トヨタを避ける理由
ネット(匿名ブログ)の中でしか言わないことだけど、トヨタ車には「近づけない」特別なオーラがある。デザイナーが考えていることは意味不明で、クルマの作りが陳腐でユーザーを馬鹿にしてるのか?とすら感じる。お粗末な衝突安全性のスコアの実態も知っているので、怖くて乗り続ける勇気はない。実家がトヨタ車を買い替える時も、一番安全性が高そうなカローラを勧めておいた。しかし実家のクルマに乗る度に「ひどい内装だな・・・」と呆れる。
「金持ちセンス」しか持ち合わせていない会長が人気だが、この会長が現場を離れない限りは、トヨタのクルマ作りは変わらないだろう。GRヤリス、GRカローラ、レクサスLC、レクサスIS500、センチュリーなど、会長の指示で開発されたと思われるクルマもあるが、それ以外の自社のクルマには全く興味すらなさそうだ。庶民の気持ちなどまるで理解できないとか言われている、自民党の麻生さんや岸田さんに似た雰囲気が、振る舞いや言動から滲みでている。ラインナップの大半は、会長、社長、役員など高給な人々にとっては全く興味がない、高齢者向けでデザイン性が低い簡易な設計だ。
大企業らしさとは!?
トヨタのような大企業は、製品の作り込みではなく、大量生産に備えた生産管理に仕事の大部分が費やされる。スケールメリットを利かせて生産コストを徹底的に抑え込む強者の販売戦略で市場の主導権を取る。結果的にCX-5、ヴェゼル、新型フォレスターのような、作り込みの努力が伝わってくる「麗しいクルマ」は、大企業病に罹患したトヨタや日産からは、なかなか出てこない。トップの大企業の経営陣が「貧乏人向けのクルマなど真面目に作ってられるか!?」と思ってしまうのも無理はない。
斜陽産業である「四輪車製造」は、トヨタや日産が本気で取り組む仕事では無くなってきている。ダイハツや三菱に開発の大部分を委任し、傘下のサプライヤーが新技術を開発し、生産はダイハツ、三菱以外にトヨタ東日本や日産九州など、分社化された組立専門会社に振り分ける。営業利益を極大化するために、クルマ作りよりも、中古車価格をコントロールして、購入者を「残クレ」へと誘導し、徹底的に貸金業で儲ける。やり過ぎて東京の販社が公正取引委員会から警告された。
リスク回避ばかり
クルマのクオリティを高めて生き残りをかけるスバル、スズキ、ホンダ、MAZDAの新型モデルと比べて、性能面で見劣りする部分を補うために、「GR」や「オーテック」といったサブブランドを用意して後付けでクオリティを上げたりする必要がある。中堅メーカーに販売好調なモデルが誕生したら、徹底マークして真似をする。ハリアーもエクストレイルも20世紀から続く伝統あるSUVのシリーズなのだけど、どちらも現行モデルは、歴史の浅いCX-5に寄せていて、そのポリシーの低さは痛々しい限りだ。
日本市場で販売されてきたクルマの全容がわかっていると、販売される車種が一番多いはずのトヨタ車なのに、なぜか「ときめく」ようなクルマは皆無だということに気づく。もちろんクルマの趣味は人ぞれぞれなのだけど、「林道走行・輪行のSUV」「MTのライトウエイト」「スポーツツアラー」の3ジャンルでクルマ選びをすると、とりあえずトヨタ車は全く候補に上がらない(やる気がないらしい)。アルファードやランクルがヒエラルキーのトップにあるメーカーなのだから当然ではあるが。
燃費はいいけど・・・
トヨタの「魅力」で最もポピュラーと言えるのがハイブリッドによる燃費だろう。「林道走行・輪行のSUV」の候補になりそうなRAV4やハリアー(どちらも最低地上高がやや足りないか)のHEVではモード燃費が20km/Lと超えていて、実燃費も17〜18km/Lくらいは出せそうだ。現在使用している2.5LガソリンのCX-5だと信号がほとんどない地方の道路を走ると、実燃費で12km/Lくらいで走る。400kmほど走り回るとガソリン代だけで5000円くらいは消えていく。
燃費が不利なCX-5(ガソリン2.5L)だけども、燃費の良いディーゼルと違うダイレクト感やトヨタには無いトルコンATの乗り味やパドルシフトで安全に峠を降りられるなどのメリットは欠かせない。トヨタ(RAV4やハリアー)の内装&乗り味で実燃費が12km/Lだったら、とても我慢ならないが、MAZDAは燃費の代わりに価値を感じられる部分をしっかり作り込んでいる。RAV4やハリアーは実燃費17km/Lで走れる上に、部品点数が多いハイブリッドでもトヨタの基準は厳しいので壊れにくいという信頼性で、多少は内装&乗り味には目を瞑ってもMAZDAとは違うメリットはあるだろう。
HEVの普及が進む!?
