マウンテン・ゴリラのカーライフ

最高に面白いクルマのブログを作りたい!!(もちろん全編フィクションです)

プジョー508 は「二匹目のドジョウ」を狙える!?

 

売れているメルセデス

ランボルギーニとクラウン(だけというわけではないが・・・)が闊歩する東京周辺では、それほどメルセデスCLAが売れているという印象はそれほど無いけど、日本市場におけるメルセデス販売ではもう数年前から主力モデルの地位にあるんだってさ。CLAのベース車になるハッチバックのAクラスでは、いかにもスモールカー(Cセグ)な雰囲気・・・いやスモールカーそのものなので、男性ユーザーにはちょっとハードルが高い(かもしれない)。日本のカーメディアは新型Aクラスを口を揃えて酷評しているけど、そもそも主に女性が乗るために開発されたモデルをいい年齢のオッサン達が酷評するのは滑稽だ。

 

偏見ですね・・・

ブログを数年にわたって書いているが、コメントの類が一番意味不明なのは輸入車ハッチバックのオーナー。価値観が違うだろうから、私の書くブログを読んでもまあ意味なんてほとんどわからないだろうし、コメントの内容もブレブレで大体は大きな思い違いをしている。「友達づきあい」ではなく「クルマのブログ」なので、勘違い満載のコメントは・・・とりあえず指摘をさせてもらうが、反論できなくなると人間性の欠点などを書き始めるから始末が悪い。こちらはコメント者の人間性なんて全く興味がないのだが・・・。

 

 

日本市場のエアポケット

新型メルセデスAクラスに対して「あれこれ」申し上げるのは、クルマブログとしては慎むべきだと思っている。「女性用」のAクラスに対して、日本では「男性用」と位置づけられているCLAに関しても、ボデーの形状がちょっと変わっただけであり、本質的には「女性用」のパッケージングに終始している。個人的にはオッサンが乗っているのは違和感があるけど、世間ではそうではないらしい。観測する限りではオーナーはほぼ男性のようだ。先日も某雑誌で水野和俊さんが書いていたけど、CLAはとにかく日本市場で「ちょうどいい」らしい。

 

 

ランサー&アルテッツァ

ちょっと前(10年くらい前?)には日本メーカーの各社が用意されていたCDセグのセダンだけど、ホンダもマツダも同一モデルで「北米サイズ」「日本サイズ」の作り分けをやめてしまい、アコードもアテンザも北米サイズのものがそのまま販売されるようになった。トヨタも国内専売のマークX、SAIを改良することなく放置し、レクサスやカムリを北米サイズのまま販売している。クラウンも全長だけは北米Dセグよりも長くとられているので、日本の道路での使い勝手が以前ほどは厳しくなってきている。日本メーカーの構造変化は、メルセデスのニッチな商品設定に好影響を及ぼしているとのこと。

 

 

CDセグを売れるクルマにする技術 

全幅1800mm程度、全長4700mm程度に収まり、スポーツカーのようなシルエットを作るためにルーフを低く全高を1400mm程度に抑えている。いまどきのDセグサルーンは全長4800mm超えが当たり前なので、小ぶりに見えるのを覚悟で「ブランド力」「デザイン」「機能性」「コスト感覚」を存分に発揮して存在感を発揮するのは簡単ではないが、セダン冬の時代にも関わらず、メルセデスCLAは結果論だけどかなり上手くやり遂げたんだろ〜な。

 

Dセグ市場はクラッシュした!?

このサイズの代表的なモデルは、BMWの最量販モデルに君臨していた3シリーズだけど、2017年頃にメルセデスCクラスが北米、欧州、日本市場などで3シリーズを圧倒することに成功した。1980年から続くメルセデスによるBMW潰しが成功した瞬間だったのだけど、ただのFRモデル同士の政権交代ではなく、セグメントの構造が大きく動いたようだ。新型になった3シリーズには巻き返しを期待するけども、3シリーズに変わりBMWブランドのトップセールスになった1シリーズセダンを中国市場限定からグローバルモデルへステップアップさせる方向で新しい戦略が動いているようだ。いち早くCLAで成功したメルセデスはAクラスセダンをすでに北米でも販売している。

 

 

 

 パッションは十分ある!!

1シリーズセダンとAクラスセダンの成功による中国発の市場の高まりに反応したのがプジョーの新型508で、アメリカ撤退により完全に宙に浮いた格好だった4800mm級の先代508のコンセプトを放棄し、4700mm級として生まれ変わった。「ブランド力」こそメルセデスに譲るけど、プジョーも歴史の古さならばメルセデスに匹敵する。「デザイン」は文句なしじゃないですかね?そりゃ好みの問題もあるし、ケチをつけるポイントも・・・。いやいやちょっとトリッキーなデザインこそがフランスメーカー車のアイデンティティってもんじゃないの!?

 

 

マツダデザインを否定しろ!!

マツダアウディのデザイナーがインタビューで自信満々に答える「美点」をことごとく無視しているけど、新型508のソリッドで大胆なデザインは、どのマツダ、どのアウディよりもしっかりと「スペシャルティカー」的な素養は高い。同じようにメルセデスCLAもデビュー当初から「印象的」ではあるけどプロポーションは決してスタイリッシュではなく視覚的効果を使った「歪ませて」いるデザインだった。アウディA3セダンや新型MAZDA3セダンの「潔癖症」のような完成度に比べれば、ユニークでだらしのないバランスのボデー構造をしている。CLAの後に続くならプジョー508のようなアプローチは合理的かもしれない。

 

 

日本市場とプジョーの親和性

「機能性」については誤解を生むかもしれないけど、「FF」であることがこのクルマの最大の長所だと思う。軽量化、ボデー剛性、ブレーキング性能、直進安定性、居住性・・・他にも色々とFFゆえに享受できている長所は多い。CLA、Aクラスセダン、1シリーズセダンがメルセデスBMWのグローバル販売を押し上げる原動力になっているのは納得できる。FRが好きという「原理主義な宗教」こそ否定はしないですけど、高速道路・集中豪雨・降雪・凍結といった日本市場特有の「条件」を考えると、プジョー全モデルが採用しているFFは、とりあえず無難な選択だと思う。

 

 

1.6Lターボの魅力

たとえ1年かそこいらでAクラスセダンと1シリーズセダンが日本市場に入ってきたとしても、プジョーのフラッグシップを背負う508の「輝き」は簡単には色褪せないと思う。日本の厳しいカーメディアからは、パワーユニットの古さを指摘されてはいるけど、BMWと共同開発したユニットを大事に高回転ガソリンターボへと熟成させた重みを理解してあげてもいいんじゃないの!? 競合するライバルが搭載している最先端ユニット(インサイトi-MMDMAZDA3セダンのスカイアクティブXなど)と比べてもエンスー的な価値では負けていない!! そもそもお手本となるメルセデスCLAはデビュー当時からエンジンなんてまるでこだわっていなかったのだから・・・。

 

 

イケる!!

「コスト感覚」も素晴らしいと思います。新型508のベースモデルが417万円。非レザーシートだとしても、デザインを非常に重視していてオリジナルの型押しがされている。メルセデスCLAが412万円〜、MAZDA3のスカイXは314万円〜、インサイトは326万円〜だけども、この「4強」だけでもすでにかなり「悲惨」な戦場になりつつあるけど、さらに年内にトヨタカローラの新型(中国名レビン)で参入してくるけど、このグループに競りかけるようなエンスーユニットは載るのだろうか!?(カムリ用THS、2.0L自然吸気171ps版など)

 

 

 

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