マウンテン・ゴリラのカーライフ

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レザーとフルバケ・・・同型2台持ちマニアのエンスー新時代!?

 

クルマ作りの流行形

30歳を過ぎたあたりから、クルマ購入において、とても重要なウエイトを占めているのが・・・シート。公道しか走らないのであれば、エンジンやサスペンションはだんだんどーでもよくなってくる(よっぽどダメじゃなければ)。さすがにミッションはちょっと気になるかも。ここ数年の新型車を見ていると、日本市場にも展開する各国のメーカーが開発時に最も力を入れているのは、ミッションとシートのようだ。

 

 

欧州メーカーはミッションなんて気にしてなかった

ミッションはまだまだ進化を止めないだろう。10速を超えてさらに20速へ多段化していくと本気で思っている人はいるのか!?流石に非現実的だとは思うけど、20年前には10速ATが出てくるなんて誰も思ってもなかった。ミッションなんて気にするのは日本人だけ・・・確かに欧州カーメディアのレビューではあまりミッションについては語られることはない。高級車でなければMTが多数派であり、メルセデスBMWもMT率は高い。

 

 

日本のユーザーはミッションにうるさい

逆に日本のカーメディアは、ミッションに関してギャースカとうるさい。縦置きATならレクサスか日産、横置きATならやはりレクサスかマツダ、横置きAMTならスズキといった具合である程度の格付けは済んでいる。道路事情を考えても欧州メーカー車が日本車よりも優れたミッションを搭載している可能性なんて万に一つもない。日本メーカーはミッションは自製が当たり前だけど、欧州メーカーでは外部調達品に過ぎない。

 

 

カーメディアのおかげでBMWは気分良く乗れる

最初っから議論の余地なんて何もないと思うが、日本のカーメディアには「ZFのトルコンATは素晴らしい!!日本メーカーは全く太刀打ちできない!!」などと、不思議な都市伝説を語る輩が多かった(最近はだいぶ浄化されてきたけど)。カーメディアがそんな不思議な連中ばかりだから、その影響を受けたオッサンが、私が書いているカスみたいなブログのコメント欄で「BMWのミッションは素晴らしい!!」とか言ってくるわけですよ。

 

 

なぜドイツでAWDが発達すると思うのか!?

カーメディアに対して何も疑問を抱かない善良な人だったんでしょうね。乱暴な批判コメントに対して「ぜひレクサス、マツダBMWを乗り比べてみて!!」とストレートに対応したら、数日後に「おっしゃる通りマツダのATの方が洗練度は高かったです。」と拍子抜けするくらいに素直な返事頂きました・・・。BMWが日本メーカーの同クラスモデルよりも洗練されたミッション、AWD、エアコンを持つなんて「地政学」上の判断でも無理ってわかると思うのですが。カーメディアって学校もまともに行ってない人々が書いてるんだろーな!?

 

 

ミッション開発競争は・・・

縦置きはトヨタ/レクサス(アイシンAW)、日産、メルセデスがそれぞれ独自開発で牽引。横置きミッションのうちで中・大型車向けに関しては、ホンダ、マツダの進化が目覚ましい。日本メーカーの中にくい込むメルセデスは素晴らしい。欧州メーカーはアイシンAWもしくはZF(ボッシュ系)、ゲトラグ(マグナグループ)の3大サプライヤーがあって、コスパと洗練度に勝るアイシンAWが優位にシェアを伸ばしている。

 

 

レザー=高級車 フルバケ=スポーツカー

ミッション以上に、ユーザーへの商品訴求性が強いのがシート。今では「レザー=高級モデル」はもちろんだけども、「フルバケを装備=スポーツカー」という定義も成り立ちつつあるようだ。比較的に廉価なモデルで、特製のフルバケ・シートと売りにしているモデルが目立つ。スバルWRXマツダロードスター、ノートNISMOアルトワークスなど、一般的な乗用車と変わらないくらいの価格で提供されるスポーツモデルに多い。日本メーカーはブランド志向でレカロだけども、フランスメーカーだと安易にドイツ・レカロではなく、独自にランバーサポートを張り出したスポーツシートを作る傾向。

