マウンテン・ゴリラのカーライフ

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NISSAN 逆風からの猛反撃はあるのだろうか・・・

 

 

 5モデルでほぼ全ての日産ブランド

2019年も1〜3月は日本の普通車ランキングは日産ノートがいずれも制していたけど、4月に入って日産の販売が落ち込み始めた。一時的な現象かもしれないけどノートが4位に。他のモデルも同様に落ち込みが激しい。この1年くらいで日産車の中で上位50に安定的に食い込んでくるのは、ノート、セレナ、エクストレイル、リーフ、マーチの5車種だけ。日産には他にもティアナ、シルフィ、キューブ、ジュークといった4車種が十分に競争力がある価格設定の量販モデルとして存在しているけど、全くトレンドになっておらずほぼ市場から消えている。

 

安すぎて売れないの!?

スカイライン、フーガ、フェアレディZなど「栃木」生産モデルは500万円くらいする高級車ラインなので、日本で苦戦するのも無理もないけど、4.8m級本格サルーンで256万円〜という旧世代サルーンの価格設定を維持しているティアナは、セダン不人気を割り引いてももう少し注目されて良さそうなものだ。他にもシンプルな1.8Lユニットを積んだCセグサルーンのシルフィが199万円とバブルみたいな価格設定。そしてファミリーカーとして十分機能する上に、輸入ブランド車のような個性的なデザインを持つ「日本のカングー」ことキューブも軽自動車並みの162万円〜で販売している。クルマと価格だけ見るとまだまだイケると思うが・・・。

 

 

ジュークは日本で先行者利益を得られず

173万円〜のジュークには、244万円〜の1.6Lターボ搭載の高性能版がある。あまりにも個性的過ぎたデザインは欧州では社会現象ってくらいにウケたようだけど(10年前)、日本ではイマイチ火がつかなかった。さっさとデザインを変えて出直せば、ヴェゼルC-HRのような大ヒットの可能性も十分にあったんじゃないだろうか。ライバルモデルの活躍で俄然にやる気が出てきたけども、次期モデルへの切り替えが近いので、そのタイミングでe-POWERを使って一気に攻勢をかける算段なのだろうけど。

 

 

売れない普通車は日産とホンダだけ!?

そこそこ売れている5車種と、同じく薄利多売の方針で余裕の『売れ線』価格ながらも鳴かず飛ばずの苦戦の続く4車種。5勝4敗という現状を「勝ち越し」と喜んでも良いものだろうか!?例えば営業利益の落ち込み幅が日産並みに大きいスバルでは、「売れ線」に並べた中型車が「インプレッサ」「XV」「レヴォーグ」「フォレスター」「レガシィ」「アウトバック」と6モデルあるが、レガシィアウトバックを除く4モデルがコンスタントに月1000台は楽々クリアしている。4勝2敗。しかもレガシィアウトバックはライバルと違いAWD専用車ゆえに価格が高めというハンデがあるので必ずしも「売れ線」とは言えない。

 

 

あり得ない数字が並ぶ

もっともクルマが売れるとされる3月期で1000台に達しない量販モデルはもはや「逝ける屍」。ちなみに2019年3月期ではモデル末期に当たるマツダアクセラや、高価格な日産エルグランドでも1000台を突破している。日産キューブ(575台)とジューク(508台)はマツダロードスター(600台)にすら及ばない。ティアナ(292台)はさらにモデルサイクルが長いアテンザ(897台)に大差をつけられている。シルフィ(215台)に至ってはスカイライン(221台)、フーガ(267台)より下だ。

 

 

他の日本メーカーへの軽蔑意識が出過ぎ

カーメディアの陰湿な日産へのイジメ記事を流用するまでもなく、日産の栃木工場モデル以外のラインナップはクルマ本来の魅力に乏しいように思う。どこをどう切り取っても「スポーティ」な解釈には辿りつかないし、日産らしい「高級感」も表現されていない。同じかやや高めな価格帯で売られているプリウスC-HRヴェゼル、CX-5といった「西日本」勢の持つキャラクターや世界観など「不要」だと、日産の幹部は言いたいのかもしれない。もっと自動車メーカーは保守的であるべき!?

