マウンテン・ゴリラのカーライフ

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MAZDAが・・・BMWをボコボコにした!?

 

ドイツに勝った・・・

カタールで行われているサッカーワールドカップで日本の大躍進が話題になっている。僭越ではあるが組み合わせ抽選でドイツ、スペイン、コスタリカと同じ組になった時に、コスタリカは難しいかもしれないけど、ドイツ、スペインなら全然勝てるんじゃないかと思っていた。おそらくサッカーの本質をわかっている人は同じ意見ではなかろうか。

 

「ドイツやスペインは10回やったら1回勝てるかどうかの相手」とか言われているけど、一体どこから弾き出したデータなのだろうか!?実際に過去のワールドカップで日本がボコボコにされた試合はそんなに多くない。2006年のブラジル戦、2014年のコロンビア戦だけだ。森保監督がメンバー発表の時に「ドイツやスペイン相手でも勝てる」と言っているのだから、50%以上の勝算はあったのだと思う。

 

 

 

日本の方が強い

 

「日本車は何をやってもドイツ車には勝てない」みたいな、欧州至上主義な考えは選手の中にも少なからずあるだろう。だからこそドイツやスペイン相手ならば日本はいつも以上の力が出せるのも監督は計算済みなはずだ。それに加えて、ドイツの深刻な決定力不足と、スペインの意図的な2位狙いなど、日本が有利になる条件が揃っているのであれば、10回やったら日本が8回くらい勝ってしまうんじゃないだろうか。

 

今回の日本代表のメンバーは「エリート」だ。欧州で活躍する選手は代表に入りきらないくらいたくさんいるけども、その中から三苫、伊藤順也、鎌田、久保、堂安はそれぞれのチームで最も攻撃の質が高い選手だと言っても過言ではない。チームを背負って立つ選手が集結している。オッサンにもわかるように1994年W杯で例えるなら、シーフォ、ゲオルゲ=ハジ、ストイチコフ、ロベルト=バッジオアスプリージャが1つの代表チームに集まったようなものだ。

 

 

強いチームには訳がある

 

一方でドイツ代表は多くのメンバーがブンデスリーガ10連覇のバイエルンミュンヘンで、他にレアル、マンC、チェルシーなど常勝チームの選手がほとんどだ。スペイン代表もバルサ、レアル、アトレティコなど常勝チームの選手が目立つ。つまりどちらのチームも普段から「個人」があまり頑張らなくても勝てて当然のチームでプレーしている。それに対して日本代表のメンバーは自分の出来が所属チームの勝敗を左右するほど重要な存在であり、常に強豪相手にチャンスを狙い続ける姿勢が求められる。

 

おそらく日本代表は、ドイツ、スペイン以外にもイングランド、フランスといった優勝候補相手でも互角以上に戦える戦力を持っている。過去のワールドカップでオランダとベルギーにギリギリの勝負でねじ伏せられたことがあったが、どちらも他国のリーグでプレーメーカーとして活躍するスターが集まった「日本代表型」のチームだった。日本が大量失点して負けたブラジルとコロンビアも同じ理由が当てはまる。

 

 

 

日本が格上だ!!

 

そもそも日本はGDPの高い国である。あらゆるスポーツの国際大会で優勝してもなんら不思議ではない。今回の出場国をGDPの高い順に並べると、アメリカ、日本、ドイツ、イギリス(イングランドウェールズ)、フランス、カナダ、韓国、ブラジル、オーストラリア、スペイン、メキシコ、オランダ、イラン、スイス、サウジアラビアポーランド、ベルギー・・・となる。サウジがアルゼンチンを、日本がドイツやスペインを倒すのはそれほど意外なことではない。

 

サッカーというスポーツが愛されるのは、GDPに恵まれない国に生まれた若者でも、他のスポ^ーツより国際大会に参加しやすく、世界的スターになって商業的に成功することもできる。つまりプロスポーツとしてのサッカーを応援する人々は、UNCTADやUNICEFの活動を応援するあるいはESG投資を率先して行う清々しい気分に浸ることができる。

 

 

 

日本は決勝進出できるの!?

 

GDPで大きく劣るコスタリカが日本を罠に嵌めて打ち破った一戦こそがサッカーの醍醐味でもある。格下から挑戦したが、結局は日本にもドイツにも勝てなかったスペインの選手たちは勝つための「ハングリーさ」を忘れていたのかもしれない。選手の給料は高いだろうから仕方ないことだ。W杯ならでは試合が見たい。決勝トーナメントは「セネガルイングランド」に、「ポーランドがフランス」に、「モロッコがスペイン」に、それぞれGDP下剋上を挑む。非常に健全な対戦が並んでいる。

 

しかし反対側の山では、「オランダがアメリカ」に、「アルゼンチンがオールトラリア」に、「クロアチアが日本」に挑むちょっと歪な構図になっている。順当にGDPで決着がつくなら準決勝は「アメリカ対日本」になるのだけど、この「GDP頂上決戦」を見たい人は世界にどれくらいいるだろうか!?リッチな両国が対戦したところで、サッカーのカタルシスなんて存在しない。この試合の勝敗には関係なく、両チームの選手の引退後はテレビタレントなどで稼げる。

 

初戦で日本に痛恨の一敗を喫したドイツだけども、自らの絶望的な決定力を棚に上げて、スペインの無気力試合を含め運の無さを嘆いている。バイエルンミュンヘンの監督だったハンジ=フリックを代表監督にしたのが運の尽きだったかもしれない。日本の森保監督は広島の監督を務めていたのだから。バイエルン(BMW)と広島(MAZDA)の宿命を感じずにはいられない。監督の「ドイツに勝てます」の目にはMAZDAの開発者のような力強さがあった。