マウンテン・ゴリラのカーライフ

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MAZDA3 登場・・・クルマ価格の限界に挑む!!

 MAZDA3はマークXと同等の価格!!

流麗なデザインで話題の「MAZDA3」が日本でも正式発表されました。車格のアップを狙って2Lガソリンがベースモデルになったセダンは247万円〜という設定。FRでV6ユニットを搭載しスペックでも車格でも上回るトヨタ・マークXは265万円〜ですから、随分価格が上がってる。引退直前のマークXに対して最新型のMAZDA3ですから燃費も相当に良くなっている!?・・・案外そうでもない実用燃費ならマークXが11km/L、2LガソリンのMAZDA3なら13km/Lくらい。プリウスインサイトは街中でも25km/Lくらい出ることを考えると・・・。

 

 

この価格で売れたら市場はひっくり返る

MAZDA3には1.8Lディーゼルなら20km/Lくらいまで出るのだけど、どーも積極的にフィールから選びたいユニットではない(悪くはないけど)。価格も274万円〜の設定で完全にマークXを超えてしまっている!!1.5Lターボで170ps以上を絞り出すシビック(265万円)をも超えている。BMW1シリーズの新古車は198万円〜で各ディーラーに置かれている。VWゴルフも定価で253万円〜の設定。シトロエンC3なんか完全にお買い得な222万円だ・・・MAZDA3の目立ったセールスポイントは、エクステリアデザインと静粛性だそうだけど、この価格設定で目標通りに売れてしまったらちょっとした「事件」だ!!

 

3000台/月も売れたらビックリだが・・・

MAZDA3よりも高い価格を設定しているCセグの乗用車はいくつかあるけど、モデル末期の1シリーズはダンピング・キャンペーンの真っ最中。Aクラス、アウディA3、レクサスCT200h、ジュリエッタプジョー308 、DS3シック、メガーヌ・・・どれも月1000台すら程遠い状況。MAZDA3にとって先代モデルと同等の販売実績となると3000台/月くらいだけど、先代の初期モデルは180万円くらいから設定されていた・・・。

 

なんで異次元にスタイリッシュなの!?

先代のアクセラもデザインには定評があった。あまりに分かりやすかったので、賞味期限は短めで風化すると思ったけど、モデル廃止の現段階でもまだまだイケる。後発のカローラスポーツシビックインプレッサよりも全然かっこいい。それがさらにアグレッシブでモードなデザインテイストを含蓄し、いよいよモーターショー専用のコンセプトモデルが放つような鋭いエッジ感のまま登場してきた。同じタイミングでフルモデルチェンジを迎えたメルセデスAクラスはさすがにかわいそうだ。昨年登場したカローラスポーツも、今年の終わりに登場する新型ゴルフも・・・とりあえず勝負にならない。駐車場で並んだら軽く悲劇だ。

 

 

ありえないことが起きる!?

来年3月に決まるWCOTYデザイン賞はとりあえず新型MAZDA3が獲るだろう。ライバルはどこにいるんだ!?ファイナリストの残る2台はプジョー508と・・・スープラ!?どんな晒しもんだよ・・・。サイズの制約から美しく作るのが難しく、どのメーカーも最初から「美」の追求は諦めているCセグに、Dセグやスポーツカーが「デザイン面」でブッ飛ばされてしまったら・・・これまた「事件」だ。プジョートヨタはデザイナーを入れ替えた方がいいんじゃない!?マツダからヘッドハンティングする!?

 

欲しい!!スカイアクティブX

いくらデザインが良くて静粛性など高い機能を持ち合わせていたとしても、パワーユニットが旧態依然で新しさを感じないとなると、ちょっと決定打に欠ける。しかし10月にはスカイアクティブX搭載モデルもデリバリーされるらしい。最初からこのユニットのモデルを買うと決めている人も結構いるだろう。リコールなんて怖くない・・・と言えば嘘になりますが、社運を賭けて一丸となっているマツダにとって今がもっとも大事な時期であることはよくわかっているだろうし、そんなタイミングで大失敗するすることはないだろう。不祥事が起きている日本メーカーはどこも、小康状態でやや守りに入っている時期のメーカーに集中している。今のマツダならば信じるに足りる情熱がある。

 

 

戦略価格の314万円

スカイアクティブX搭載モデルは314万円〜。アウディA3のベースモデルを超え、Aクラスや1シリーズの共通ベース価格の320万円に迫る。マツダとしてはメルセデスBMWを強く意識しての価格設定だろう。クルマの技術レベル・完成度は絶対に負けない!!という自信に満ち溢れた強気の価格設定だ。これよりも安い定価の輸入ブランドCセグなんていくらでもあるけど、スカイアクティブXはオンリーワンの存在だから、その価値が伝われば十分に勝負できる。たとえ日本市場のユーザーがクルマの良し悪しがわからないアホばかりであっても、グローバルで売るのだから何も心配ない。

 

 

目標は先代より1割減くらい

先代はモデル末期まで40万台以上をコンスタントに売っていたが、新型モデルの年間目標販売(グローバル)は35万台としている。先代よりも販売台数が多少減少することは織り込み済みのようだ。車両価格が上がっているので、販売台数が減るのは当然だし、先代以上の利益は確保できる。あるいは今年の後半にはSUV版のCX-30の販売も開始するので、こちらのモデルにユーザーが流れることも想定済みなのだろう。そう考えると35万台は強気だな・・・。

 

 

社会実験!?価格テロ!?

かつての日本メーカーでここまで大胆な野心を抱えたモデルがあっただろうか!?価格面でもデザイン面でも完全に規格外のスケールに達していて、市場にどのように受け入れられるのかは未知数。もはや壮大なる「社会実験」としか言いようがない。自動車販売に関しては閉塞的な日本社会に大きな変革を起こさない限り、MAZDAはジリ貧だ。早く手を打たないと全てはゲームオーバーになる。この大きなリスクを抱えた大実験の結末はどんなものなのだろうか!?

 

 

小さい輸入車を買う人

日本メーカーのシャシーを使ったAクラスや1シリーズを喜んで買う人がいる・・・とても悲しい現実だ。どのツラ下げて日本市場に入ってきているんだろう。日本は昔から小型車には定評があったのだから、メルセデスBMWにはDセグ以上で勝負してもらえばいい話だ。なんで小型を買うのだろうか。ブランドの前に判断力を失った人々が、輸入車Cセグを買う、そんな悲惨な状況を変えよう!!が今のMAZDAのキーワードかもしれない。

 

 

望ましい環境

ドイツではDセグ以上の日本車はなかなか売れない。過去を振り返ってもプレリュード、プリメーラアテンザアベンシス・・・くらいしかない。どれも欧州メーカーのシャシーを使ったりせずに、堂々と欧州市場に挑んでいった歴史的モデルばかりだ。情熱が込められたモデルが正しく評価され売れる・・・メーカーにとってもユーザーにとっても望ましい環境だ。MAZDA3の今後は市場環境を大きく変化させるだろうし、予想以上の成功を収めたりしたら・・・その先には何が起こるのか!?全くわからない。

 

 

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