マウンテン・ゴリラのカーライフ

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欧州グランドツアラー4強時代は続く・・・

 

欧州自動車文化の原点?

21世紀も早々に「本格的」グランドツアラーの時代は終焉し、セレブはみんな『新幹線orスーパーカー』を使うようになるだろうと思われていたけども、外国人観光客が溢れる場所には行きたくないっていう風流な人もまだまだ多く、1000km走っても全然退屈しないドライバーズカーのニーズはまだまだ多いのかも。岐阜県高山市福島県会津若松市などに行きたくなったら、グランドツーリングカーの出番!?

 

ポリシー

欧州4大グランドツアラーといえば、「ポルシェ911」「BMW・M5」「ジャガーFタイプ」「アストンマーティンDB11」。どのモデルも不用意に目障りなデザインではなく、自然体で乗れる素朴さがある。400万円だろうが2500万円だろうが気に入ったGTカーを選べばいいわけですが、この4台には「グランドツーリング」に特化して進化してきた『血筋』を感じます。

 

斜陽産業

2000年頃に某英国雑誌の企画では「996ターボ」「E39M5」「XKR」「DB7」が選ばれていましたが、その後になって勢力図を塗り替えるほど意欲的に新たにグランドツアラーを企画する奇特なメーカーなどあるはずもなく、この4ブランドが欧州の片田舎で斜陽のツアラー産業を細々と支えているのが現実みたいです・・・。

 

守るべきもの

あれから20年近くが経って、2〜3世代程度のフルモデルチェンジがあって、もはや「伝統工業」の域に入りつつあるようです。バブルの頃に花開いたけども、徐々にニーズがなくなり、大手メーカーが本腰を入れてライバルモデルを作ることもほぼなくなりました。新規参入もなく価格競争もなく、さらに職人の手作業で作られるのだから多少は仕方がないことですけども、車両価格はちょっと高めになってきました。かつての主流だったマニュアルミッションモデルはは急速に減って、高出力化のせいか2ペダル限定モデルも増えてきました。

 

インスタ映えしない!?

愛好家の数もどんどん減少している!? 実際に街中で乗るとそれほど派手さもない造形してますし、走りの楽しさを追求しているので案外小ぶりなサイズだったりします。それほど「インスタ映え」もしない。そっちを求める人はウラカンとか欲しがるだろうし、ランボルギーニもそういうマーケットを意識してデザインするから昨今のスーパーカーインパクトが大きい=出オチ感が半端ない。それに引き換え4大GTカーはハッキリ言って地味。しかしこれは「伝統」の味を守ることがクルマ文化にとってなんでしょうけども・・・。

 

LCとNSXは異質・・・

最近になってGTカー市場に「ビッグルーキー」が現れたを思ったんですが、これも純粋なGTカーではなさそう。ボデーは不要にデカイ。わざとデカくしてる!!もちろんレクサスLCのことですが、やっぱり優秀なトヨタマーケティングに引っ張られて「インスタ」方向に突き進んでいます。もはやあれは「グランドツーリングカー」ではない!!「インスタ・カー」とでも呼ぶべきか!?ハイブリッドって何!?渋滞路に突入する気マンマンじゃねーか。ハイブリッドと言ったらホンダNSXも同じですが、こちらは走行性能は完全にスーパーカーです。しかしコクピットの作りだけ見れば、「グランドツーリングカー」のチームに入れそうな感じではあるけど。

 

 

BMWが輝くとき

BMW・M5は4ドアセダンをベースにしていて他の3台とはちょっと毛色が違うわけですが、それでも『E39・M5』は個人的にクルマを好きになるきっかけとなったモデルであり、今改めて見ても当時のインパクトが色褪せていない。ボデーには無駄な膨らみなどなく、他の3台に引けを取らないスマートさがいいですね。E39こそ歴代BMWデザインの中で最良だと思います。しかしBMWにはE39を超えていける超絶デザインのGTカーを生み出して欲しいと思います。G30系M5では、ポルシェターボに匹敵する走行性能を得るためついにAWDになってしまいましたが、FRをキープするモードをわざわざ加えたBMWには、まだまだ『グランドツアラー』チームの一員として支えていく覚悟があることを示しました。新型のZ4では新展開もあるのかも・・・。

 

 

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