CX-5だけでなく、スバルのフォレスターにもストロングハイブリッドの設定がこれまでなかった。水平対向エンジンの低重心、縦置き設計によるトルク配分が豊富なAWDシステム、パドルシフトなど、燃費の悪さを補うだけの要素は用意されていたけど、日本市場ではアメリカほどは売れていなかった。そのフォレスターが精悍でアップデートされたエクステリアと、トヨタのTHSを導入したストロングハイブリッドの両方が与えられ、近年のスバルでは最高レベルの初期受注を獲得したらしい。
システム自体はすでにクロストレックに実装されていて、そのフィードバックもあり安定的な運用がある程度は担保されている。2.5LのHEVは、クロストレックだと383万円〜、フォレスターだと420万円〜で価格差があり、クロストレックもヒットして良さそうだけど、両車の大きな違いは全高で、クロストレックは1575mm、フォレスターは1730mmと差がある。ホイールベースは同じ2670mmなので、走りのクロストレック、居住性・ラゲッジのフォレスターとキャラが別れるが、日本市場はまだまだ「車格」が価値に結びつくのだろう。
新型フォレスターに受注殺到!!
同等の2.5LのHEVを搭載したRAV4は385万円(AWD)〜、ハリアーは411万円(FF)〜に対して、フォレスターはそれを上回る価格設定だが、受注の9割がHEVに殺到したらしい。パドルシフトが付かないなどRAV4、ハリアーの作り込みに不満があった層が、一気にフォレスターに流れ込んだようだ。先代フォレスター、アウトバック(販売終了)、レヴォーグからの乗り換えが集中するだけでなく、ハリアー、RAV4、CX-5、CX-60など同じサイズ感のSUVのユーザーからの乗り換えも起きやすい「麗しいパッケージ」ということで、記録的受注となったようだ。
2026年にはRAV4とCX-5のFMCが予定されているが、「HEVとPHEVだけ」になるRAV4と、2027年までは2.5Lの「マイルドHEVだけ」で闘う予定のCX-5に対して、ICEもHEVもどちらも選べるフォレスターがこのクラスの主導権を握るかもしれない。先進技術をPRする新型RAV4は、500万円〜くらいの強気な価格設定になるだろうし、現行の2.5Lに電動デバイスを搭載するCX-5も400万円〜になりそうだ。これだけ価格上昇すれば先代と比較して販売台数はざっくり半減かそれ以下の水準だろう。
2027年のSUVは!?
2027年にはCX-5に新型エンジンのスカイZと、ストロングHEVが追加される。水平対向エンジンというキャラがあるスバルは、トヨタのシステムをそのまま使うことを決断したが、トヨタのダイナミックフォースと同じ横置き用の直列4気筒で登場する2.5LスカイZは、そのままTHS搭載では個性が出ないので、「自社開発」のシステムを導入したため、発売時期でフォレスターに遅れをとってしまった。部品点数が多いHEVの新規運用にはそれなりのリスクがある。MAZDAには燃費自慢のCX-60もあるので、ユーザーは状況に応じて選べば良いとは思うが・・・。
ガソリン価格の高騰が続きスバルを選びにくい状況であったが、基幹モデルのフォレスターとクロストレックにストロングHEV化が完了した。「絶対にトヨタを選ばない」ユーザーにとっては、一応の選択先ができた。「アンチ・トヨタ」の選択先として存在感を得ていたMAZDAにとっては、その座をスバルに奪われる危機に直面している。2027年のタイミングでは、フォレスター、CX-5、CX-60、RAV4のラインナップはどのようになっているか!?そもそもミドルSUVが売れているのだろうか・・・。