マウンテン・ゴリラのカーライフ

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ジャガー XJ あるがままを受け入れるクルマ

ホンダとジャガーは共鳴していた!?

  もし将来、ホンダのラインナップに『NSX』という名の4ドアフルサイズセダンが登場したら、ファンはどうリアクションすべきなのだろうか!? フェラーリのラインナップに4シーターのセダンが加わりました!!とは全く別の衝撃があるはず。スーパーカーだった車名が突然にフルザイズ4ドアセダンなるわけない!?

 

  バブルの頃の「ジャガーXJ」は、フォードからの資金注入を受けて、ミッドシップスーパーカーににも名前が使われました。ドリキン土屋圭一が愛した初代NSXと同じくV6のミッドシップながらも堂々の当時世界最速の220マイル/hを誇ったとか。当時のジャガーはセダン(XJ6/XJ12)にもクーペ(XJS)にもスーパーカー(XJR-9/XJ220)にもレースカー(XLR)にも『XJ』という名前だったらしい。

 

ジャガーが脈々と紡いできたもの 

 

ジャガーXJ』を言えば5m級の4ドアセダンが当たり前になってしまいましたが、『XJ』とはジャガーの最高級を意味する符号だとするならば、今のジャガーはこのクルマにどんな理想を見出しているのだろうか!? 違いがわからない!!とかいうアンポンタンではないですよ。あのリアデザインだけでメルセデスを完全に置き去りにしているし。その大風呂敷にふさわしい優雅な走りがV6モデルで十分に満喫できます。

 

世界にはこんなに『ど偉い』エンジンがあるんですねー。フェラーリ製のマセラティ・ギブリのV6ターボよりも全然具合がいい気がします。音もいいし。V6/直6のフォーマルセダン用ユニットだけで比べたら世界最良と言ってもいいくらい。S55とかいうドービング・ユニットと比べても引けを取らない!?。AMGアウディ/ポルシェ(V6)にはとりあえず負けてない。まだ試したことない日産とアルファロメオの3Lターボと比べてどうでしょうか!?

 

スーパースポーツにとって『6気筒』は商品性に疑問符!?がつくという欠点があるせいで、とにかく適当に作られる潮流(90年代のものをそのまま使う)が10年くらい前からありました。ただ単に6気筒ってだけ〜ってエンジンが結構たくさんあった。しかしその頃に比べると今の6気筒ユニットはバラエティに富んでいて素晴らしい限りです。

 

今の流れは、2007年にV6ツインターボで世界最速を果たしたGT-Rの成功が一つの契機であったでしょうし、その後にBMW・Mが6気筒に回帰したことも良かった。そして何よりジャガーがフォード傘下を抜けた後に、細々と作り続けたスーパーチャージャー・ユニットが市場にじわじわと与えた影響力も大きかった!? つまり『VR38DETT』『S55』『X308』は21世紀の『3大6気筒エンジン』と言っていい。どれも1000万円ちょっとくらいの新車価格で乗れます。

 

トヨタマーケティングに叶うジャガーの時代

 

日本市場でまともに買うと1150万円〜。親に内緒でこっそり買うしかないなー(笑)。でも趣味のお金に1000万円ってそんなに馬鹿げているとは思わないです。音楽CDに100万円以上をつぎ込むヤツとか昔は普通にいたし、漫画に100万円なんてザラじゃないですか。ガキでも100万円なんだから、大人だったらさ・・・。毎年パチンコか競馬で100万円以上負ける人たくさんいるでしょ。1000万円の車も10年乗れば同じだよ。10年目に下取りで200万円くらいは返ってくるかも。いよいよ10年落ちに突入したGT-Rの初期モデル(新車777万円)ならメーター交換車でも下取り300万円くらいつくらしい(ただしGT-Rは維持費が・・・)。

 

ジャガーXJは2Lモデルが日本市場では廃止されていて、3Lスーパーチャージャー(340ps)の5m級セダンですからほぼレクサスLSと同じ。価格も新型LSのV6ターボ(ベースモデル)と同じくらいになりそう。さてここで疑問が・・・そろそろ10年が経過しそうなジャガーの古株V6スーパーチャージャーは、トヨタが20年ぶりに作ったという『ツインターボ』の3.5Lターボに対抗できるのか!?

 

LSの伝統を受け継ぐ静かなユニットはもう一つのハイブリッドが担うようで、この新しいV6ターボは、従来の『GR』エンジンとは全く別のものらしい。自然吸気で滑らかに回るショートストローク(94.0❌83.0mm)の『日本の高級車』的なユニットではなく、ホンダやアウディRSが使うロングストロークでピストンスピードを限界まで速めたエンジンに近いらしい。3.5Lターボでピークが高めの600rpm。しかもロング(85.5❌100.0mm)だってさ。

 

IHIやハネウェルの汎用ターボチャージャーでは実現できない特殊設計らしく、タービンもトヨタ自社製らしい。インタークーラーの配置を工夫して過給レスポンスを上げるなんて、日産や三菱がかつて熱心に取り組んでいたことをやってます。このユニットが、BMWが車体を作るという新型スープラにも搭載されるということで、『S55』よりもいいユニット!!そんな物議を醸しそうな評価がされそうな気配。

 

ん!?新型レクサスLSはキャラ変更を強引に推し進めるつもりらしいですが、これもクワトロポルテSやジャガーXJがじわじわとシェアをあげてきたことを踏まえて、レクサスが謙虚にイタリア車や英国車の魅力を研究した成果ではないか!?と思います。クワトロポルテSのような獰猛なアイドリング音を響かせるレクサスLSが出てくるのか!?音とレスポンスならジャガーXJも全然負けてない!!スタイリングももちろん負けてない!!・・・しかしXJ220の強烈なスタイリングを知ってしまうと、少々物足りない気もするんですよね。

 

 

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