

2019年になっても日本市場における輸入ブランドの販売はメルセデスの一人勝ちが続いている。いよいよ逆転不可能な領域まで他とは大きな差がついた。2000年頃にクライスラーとのM&Aによって、偉大なる「ランサー」の三菱技術を手に入れているメルセデスは、2019年になっても「鹵獲」した三菱製FFシャシーを使って新型Aクラス、新型Bクラス、Aクラスセダン、新型CLAの4車種を送り込んでいる。新型GLAは競争が激しいSUVということで、日産とのアライアンスによる全く別プロジェクトにより、いきなり日産CMFシャシーになるかもしれないけど、さすがは名門メルセデスだけあって三菱シャシーのクオリティを的確に解釈していて、北米を支配するトヨタ&ホンダの日進月歩のシャシー技術にも全く負けていないと結論したようで、日本市場のみならず北米市場でも次々とこの三菱シャシー車を導入している。そもそもアメリカ市場は三菱が大好きだ。三菱は2010年頃にアメリカ撤退を示唆したが、アメリカ市場の売れ行きが衰えることはなく、今も100%輸出の体制で販売が続いているくらいだから。

 

 

三菱の威信回復に乗り出した

「ゼロ・ファイター」を作った三菱はスバルと並んで、アメリカでもドイツでもそのスピリッチュアルな企業文化が尊敬の対象となる日本メーカーだそうだ(ドイツ人もアメリカ人も三菱を語る口調はかなりエキサイティング)。もちろんアメリカでもドイツでもクルマを売りまくっているトヨタ、日産、ホンダ、マツダも、市場からのリスペクトが根強いから、時代が変わり市場環境が変わろうともビジネスを続けることができるわけだけど。ちょうど日本市場におけるポルシェ、メルセデスBMWみたいなものかもしれない。アメリカ人から「三菱よ!!行かないで!!」と懇願されるブランドが日本でとても評価が低いという現実は悲しい。80年にわたる「戦友」であり、かつては「デボネアAMG」なるモデルも登場したくらいにお互いに認め合っているメルセデスも日本市場における三菱の不当な扱いに心を痛めているのかもしれない。「情けない日本のユーザーに三菱のすごさを教えてやる!!」と言ったところか。

 

 

Aクラスを差別するな!!

日本のカーメディアはしばしば「メルセデスはCクラスから!!」みたいな余計なことを書いて、アイディア不足で退屈すぎる誌面に悪趣味なアクセントを加えたがるのだけど、新型Aクラスはとりあえず加速性能、NVH対策、安定走行性、後席居住性などのクルマの基本性能において、現行Cクラスを超えてしまっていると思われるが・・・いかに!?全国ネット局の元キャスターですっかりカーメディアの仕事にも定着した安藤弘樹さんが愛車のEクラス(先代?)より、レンタカーの日産ノートの方が、後席が断然に広くて快適で奥さんが大感激だった!!(けどCVTなんてクルマ好きなら絶対に許せん!!)といった「爆弾コラム」を書いていたけど、FRとFFの宿命というべきか、CクラスとAクラスの間にも同じような「下克上」が存在している。なんで爆弾か!?余計なことだから。「Aクラスはベンツでない」「CクラスよりAクラスが快適」・・・どちらもマトモな大人がわざわざメディアで言及すべきことではないと思う。

 

「ランサー」スゲー・・・ネーミングセンス

「ランサー」は英語だけど実にドイツ的な世界感を持った商標だ。三菱の「このクルマを欧州で売る!!」という執念を感じるネーミング。残念ながら2017年にランサーの後継モデルの三菱単独の開発を終了するアナウンスがされたけども、最後までドイツ市場や北米市場ではラインナップされ続けた。語学が苦手な日本人のオッサンには「ダンサー」か「タンカー」みたいな語感だからその名称が特別に「響く」ってことはなさそうだ。日本市場では「ランエボ」でないと何の意味もない!!といった雑な扱い・・・。

 

 

三菱車はどーなる!?

