The 2019 Mazda MX-5 Miata Finally Has the Engine It Deserves https://t.co/52rDCD78Di via @CARandDRIVER
— CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年9月5日
60年の歴史
1989年に登場したマツダのロードスターは、今年で30周年を迎える。ロードスターよりも30年ほど早く生まれていたポルシェ911はその倍の年月を刻んでいるが、果たしてロードスターが今後30年作られ続けたならば、今のポルシェ911のような存在になれるだろうか!?ロードスターの30年後は運が良ければ見届けられそうだけども、86の54年後を見届けるのはちょっと無理っぽい・・・。
ミアータは志半ば
今から30年前の911はというと、89年に964型が登場しシリーズで初めてAWDモデル「カレラ4」が追加された。マツダロードスターも30年経った現在、AWDはないものの、姉妹モデルのアバルト124スパイダーにはラリー仕様モデルが導入されていてピュアスポーツから少しずつではあるけど多様化しつつある。964型のユニットである250馬力の3.6L自然吸気フラット6には及ばないものの、北米向けやRFに使われる2L自然吸気ユニットは180psまでチューンナップされている。車重差を考えれば、964と同じくらいのパフォーマンスくらいにはなっていると思う。
スポーツカーの「帝王」
次の30年でロードスターは「何かになる」だろう。ただのFRのライトウエイトなピュアスポーツカーから、今は誰も想像がつかないけども、世界のスポーツカーの「帝王」くらいにはなれるんじゃないだろうか。世界からなくなって欲しくない日本車ランキングを作れば、GT-R、WRX、NSX、シビックtypeRを差し置いてロードスターが選ばれるだろう。あっさりとロードスターに絞られてしまう日本車の層の薄さがちょっと悲しいけども、もう日本車もドイツ車もイギリス車もイタリア車もアメリカ車も・・・いちいち区別する必要はない。ロードスターは、911に続く世界のスポーツカーの帝王に最も近いところにいる。
NDの恩人
アメリカ市場向けのNDロードスターが売れていなかった。慌ててマツダはエンジンを改良してきました。ロードスターは911に変わるスポーツカーの帝王になるべき存在であることを当初は忘れていた。NDを作れ!!と手を差し伸べてくれたのは、最大市場のアメリカメーカーではなく、先日亡くなったマルキオンネCEOであり、まだまだフィアット、フェラーリ、マセラティ、アルファロメオ、アバルトがハッピーで陽気に進化するためには無くてはならない人を失って世界は大きな喪失感に包まれたけども、MAZDAがNDを力強く進化させたことでこのカーガイは永遠になった。
MAZDAとPORSCHEの共通点
ポルシェも半世紀を軽く超える道のりの中で、何度となく廃業の危機に追い込まれてきた。アメリカの上院議員に名指しで批判され、RR設計は危険すぎると非難を浴びてもなお、21世紀にその設計を残す頑固さを、自動車ファンは支持している。今ではマツダと同じで、すっかりSUVで利益を上げるブランドになってきた。SUVで稼いでスポーツカーを作る。スポーツカーユーザーにセカンドカーとしてSUVを売るビジネスモデル!?
世界は『質の良い』SUVを求めている
もう何度か書いてきたことですが、SUV販売が捗るのは、ポルシェもマツダもスポーツカー・ブランドだという点が大きい。ハンドルを握ればどこのSUVだかわかるって言わせるだけの知見と技術。ホンダ、三菱、スバル、BMWがあってそれらを全て飛び越えたところにポルシェとマツダ。スポーツカーもSUVも・・・ポルシェとマツダ、他のブランドはちょっと何がしたいのかよくわからないです。一つほぼ確実に言えることは、まともなブランドが、まともにSUVを作れば間違い無く売れる。
なぜ売れないSUVが出てくるのか!?
しかしスポーツカーもセダンもまともに作れないメーカーがSUVを作ったところでダメだ。こればかりはシビアな結果だなと思う。欧州の多くのメーカーが新規でSUVを作っているけど、PSA、VW、ボルボ、BMW、メルセデス、ジャガー・・・絶望的だ。テスラ・モデル3にまとめて追い抜かれてしまったよ。
テスラに負けない条件
911シリーズが健在な限りポルシェは発展を続けるだろう。SUVもアウディの設計の流用に過ぎないけども、これからも売れ続け、SUVの「表現」の幅をもっともっと広げていくのだろう。テスラ・モデル3には簡単には追いつかれないレベルまで売り上げを伸ばしたCX-5は、マツダに勇気を与えている。レクサス、アウディよりも静か、そして豊かな操縦性とパワーユニットの広がり、さらにピュアテックに内燃機関の素晴らしさを見せつけるMAZDAユニットが他社の及ばないところまで進化する道筋がついているようだ。
志なきスポーツカーに未来はない
スポーツカーへの執着とは、それはエンジンへの執着であり、豊かなレスポンス性能、高い回転を許容するシリンダースピードにおいてどれだけプライドを持って取り組んでいるか!?が問われる。7000rpm以上に平気でピークを持ってくるポルシェとMAZDA、他には総合自動車メーカーではホンダとアルファロメオくらいか!?これらのいずれかのメーカーが情熱を持ち続けることでしか、911シリーズに肩を並べる存在が生まれないだろう。
お金の無駄と言わざるを得ない
911が60年独走。ロードスターがやっと30年。ホンダとアルファロメオはまだ何も積み上げていない。誰がなんと言おうともポルシェは偉大だ。ロードスターを存続させ、アルファロメオを復活させたマルキオンネの意志は、2つのブランドが引き継いでくれるだろう。パワーオブドリームのホンダは、まだまだ世界を驚かせるだろう。世界は最高レベルの賞賛でタイプRとNSXの復活を迎えた。・・・失礼だがその他大勢のブランドにはとりあえず用はない。
「最近のポルシェはちょっと泣ける・・・」
新型ポルシェ911(タイプ992) カモフラージュなしで街中に 11月発表へ - 海外ニュース | AUTOCAR JAPAN https://t.co/iIAUBEumGo
— CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年9月5日
最新投稿まとめブログ