マウンテン・ゴリラのカーライフ

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金持ちはどんなメルセデスに乗ればいいのか!?

 

メルセデスが畳み掛けてきた・・・

  やたらとカーメディアで絶賛の嵐になっている新型CLSのエクステリアは際立っている。現行メルセデスの上級モデルの造形は、ことごとくデザインの力で顧客を掴みとろうという野心に溢れている。アメリカでも日本でもここ数年躍進していたマセラティに奪われた顧客を取り返そうという執念すら感じる。それは決してアバンギャルドな意匠に走っているわけでもなく、単純にクワトロポルテやギブリに匹敵するような綺麗なクルマを、名門メルセデスが作れば顧客は素直に選んでくれるだろう!!という見通しと大いなる自信がみなぎっているようだ。

 

 

ジャストフィットのラグジュアリーサルーン&クーペ

2世代前のSクラスやEクラスの丸目デザインもまだまだ街中で見かけることが多いけど、それらとはまるで別のブランドのモデルであるかのように颯爽と見えるのは現行S、現行E、それから現行Eのクーペ。とにかく目立ちたい人はSを選ぶのですかね。そしてちょっと控えめにメルセデスを楽しみたい人はE。そしてよりプライベート感に溢れていて、スポーティな「マシン感覚」に浸れるEクーペも、これまでのモデルとは違っていて価格相応のいい味を出している。

 

 

見事に修正が効いている

先代までのEクーペは、Cクラスがベースだったこともあって、なんだかちょっとショボく見えて仕方なかった。なんでこれが『E』を名乗っているのか!?詐欺だろ!? そんなユーザーからのネガに見事に応え、Eセグサイズまでしっかりと拡大されたクーペだけども、実際にはそれほど大きくは見えない。アテンザかカムリくらいの大きさ、車高は低いのでより華奢に見えるけども、非常にバランスが良くてクーペとしては日産GT-Rみたいなサイズ感だ。

 

 

 

 

どれにしようかな?

もうすでに発売済の3車種だけでも十分に迷う。これに加えてさらに新型CLSが発売された。しかも話題のISG付きの直6エンジンに今の段階では最も安く乗れるのが、CLS450の1038万円という価格設定を考えれば、これこそがベストチョイスという声もあるかもしれない。700~800万円で手に入れられるV6でモーター無しのE450だとモード燃費は10.4km/L程度で、どー考えても今時のEセグメントはもっとエコなんだよなー。これからは6気筒は48VのISGが当たり前になってくるのだと思う。

 

 

メルセデス

巨艦を揃えるメルセデス艦隊。BMWアウディも競うようにラインナップを展開してますけども、個々のモデルの販売規模を考えると笑っちゃうくらいに全く相手になっていない。メルセデス相手に全く勝負になっていないと散々に言われているどこぞの日本のプレミアムブランドと同じようなものだ。それに対してメルセデスは、売れて当たり前の看板モデルを作るわけだから、熱心にユーザーの心を撃つことができるビッグサルーン、ビッグクーペを作ろうと苦心している跡がうかがえる。どれだけ流通しているかわからないような大型サルーンをとりえず置いているだけのブランドではなく、本気で売る気で作っているブランドからやっぱり買いたいと思うから、候補はメルセデスマセラティこの2つになるのかな。

 

 

エロいってのは?

「エロ」っていう表現にはまあ誰しもが違和感を感じているはず。そんな心情でクルマを買うか!?デザインを見てちょっとムラムラした気分になるんですかね!?まあ直感的に伝える『メディア語』としては成立しているのかもしれないけども、メルセデスマセラティの素晴らしさを伝えるには、あまりにもギャグ的で非常に冒涜を感じる形容詞だなーと思う。使いたい人は使えばいいと思うけど、あまりに思考が短絡的なので、セダン好きとしてとりあえず軽蔑する。

 

 

高級車とは・・・

特に欧州車で、360度どこから見ても隙のないデザインのクルマが出てくると、しばしば「エロい」と表現されるようだ。ヴェゼルC-HR、あとマツダ車全部はとりあえず隙がないデザインだけども、この表現は日本車にはあまり適用されない。欧州ブランドでラグジュアリーで美麗・・・セレブな気分(=ファンタジー)に浸った時に思わず「エロい」と漏らしてしまう!?これはちょっとダサいよなー。しかしこのクルマが持つ独特の「雰囲気」に呑まれることがなくなったら、果たしてクルマ(サルーン)を買いたいという気持ちが心の底から湧いてくるのだろうか!?

 

 

ジャガーのポテンシャル

輸入ブランドではジャガー&ランドローバーとメルセデスの2ブランドのデザインは冴え渡っている。しかしジャガーはどうもうまく「雰囲気」が作れていない。バックに付いているタタとダイムラーの違いなのか、クルマの魅力を高める技術的なバックボーンにおいてメルセデスに一日の長がある。1000万円のジャガーも非常に魅力的だし、XJのデザインは確かに美しい。Sクラスに対峙してもいいくらいだ。しかし内装のレベルには差がつけられている。

 

 

マツダに多くは期待できない

2018年の上半期の販売はトヨタやホンダが前年実績を上回っているのに対して、メルセデスマツダは下がっているらしい。この日本メーカーは日本市場ではブレークしつつある。しかも単価を見事にあげてきている。グローバルでも台数ベースでは下がっているけど売上は維持しつつあるようだ。メルセデスマツダこの2つのブランドは明確に『上級』を意識しているようだ。そう感じる以上はメルセデスは上級モデルを買うべきだし、マツダもこれから出てくる高級モデルでメルセデスにナメられている日本勢のイメージを一新してくれるのではないかと思う。そこにはドイツ車と日本車の現在地がそこに示されるだろう。

 

 

MERCEDES-ERA

メルセデスの上級モデル群が獲得しつつある、「高級車」のイディアをそこそこの精度で撃ち抜いている、とてもソリッドでエモーショナルな『表現』を日本メーカーが追うには、レクサスやアキュラではちょっと役不足だと思う。ましてやマツダなんてまだ何もできていない。しばらくはサルーンといえばメルセデスという時代が続くのは仕方がないことだろう。「直6ISG」と「CLS」と「AMG-GTグランクーペ」と留まることを知らないメルセデスの「グレートネス」は自動車産業そのものを覆っている。近い未来に「メルセデス時代」とか表現されちゃいそうな日本車の暗黒時代が到来している気がしてならない・・・。

 

 

 「クルマといったらやっぱりベンツだろ。」

 

 

 

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