マウンテン・ゴリラのカーライフ

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新型VWゴルフは打倒N-BOX!?

 

不思議な輸入車

「売れないVWゴルフなんて・・・」もうどーしようもないと思う。デビュー以来ひたすらに売れることだけを考えて作られてきたモデルがいよいよ8代目を迎える。ゴルフ1の改良版がゴルフ2であり、刷新されたゴルフ3と同じ設計を使う4、さらに大規模に刷新された5とそれを引き継いだ6、新たにMQBシャシーとなった7の次だから、キープコンセプトな8になるのが規定路線だ。

 

カーメディアが嘘くさくてイメージが・・・

ゴルフ7は明らかに胡散臭い演出を伴った「大絶賛」と共に登場した。さすがにやり過ぎだと思ったけど、まあ確かにクルマの実力はなかなかのものがある。自動車メディアの連中が「日本車より10年進んでいる!!」というから買ったという人もいただろうけど、ごくごく最近の某自動車雑誌の比較記事では、シビックインプレッサ、新型アクセラの「3強」に全く歯が立たないロートルと書かれていた。あれ!?まだ5年しか経ってないぞ・・・進化のスピードが一気に上がったんだなきっと。今では日本市場で単一モデルが年間10000台売るなんて輸入車ブランドには「夢のまた夢」になりつつあるけど、現行ゴルフはデビュー以来2年連続くらいで達成していた。

 

ドイツの質実剛健なモノづくり

それにしても奇妙なクルマだなー。多くのユーザーは輸入車に希少性を求めるかもしれないが、VWゴルフが本当の意味で「希少」だったら、このクルマに「ポピュラー」以外のセールポイントを見いだすのは難しい。昔からのモデルで、なんとかんく多くのユーザーがいる気がするし、そのさりげないスタイルからは簡単には想像できない魅力がこのクルマには備わっているのだろう!!・・・そう考えて近づいてきた新しい輸入車ビギナーをうまく吸引している。おそらくこれからもVWゴルフは「売れる」ことによってその存在価値を守って行くことになるだろう。

 

日本のゴルフ

ここ数年、日本市場で売れまくっているのは文句ナシでHONDAのN-BOXだ。軽自動車に舞い戻ったHONDAが情熱を込めて作り上げた。最高にグッとくる機能性。そつのない走り。これは「軽自動車のゴルフ」だ。とりあえず今の日本メーカーのラインナップの中で、ゴルフのようにキープコンセプトな大衆モデルとして長くファンを捕まえることができるという意味では、最も「ゴルフ」を名乗る資格があるモデル。唐突に軽自動車と比較されても「はあ?」ってなるかもしれないけど、初代&2代目が大ヒットしてしまった段階でもう「ゴルフ」の道を歩み始めている。

 

 

日独王者の戦い

N-BOXじゃなくてフィットこそが「日本のゴルフだ!!」と真面目に突っ込んでくれてありがとうございます。しかしフィットはあっさりノート&アクアにやられてしまったからなー。「ゴルフ」を名乗るならとりあえず母国市場で「絶対王者」でなければ・・・。クルマの設計が関係ないわけではないけど、最初の条件として「売れる」からこそゴルフには「ブランド価値」が備わる。「何年も連続」で国内市場のトップに君臨して、無敵の強さを誇る!!その市場が中国でもアメリカでもなく、誰もが認める自動車先進国のドイツや日本であるからこそ・・・そのクルマはスゴイ(名車確定)。とりあえず、つまらないクルマではトップに長く居座ることはできない。

 

 

清水和夫は著しくバッドなイメージ

さて今年はいよいよゴルフのフルモデルチェンジだ!!8代目も絶対王者であり続けるのだろう。多くのドイツ国民が「今回も渋くてかっこいいなー」と言いながら買うんだろーな。ちょっと前に日本のカーメディアがゴリ推ししていた「ゴルフGTE」っていうHVモデルがあったけど、たくさん売ることが大事なゴルフにはあまりにも残念なグレードだった。清水和夫っていうライターは雑誌の企画でゴルフGTEとシビックtypeRに同じ得点を付けていて、あまりにあからさまでナンセンスな組み合わせ&結果は失笑でしかなかったけども・・・。

 

 

日本市場の王者に挑む

7代目ゴルフは好調なスタートだったものの「例の事件」で失速してしまったけども、次の8代目は再び体制を整えて、日本のトップモデルに挑戦状を叩き付けるのだろう。7代目の時はプリウスがターゲットであり、かなり執拗に比較させようとした狙いだったけど、時代は変わり日本車代表となったN-BOX。はあ?軽自動車に何ができる?ってバカにするなよー。なぜかこのN-BOXはかなり早いサイクルで2代目へとモデルチェンジを敢行した。その後余裕満々にすぐさまJNCAPにクルマを送付したことから、おそらく当初からの狙い通りに、あっさりと現行ゴルフを超える得点を叩き出してしまった。HONDAの設計思想は昔から有名なドイツ車を違うジャンルで狙い撃ちにするという猟奇的な要素がある。7代目ゴルフが176.4点で、2代目N-BOXは184.1点。ちょっとやりすぎなのは同じHONDAのシビック(180.8点)すら超えてしまっていること。これこそが国内ナンバー1の凄みってヤツなのか!?

 

 

ゴルフも負けてない!!

別にトップにこだわらなくてもいい。極端に悪いスコアでなければいいんじゃないの。輸入ブランドは徹底的に相性が悪いJNCAPで唯一健闘しているのが現行のゴルフです。やはりこのモデルにはメーカーの魂が込められている。ドイツの「絶対王者」のプライドがあるだろうし、あまり品位を落とすモデルを作るわけにはいかない。DCTもメルセデスよりもずっとスムーズに発進できる!!・・・いやこれは2LターボのGTIに限定した話だな。MTでもそうだけど、エンジントルクが豊富なモデルならクラッチ踏まないでもつなぐことができる(フェアレディZとかWRXSTIとか)。DCTの選ぶポイントとして250Nm以上!!ってのはそろそろ認知されつつあるようだ。小排気量派のPSAはトルコンに変えたなー。

 

 

MAZDAが勝つと決まったわけではない

新型ゴルフではGTIやRの他にディーゼルも出てくるようだ。主力の1.0ターボ&1.5ターボはミッションの仕上がり次第かなー。あとはフォルクスワーゲンらしい、牧歌的な風景にマッチする、とても内面的にエモーショナルなモデルに仕上がるといい。噂によると初代・二代目デミオのような「ショートワゴン」スタイルを志向しているのだとか。スポーティな装いをした3ドアクーペのシロッコを復活させて、ちょっとキャビンを大きくとった5ドアHBとしてレトロな味を出す!?さらに都会的なテイストとしてT-ROCとか言う小型SUVも日本に導入されるようだ。

 

 

N-BOXのような自然体

ホンダもN-BOXを大将として、ヴェゼルN-VAN、グレイス、シャトル、フィットさらに新鋭の都会型ピュアEVモデルが加わって迎撃体制を整えているけども、果たして年末にN-BOXは王座を守っていることができるのか!?

 

「清水和夫は一体何がしたいのか?(ルボラン2016年4月号)」

 

 

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