マウンテン・ゴリラのカーライフ

最高に面白いクルマのブログを作りたい!!(もちろん全編フィクションです)

クールなBMWサルーンが復活するためには・・・

 

 Dセグサルーンを買う理由

リーマンショック以降に何があっただろうか・・・!?週末は気ままにドライブしたい、ETC導入のために導入された高速道路の料金割引が割とスポーツセダンへの購入の動機になっていたのかも。高速利用のロングドライブを考えると、ある程度の車格が欲しい。NCAPのスコアを見てもトップレベルの得点を出すのは2010年頃は完全にDセグでした。Dセグのスポーツサルーンの商品価値は今よりも明確だったはずが・・・。

 

高速道路を使わないなら・・・

高速割引が縮小されて、もう新幹線&レンタカーでよくない!?ってなった頃からBMW3シリーズの売れ行きは萎み、高速道路との相性が極端に悪いプリウスN-BOXあるいは高速での安定走行は不得手なSUVが売れるようになった。まあそもそも高速道路はトラックのためにあるものだ。食料自給率が1%の東京都、2%の神奈川県、大阪府の住民の生活のために高速道路は整備されている。「道路はいらない!!」とか言ってる東京のバカなサラリーマンも結構いるけど。

 

(日本の)カムリは間違っている!!

高速道路を安く使わせようとしない行政では、BMW3シリーズの人気が回復するのは難しいだろう。日本向けグレードは全てHVになっていて、完全に高速道路との相性が悪くなっているカムリやアコードってなんなんですかね。高速道路を移動するためのDセグセダンという大前提をぶっ壊している!?近所の低速域でストップ&ゴーするのが得意なHVは、4ドアサルーンという衝突安全性、走行安全性に秀でたボデータイプの「機能美」が成り立たないものにしてしまっている!!アコードHVの燃費が最も伸びるのは60km/hの時だ。3シリーズやマツダアテンザのガソリン&ディーゼルのモデルだとこれが90km/hになる。断言しよう!!HVの4ドアサルーンってのは・・・バカだ。

 

48Vマイルドは正義かもしれない

「セダンの復権」なんてよく言ったもんだ。高速道路での高い静粛性という、そもそもセダンの一番の特性と矛盾するハイブリッドを搭載している段階で「やらかして」いる。カーメディアもまともにツッコミを入れるかなー!?と思っていたけど、どうやら気がつかないほど知性が不足していたのか!?それとも天下のトヨタ様に逆らえなかったのか!?のどっちかだろう。アコード、カムリ、クラウンのフルハイブリッドは論外だけど、メルセデスアウディが導入を始めた48Vマイルドハイブリッドは、本来のセダンの趣旨に合ったユニットだと思う。来年にはマツダからも登場するらしい(アテンザのMCで登場)。

 

BMWの迷走

BMWトヨタとの技術提携でフルハイブリッドを完成させている。トヨタから提供されたから乗せてみた・・・とか言っておけばいいのに、わざわざ「独自開発」だと強調してしまいました。BMWよどこに行く!?ガソリンターボ、ディーゼルターボ、フルハイブリッドと世の中の変化を敏感に感じ取って、この10年そこいらのスパンで自慢のパワーユニットを惜しげもなく変えてきた。BMWメルセデスでもポルシェでもなく、トヨタになることを選んだ!?

 

BMWの本来の姿

今のままのトヨタでは「セダンの復権」はかなり難しいと思う。そのトヨタを追従するBMWもちょっと間違ってんじゃないか!?という気がしないでもない。単なる日本人の誤解かもしれないけど、BMWとは究極のサルーンブランドであるべきだと思っている。とりあえずBMWサルーンを買っておけば、間違いはないんだ!!どこかで安心感を与えてくれる存在であって欲しい。3シリーズはDセグの、5シリーズはEセグの「お手本」と言われるクルマであるべきだ・・・。

 

 

 

 

2000年頃のBMWは最高だった!!