三菱はルノー日産の傘下入りしているので、今後の新開発車はCMFシャシーを使ったSUV中心の展開になりそうだけど、三菱が残したシャシーは、皮肉なことにメルセデスとインフィニティのアライアンスに使われている(インフィニティの欧州撤退で白紙!?)。コスト重視のルノー日産シャシーは一般モデル向けで、ハイスペックな三菱シャシーはプレミアムブランド向けとして陣営は線引きして使い分けているようだ。個人的な希望を書かせてもらうと、新型Aクラスの鋭い顔つきは、往時のディアマンテ、シグマ、ランサーを彷彿させる。いっそのことメルセデスから三菱ブランドへOEMを検討してしてみたらどうだろうか!?もちろん「ランサー」の名称で。

 

 

MAZDAはまだまだ叩かれる・・・

2019年の輸入車市場を席巻しつつあるA/Bクラスとその派生モデルに対抗するべく、エッジの効いたブランディングが小賢しく感じるMAZDA。「出る杭は打たれる」のは世の常で、発売されたばかりの某雑誌媒体のカーメディアでも巻頭カラーページでスッカスカのネガティブキャンペーンレビューが展開されている(どこの協賛なんだ!?)。まともなレビューを一度も見たことがない「S木N也」が担当だから、ヤラセ確定なんだけど、世界最高性能ってことになっている新型MAZDA3をボロクソに書いていた。デミオXDとCX-3を乗り継いできたというS木N也ですけども、次のクルマにMAZDA3は完全に「なし」なんだってさ。

 

MAZDAはいよいよS木N也の呪縛から解放!!

これはMAZDAにとっては朗報では!? S木が乗っているってだけで何万人がCX-3の購入を見合わせたと思ってんだよ!!同じ雑誌で活躍中のK沢もアウトランダーBMW3シリーズに乗っていると公表したあたりから両車の販売は完全に雲行きが怪しくなった。失礼を承知で一般論として書くけど、「ブサイク」「品がない」という自覚があるオッサン自動車ライターは迷惑になるから絶対に愛車を公表するべきではない。軽トラなんかいいんじゃない!? 特にメルセデスMAZDAといった「センシティブ」なブランドには・・・近寄っちゃダメだ。しかもオッサンが乗るモデルじゃねーし。

 

MAZDAを信じたい・・・

4ドアクーペ(CLA)やワゴン(CLAシューティングブレーク)まで用意されるAクラス一族。親戚にはジープチェロキーアルファロメオジュリエッタがいる。北米&欧州で勢力を広げるヒュンダイ=キアグループのCセグシャシーもこの仲間。偉大なる「ランサー軍団」の裾野は広く、シビックカローラと同等以上の販売台数を持っているのでは!?それに対して10年ほど前から他社とのアライアンスに否定的で孤立主義(ホンダ主義)を取るMAZDAは、MAZDA3(旧アクセラ)とCX-5で80万台/年超の実績を固め打ちするなど、変革?斜陽?とも言われる自動車産業において「妙味」のある存在になっている。応援したくてウズウズしている人も多いはず・・・。

 

MAZDA3は「王道」だ

超名門のメルセデスの商品展開は、まるで伝統・文化への理解が欠如している日本に、極めてデリケートなテーマでもあるけど「ゼロファイターの記憶」を呼び起こさせるかのようだ。宮崎駿の某アニメ映画のような「神々しさ」すら湛えていて、とてもスピリチュアルな解釈が可能だ。同じようにMAZDAもとんでもない大風呂敷を広げている。彼らの願いは間違いなく、トヨタや日産が否応無しに推し進めてきた効率最優先のクルマ作りに対して、全力で「アンチテーゼ」を突きつけたいのだろうけど、そんなイデオロギーが結実した新型MAZDA3は、なんだろうスゲー・・・マトモなクルマだ。もっとアブノーマルでアバンギャルドで、刺激的で破滅的な「世界観」を構築することを期待していたのに、あまりにも「健康的」だ。何も難しいことは要らない。トヨタ、ホンダ、メルセデスBMWが「ゆるーい」ことしかしていないCセグで上手くニーズを拾えているし、ついでに技術的にも理詰めでVWとスバルを軽くぶっ飛ばしている・・・。

 

完成度を高めるのはこれから!?

