マウンテン・ゴリラのカーライフ

最高に面白いクルマのブログを作りたい!!(もちろん全編フィクションです)

メルセデス と BMW はどっちがクールだ!?

 

アウディ失速

アウディの2019年2月の販売台数がわずか1330台(日本)だったらしい。そして最も繁盛する3月の速報値でもわずか2306台(昨年同月比64%)で壊滅的だ。このブランドは2000年代に急成長してから日本でも月3000台規模をキープしてきたが、ここにきて一気に落ち込んでいる。このまま平成とともに終わってしまうのだろうか。決して比較対象となるブランドと比べて遜色ないとは思うのだけど、決定的な差をつけられてしまった。ポルシェ・マカンにユーザーをごっそり取られてから不調ではあったが・・・。

 

 

日本車に乗りたく無い派

アウディ自身にも色々問題があるのだけど、それにしてもメルセデスBMWの人気は底堅いものがある。3月はメルセデスが昨年同月比で90%、BMWが同じく95%の微減だったが、まだまだ市場は新型Aクラスの派生モデルや、新型3シリーズの納車待ちの段階だろうから悪い数字ではない。「トヨタ及び日本車には乗りたくない派」の中でもまだまだボルボ(113%)やフランスメーカー(プジョー103%、ルノー146%)を信頼していない人々は多く、おそらく新型508が3シリーズやCクラスよりもたくさん売れるなんてことは起こらないだろう。

 

 

満足感を与えてくれるブランド

「日本車なんて乗らない!!」というハイセンスなライフスタイルを主張する人々にとって、輸入ブランドの今後の動向はとても大事だろう。まずは何よりも輸入ブランドのモデルには、当然ながら自分に優越意識を持たせてくれるだけの「相応」の価値が要求される。できれば日本車よりも優れているという「お墨付き」が欲しい・・・しかし世界最高レベルの日本車相手だと、単純な性能に関してはもう諦めている人がほとんどだろう。それでも国沢さんや清水和夫さんみたいなルール無視の「オレ語り」なライターの需要があるのは、なんらかの「お墨付き」みたいなものをひねり出してくれるからなのだろう。

 

 

セカンドラインの実力

アウディが、メルセデスBMWと決定的に違うのは「セカンドライン」が非常に弱いこと。メルセデスBMWは、欧州のアパレルメーカーのように、ユーザー拡大のための「セカンドライン」構築に力を入れている。欧州ブランドが日本のファクトリーブランドを使い倒すのはアパレルも自動車も同じなんですけど、非常に優秀な三菱やホンダの基本設計を元にセカンドラインを作っているメルセデスBMWに対して、フォルクスワーゲンシュコダ、セアトからの供給モデルで対抗するのはちょっと無理があるようだ。特に高温多湿な日本市場では・・・。

 

 

日本メーカーの協力は不可欠

アウディが属するVWグループも新たにM&Aで技術的に突出しているメーカーを取り込めばいいのだろうけど、ちょっと前にスズキと業界騒然なくらいにモメてしまったために東アジアのメーカーとの接触が難しくなっているようだ。新たな提携先としてフォードが決まっているらしい。何とかMAZDAの旧型シャシーを接収したいようだ。メルセデスは日産、三菱の技術を利用可能で、BMWもホンダから貰ったシャシーと新たな提携先であるトヨタから様々な便宜を図ってもらえる立場なんだろーな。

 

 

カーメディアの役割

輸入ブランドにとって頼みの綱である国沢さんや清水和夫さんも「セカンドライン」にまでは「お墨付き」は与えてくれないのだけど、それでも「(匿名の)日本車よりはずっとマシだよ!!」と力強いメッセージをレビューの最後には大体添えてくれる。輸入車ユーザーにとっては何よりも嬉しい一言ではある(その一言だけが支えといっても過言では無い)。カーメディアってのは嘘でもいいからユーザーを勇気付ける言葉を諦めずに投げかけることが大事だと思いますね。最近のライターには「セカンドライン」に対して「俺は認めていない!!」とやや距離を置いている人が見られますが、「なぜダメなのか?」に対して十分な説明ができている人などほとんどいない訳で、これはどーなんですかねー。

 

 

クルマ文化が育つカーメディアとは!?