E39に戻れ!!過去を振り返ってみても何の生産性もないかもしれないけど、免許を取った2000年ごろに世界の頂点にいたグランドツーリングカーはBMW5シリーズE39のM5だったと記憶している。まだまだ日本メーカーの多くが既存モデルを使った「競技車両」を当たり前に販売していた時代。セルシオ、シーマ、アリストの人気は高かったけど、日本車のVIPセダン市場はどこかスマートさを欠いていたし、メルセデスは完全にヤクザのクルマだった・・・。

 

20年経って全ては「カオス」に

パナメーラもクワトロポルテもまだない時代で、日本市場で売っている4ドアサルーンとしては1台だけ異次元の存在だったなー。あの時代に形作られた「BMWサルーン最強伝説」は最新のM5にも引き継がれているのだろうけど、いよいよ空でも飛びそうなスペックにまでなってしまった600psってなんだよ。JR北海道ディーゼル特急車両よりもパワフルだなんて・・・。往年の国鉄最強ユニットを搭載したキハ181の500psディーゼルを超えている。20トンもある鉄道車両を軽々動かせてしまうユニットを、わずか1.7トンのボデーに押し込んでいる。公道を走るのは気が引けてしまうよ・・・。

 

 

全てのメーカーがオワコンに!?

V8自然吸気で300ps程度だったE39型M5。今どきのV6ターボのサルーンなら余裕で300ps出すので、スペック自体はもはやどーってことはないのだろうけど、やはり260〜300psくらいに収められたスペックで思う存分に走れるってのは一つの理想形であり、グランドツアラーの落とし所だったんじゃないかと思う。今時のスーパースポーツ類は、お互いにスペックを競い合って「軍拡」競争が続いているけども、気がついたらGT-RNSXも次期モデルが未確定。ジャガーアストンマーティンも存続が不透明。マセラティのGTスポーツカーは消えてしまう!?とりあえずEV化のせいにしてやめてしまえ!!というタイミングに差し掛かった。市場あってのメーカーなのだから、軍拡の果ての内部崩壊は当然の結末かもしれない・・・。

 

少しでも高いクルマを売りたい努力・・・

新型M340iと、ポルシェ911(992型)も350ps、400psといった数字が並ぶ。1000~1500万円くらいで売りたいんだろうけど、実際のところ日本はおろか、欧州、北米、中国でも全く市場が反応しなくなっている。ポルシェはまだまだファンを動員できるけども、BMWには・・・思ったほどファンはいなかったようでF30系のM3/M4の販売は悲惨な結果に終わった。せっかく直6ターボ搭載3シリーズの日本向け導入を見送って、M3/M4へ誘導しようとしたけど、全くのノーリアクションだったために諦めてM2と340iを解禁。・・・しかしここまで日本のファンをコケにしておいて無事に済むわけがない。

 

 

『相対的』だけの問題なのか!?

日本市場では、バブル&2007年の熱狂はとっくに冷め切っていて、BMWに対する冷たいリアクションがここ数年続いている。売れない理由は・・・誰もハッキリとは言わないけど、ブランドが掲げるヴィジョンってものが欠落していることだろうか。トヨタが環境良いクルマを作ろうとHVで孤軍奮闘し、マツダが最高に乗り味の良いクルマを仕上げることに心血を注いでいるのに対して、BMWは!?オカネ儲けしか考えてないんじゃねーの!?アメリカのミレニアム世代(2001年以降に成人の世代)は、そういう「ダサい」ブランドが大っ嫌いらしいよ。日本もまあ同じじゃねーの!?

 

『理念』がこれからのメーカーに求めらるものだ・・・

2000年頃、E39M5が眩しく輝いていた頃には、やっぱり日本車は「ダサかった」ような気がする。どのメーカーもミニバンやコンパクトカー作りに必死になっていた。そんな時期のBMWはGTサルーンの理想を正攻法で追求しているようにクソガキの日本人には見えたし、実際にそーだったのだろうと思う。2000年代のマツダ、2010年代のトヨタ、そして2020年代は何やらホンダが輝きそうな雰囲気だけども、日本メーカーがBMWの存在を埋もれさせるように理念を追うようになった・・・日本メーカーの変化は時代の転機を引き起こしているのは間違いない。このままBMWは忘れされていくのか!?再び「理念」を取り戻すことになるのか!?・・・は現時点ではわからない。

 

「BMWが『ゴミ』な10の理由」 

 

 

 

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 ↓E39みたいなクールなBMWが復活したら、ポーティスヘッドを流してドライブしたい