メルセデスMAZDAも競争力のある製品に落とし込む能力が他社よりも高いようだ。そう感じさせる要素は、単なるデザインや技術の力ではなく、ライバルブランドよりも明確で重要な「メッセージ」を持っているからかもしれない。2020年代を走る「ランサー」と「ファミリア」をそれぞれ自らの手で作り上げ、未来のユーザーにかつてクルマが魔法の力を持っていた時代に当たり前だった、突き抜ける感動を与えることに粉骨砕身している様子もよくわかる。エクステリア以上にインテリアの頑張りが異常!!基本性能という意味でクルマの仕上がりに不足があったり、パワーユニットの洗練と進化が遅かったりといった指摘も間違ってはないのだけど、少しは大目に見てあげても良さそうだ。伝説の名車の域に昇華しているW124もGGアテンザも「未完成」な部分を多く残したまま発売されたわけで・・・。

 

 

ランエボまで受け止める!!

400psを超える暴力的な直4ターボを搭載してまでAクラスを駆り立てる必要があるだろうか!?おそらくメルセデスにとっては「ランエボへの餞」・・・世界を彩った名車はメルセデスAMGの手で復活させる!!という強い決意なのだろう。AYCだけが「ランエボ」ではないし、横置きFFベースAWD車の限界性能を追求するならば、それはランエボの意志を引き継ぐことと同じだ。国内市場の異常なまでのバッシングと拒否反応で大きなダメージを負った瀕死の三菱に、ハゲタカのようにたかった自らの過去に対しても負い目を感じているのかもしれない。直噴ターボとFF&小型車技術とEV技術が欲しかったという「軽い出来心」とはいえ、日本で最も偉大な自動車メーカーを破壊してしまった罪は重い。中国資本に支配されるようになって三菱の痛みが身に染みたか!?

 

 

ファミリアの原点まで先祖返りする!!

1967年に発売された2世代目の東洋工業ファミリアセダンには、コスモスポーツと並んでロータリーエンジンが搭載された。70年代に入ってから登場するカペラやルーチェよりも1世代早くロータリーが搭載されている。805kgのボデーに100ps/7000rpmのエンジン(現行の1.5Lガソリンに匹敵する)で爽快な走りを実現していたことだろう。1963年に発売された初代ファミリアは、イタリアのカロッツェリア(ベルトーネ)がデザインした。特に初代と第二世代のファミリアのデザインは美しい。

 

 

5代目ファミリアではない!!

「おれたちの80年代を作ったのはトヨタでも日産でもなくマツダだった」は沢村慎太朗氏の名言だけども、国内販売でカローラを超えてしまった「伝説の5代目ファミリア」を今のMAZDA3は全く意識していないと思う。初代、2代目のイタリアンテイストながら塊感溢れるデザイン・・・これこそが新型MAZDA3が目指した境地だ。間違いない。創業当初からイタリアンデザインを纏うメーカー。コスモスポーツマセラティミストラル(1963) の影響が色濃く出ているし、初代ファミリアもマセラティ・セブリング(1962)をデフォルメしたようなスタイルだ。スカイアクティブXが搭載される最初のモデルはやはりファミリアの「現在地」である必要があったのだろう。マツダの原点はマセラティへの憧れであり、第7世代(2019〜)は60年代へ巻き戻るとするならば、やや強硬にも見えるFRシャシー乗用車の投入の意図もよくわかる。

 

 

カネを払う価値があるブランドとは・・・

ハイブリッドがデフォルトになってしまった日本市場に、「ランサー」を復活させたい!!あるいは四輪車創業当時に「ロータリー&ベルトーネデザイン」の高い志を掲げたブランドの原点に立ち返る!!・・・どちらからも暑苦しい熱量すら感じる。文化、技術、美的感覚、視野の広さで他を完全に出し抜いてはいるけど、決してメルセデスマツダも楽な経営状況ではないようだ。あっさりと欧州でシェアを伸ばしたトヨタや、直近の中国で一人勝ちを演じたホンダや、北米に忽然と現れたテスラのようなダイナミックな経営スケールこそないけども、ユーザーが素直に感動する品質に、最大級の「ストーリー」を添えたクルマを作っていると思う。どーでもいいけど、カーメディアってのは「ブランドの伏線」を鮮やかに読者に伝えるのが本来の役割なんじゃないの!?S木N也、K沢、W辺Y一郎がどっかからカネもらって!?書いている近所のオッサンの域に完全に埋没するレビューは到底受け入れられない・・・本人たちは読者のレベルが低いから仕方ないと居直るだろうけど。

 

 

 

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