 

 

両方設定するのが「売れ筋」

ロードスターWRX、86/BRZだけでなく、今では日産ノートにもレザーシート(合皮)のグレードがある。Bセグの販売台数は桁違いなので本革導入は供給的に無理!?あるいはキャビンスペースが狭くて少々独特の匂いが・・・ってのが理由かも。「レザーもフルバケもある!!」これが今時のクールな日本車のスタイルといっていい。世界的なオープンスポーツ/ライトウエイト、世界的な300ps級GT、世界的なモーター駆動、それぞれにエンスー的な要素を存分に持ち合わせていて、どれも価格の割によく売れている。メーカーも予想以上の売れ行きをかなり意識していて、さらにユーザーの関心を高める工夫を追加で繰り出してくる。あわよくば「レザーとフルバケ」1台ずつ買ってくれ!!ってことなのだろう。

 

 

ノートでエンスー

確かに「究極のエンスー形態」としてノートe-POWERの「メダリスト・ブラックアロー」と「NISMO・S」の2台持ちっていう変態所有もありなんじゃないだろうか。1台は、ジャカート&合皮のレザー調素材を使った統一感あるシートとトリムに囲まれていて、もう一台は専用オプションのレカロシートを装着。しかもパワーユニットの出力まで変えてあるってのがポイント高い。ミッションも変えたいならば、MTが選べる1.6L自然吸気「ノート・NISMO・S」にレカロ装備でもいいかも。

 

 

マニアな所有形態

ロードスターWRXも好都合なことにやはりパワーユニットが2つある。どちらもブランドの魂といっていいモデルだけあって、非常に個性的なパッケージだと思うし、一度は乗ってみたいと思わせる魅力に溢れている。ロードスターだったら、レカロ&MTのソフトトップと、レザー&ATのRFの組み合わせ。WRXだったらレカロのSTIと、レザーのS4。駐車場、保険料、税金、冬タイヤなど2台分かかってしまうけども、ポルシェ・ケイマンを1台買うくらいの価格で2台買えてしまうコスパはやっぱりとても魅力的だと思う。

 

 

クルマ人気復活の切り札!?

他のモデルでも「レザー&フルバケ併売」「パワーユニットとミッションをマルチ設定」を設定すれば、どこからともなくマニアが集まってきそうなモデルはたくさんある。レザーな高級グレードとフルバケなスポーツグレードが揃っていたら、2台持ちは無理でも若者も興味を持ってくれるんじゃないだろうか。是非是非に現行の手頃な価格の「名車」にも広がってほしい。例えば・・・「スイフトスポーツ」「ジムニー」「イグニス」「クロスビー」「エクリプスクロス」「カローラスポーツ」「C-HR」「CX-3」「デミオ」「インプレッサ」「XV」などなど。欧州向けモデルと同じものが販売されているこれらのモデルが良さそう。レザーもフルバケも全部250万円で持ってけドロボー!!なら売れると思うよ。・・・もちろん新型MAZDA3も!!

 

ホンダと日産は候補車の宝庫!?

さらにもっと重度なマニアック路線があってもいいかも。いまいち日本市場で知名度が上がらないゾンビなモデルを復興させるのにちょうどいいんじゃないの!? 「グレイス」「ジェイド」「Nワン」などのカルト系ホンダ。このメーカーなら軽いフットワークで導入しそうな予感はある。あるいは「シルフィ」「リーフ」「キューブ」などの日産モデルにも期待したい。ベース車にレザーオプション(すでにあるものも)を用意して、エンジン、ミッションに手を加えレカロが選べる「NISMO・S」を設定してしまえばOKなんだが・・・けれどもちょっと今はそれどころではないようだ。社長交替後に期待。

 

「高級車ではなく良質車が売れ筋らしい・・・」

 

 

 

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