これまでブログを書いてきて感じたことですけども、BMWに乗っている人の半分くらいはアレな傾向が強いんだと思いますね。適切な表現かどーかわからないですけど「木を見て森を見ず」ってヤツです。「エンブレム見て、クルマを見ず」と言い切ってしまって良いものか・・・そういう人種って結局何に乗ってもダサいんですよ。BMWプリメーラ、レジェンドなどの要素をパクっているという当たり前のこと書いているだけで、抗議してくる連中って「待ったなし」で知性が欠けている。クルマに対する理解を高めようという姿勢がない・・・頭の中お花畑。

 

 

7シリーズの良さがわからない・・・

知性がない奴が7シリーズや8シリーズに乗ったところで「高級車だな」で終わってしまう。1000万円以上もする日本市場での販売価格に対して十分にその意義を見出すこともできないだろう。日本の50歳以上なら1億円くらいの資産を持っている人はざらにいる。統計上では日本には300万人ほどいるらしい。彼らが5年に一度クルマを買い換えるならば、年間60万台、月に5万台の高級車が売れる計算になるのだけど、実際は10分の1も売れていない。7シリーズの良さがわからないから、貧乏人と同じ2シリーズアクティブツアラーを買うのだろう。

 

 

セダンが売れないのは知識がないから

中古車セダンは二束三文で売られてますけど、このセダン離れの背景には「クルマの知識離れ」という悲しい現実が潜んでいるわけです。BMWメルセデス、レクサス(トヨタ)、日産、ホンダ、マツダ、スバルそれぞれに「設計思想」がある。特に「走り」「乗り心地」に対するストイックさに「お金を出したい!!」と思えるのがセダンなんだけど、それが売れない・・・という悲惨な状況。そもそもカーメディアの大多数がそのことを理解すらできてないオワコンな国。

 

 

日本メーカーと互角に戦えているのが奇跡

メルセデスBMWが2019年の段階でとても「クール」だと感じるのは、この2メーカーは独自の方法論で、世界最高の「護送船団」である日本勢と互角以上に戦えていること。Cクラス、CLAクラスや3シリーズなどは世界最強の日本メーカーのミドルクラス群を相手に日本市場で「奇跡」的な健闘をしています。この人気を支えているのは「わかってる人」半分、「わかってない人」半分なんだと思う。実際のところBMWオーナーの半分くらいは、私のブログ発信内容に関して非常に寛大で、よく理解してくれていると思います。ドイツブランドだろうが日本ブランドだろうが変わらないですが、どちらも知性がある人は半分くらいじゃないでしょうか。

 

 

スバルユーザーは・・・ 

余談ですがスバルのファンは想像以上に「知性がある」。ブログでなんどもスバル車をコケにしてきました。失礼ですが何度乗ってもスバル車がいいと思ったことがないんです。自分が率直に感じたことを何度も記事にしてきました。スバル車を扱うと短期的に1.5倍、長期的には10倍以上も閲覧数が増えるんですけど、ほとんどブチギレた内容のコメントはもらったことがないです。それに対してVWBMWメルセデスMAZDAのユーザー層はちょっとなー・・・。

 

 

知性あるクルマ文化を望む

メルセデスBMWが日本からなくなったらやっぱり寂しいですよ。そしてできればサルーンが売れてほしい。無理にゴリ押しするんじゃなくて、メルセデスBMWの新型モデルの良さをユーザー個人個人がそれぞれに見つけて、それを周囲に発信していくようなクルマ文化になればいい。250万円くらいで買った未使用中古車を、周囲にはさも高級車でオプション込みで600万円くらいしたー!!とか言っちゃう知性のない人が減らない限りはメルセデスBMWもちょっとやばいなー・・・とは思います。

 

 

「BMW・M4GTS ビーエムの闘争心に拍手!」

 

 

 

 

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