 

 

西日本メーカーは昭和の香り

確かに「西日本」のメーカー(トヨタ、ホンダ、マツダダイハツなど)は、少々危ういところがある。とにかくどこも闘争心剥き出し。100年以上続く名門のドイツメーカーに名指しで喧嘩を売ったり、ちょっとしたこだわりにも「なんちゃら・イズム」を連発する。ちょっと儲かるとすぐにモータースポーツに参戦。そして利益が減るとすぐに撤退し批判される。スポーツカーも作りっぱなしで放置(これは日産も当てはまる)。トヨタに組み込まれアジア市場の戦略メーカーに指定されているダイハツを除けば、どのメーカーもやたらとフルラインナップにこだわる。そして出てくる新型モデルがいちいちチャラい。

 

 

東日本メーカーの偏屈さ

それに対して東日本勢は坂東武者よろしく「己を知って慎む」スタンス。トヨタ、ホンダがHVに邁進する中で、ひたすらEVで逆張りした日産。日立との太いパイプを考えれば妥当な選択だと思われる。三菱もスバルもかなり極端な「ニッチ」商売を仕掛ける。アメリカ撤退後のスズキもまたストイックな小型車へのコミットメントで生き残りを図っている。「EV」「e-POWER」「AWD&アイサイト」「PHEV」「至高の小型車」・・・これからの日本市場にはインフラとしてこれだけあれば十分に足りるのかもしれない。

 

 

日産のリッチな価値観!?

 営業利益が2兆5千億円という途方もない額であるトヨタの社長よりも給料が高いNISSANの西川社長からみれば、トヨタGRは・・・NISMOの真似をしたチューニング屋である限りは理解できるけども、チープなスポーツカーを複数売り始めた現状は、日産には到底真似できない「詐欺商売」くらいに見ているのかもしれない。そして80年代にホンダプレリュードが一世風靡した時は、その勢いは本物だと感じ日産は全力で潰しにいった(S13シルビア発売)が、今のホンダは眼中にすらない。さらに日産・中村デザインを堂々とパクっておきながら「世界一のデザイン」とか吹いている広島のメーカーは恥を知るべきだ(現行アテンザは2010年エッセンスのパクリ)。

 

 

それにしても批判が酷い

営業利益激減の決算を見て手を叩いて笑っているカーメディアとその愚かな読者たち。果たしてどれだけのネットのコメントが、今の日産に対して肯定的に発信されているだろうか!?西川社長と同年代のうだつの上がらないオッサンによる「妬み・嫉み」。カーメディアを鵜呑みにすることしかできないし、そもそもクルマをまともに語るスペックすらない哀れなオッサン達の大合唱がネットに木霊している。

 

 

日産批判は自身のバカを晒しているだけ

これだけの逆風の中でも日産を買う人は、もしかしたら人生の成功者なのかもしれない。西日本メーカーが垂れ流す昭和・平成のダサい空気感を嫌がる女性ユーザーをうまく取り込んでいるのだろう(日産はモテる!?)。機械式時計のようなクルマが欲しいならシビックMAZDA3かもしれないが、ロレックスとかダセー・・・って思っていてアップルウォッチを付けている人が、日産の価値観には合っているんだろーな。今日もエンジン音と汚い排気ガスを出す西日本メーカー車を、ノートe-POWERが華麗に追い越していく・・・。

 

 

すっかり有名になった社長は歴史に名を残すか!?

さて、日産経営陣で唯一顔が世間に割れている西川社長は、ネット上ではすっかり嫌われものになっていて、その注目度はベッキー、ZOZOタウン、小室氏に並ぶ!? この人が社内でも嫌われているなら士気は上がらす低迷が続くだろうけど、負のイメージで注目を浴びてしまった日本メーカーはものすごい勢いで巻き返してくるものだ。ゴーン逮捕のずっと前からカーメディアの日産への風当たりは相当なものだった。2022年までに相次いで日本に新型モデルを投入すると発表しているが・・・西日本メーカーを軽く蹴散らすような「無双モデル」はあるだろうか!?

 

 

 

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