マウンテン・ゴリラのカーライフ

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MAZDAやBMWもいいけどさ・・・市場はPEUGEOTを求めている!?

 

暴力的なラインナップ

2019年の新型モデルは「MAZDA3」「BMW3er」「スープラ/Z4」で決まりなのか・・・もう他のモデルが入り込む余地はなさそう。他の記事でも書いたけど、300万円、500万円、700万円・・・とそれぞれのカテゴリーで棲み分けられていて、現時点でも当然ながら3台ともに非常に注目度は高い。何より3台とも設計の「ガチ度」が・・・。なんかのプロジェクトがトヨタを中心とするアライアンス全体で動いているかのような「団体戦」の様相を呈している。今年あるいは来年には対立関係にあるVWグループから定番シリーズの「911」「ゴルフ」がそれぞれ新型となって登場するけども、まるでカウンターパンチをお見舞いするかのように、スープラ/Z4とMAZDA3が構えている。

 

 

変わるBMW、欧州市場も状況一変!?

新型3シリーズも、日本市場でファンを囲い込んでいるメルセデスCクラスを強く意識しているようで、かなり強めの「チェンジ」を盛り込んできた。E90&F30で使われた通称「L7シャシー」が廃止されたのだから、どう考えても性能は上がることは間違いないのだろうけど、メルセデスに対して弱点を呈していたディーゼルエンジンとサスペンションに全く新しい機構を採用しているらしい。欧州ではディーゼルはCO2、NOxともにガソリン車よりも低い水準まで進化した!!との報道も出ているなど、ちょっと前とはまた状況が変わりつつある。電動化の話はどこへ行った!?

 

 

伏兵ブランド現る

そんな中でジュネーブモーターショーで「電動化」技術を全面に押し出し、フラッグシップの「508」や、ピュアEVグレードを用意した「208」などが発表されるプジョー。ライバルメーカーの首領が日本でパクられるなどそこそこの「追い風」も吹いている。日本で正規販売されるメーカーでアメリカ市場に展開していないところがいくつかある。スズキ、ダイハツルノーそしてプジョーシトロエン、DS。あくまで楽観的な予測に過ぎないけども、これらのブランドは今後は日本市場でシェアを伸ばす可能性が高い。

 

 

なぜ間延びを許すのか!?

米国市場向けに開発された間延びしたボデーを持つモデルをホンダ、トヨタ、日産が日本に導入しているが、軒並み低調だ。例えば日産ティアナなど程よい価格設定のミドルセダンだけど、ほとんど存在を認知されていない。カムリ、アコード、レガシィB4、アテンザスカイライン、フーガ、CR-Vフォレスターアウトバック・・・これらの何がいけないのか!?などあれこれここで述べる必要もない。何でわざわざ日本で乗らなきゃいけないの!?日本メーカーの中上級モデルはクラウン、マークXなどの例外を除き、「アメリカ向け」という負のオーラを放っている。年々その異臭感は増長気味。シビックカローラスポーツも・・・まあ臭いです。

 

 

アメリカ的な内装は・・・

「非アメリカ」なブランドはその逆で、エクステリアもインテリアも年々アイディアの濃度が高くなっている。アメ車に対する差別じゃないけど、フォードマスタングプジョー508はほぼ同サイズなのだけど、内装のこだわりが全然違うよなー。大雑把なマスタングと、呆れるくらいに緻密な508。アメリカにどっぷり浸かった日産と共同開発するルノーや、トヨタ向けOEMで先方基準を守るダイハツはあまり当てはまらないけど、プジョーシトロエン、DS、スズキ(イグニス、エスクードなど)の内装は代を追うごとにハイセンスで遊び心が光っている。

 

 

アメリカ人サイズ・・・

MAZDABMWが好きという人でも、年々アメリカ臭くなっている両ブランドの内装には、あまり言及したくなくなっているのでは!?とりあえずシートはどんどん大きくなっています。巨漢のアメリカ人でも収まるようなコクピットを作るために、代を重ねるごとに前席・後席ともにヘッドクリアランスが広くなっていく。福野さんは座面を低くする手法を「寝そべり」と表現して批判してますが、あれって中東諸国向けなんですかね!?多分というかかなり確信的ですけど、デブなアメリカ人向けなんじゃないの!?

 

 

MAZDA・USA と BMW・USA が開発の中心!?

ちょっと振り返るとE90世代だと着座が低く感じるけどコクピットもかなりタイトだ、程よい包まれ感なのかもしれない。それがF30世代になると頭上が広くて少々薄ら寒い気がする。シートは目に見えてデカくなっている。これアテンザにも同じことが言える。GH系からGJ系に変わりシートがデカい。アテンザの場合はGJ系でもかなり包まれ感を意識していて肩周りにBピラーが迫っているのを感じるし、頭上もフロントガラスの上端がすぐに視界に捉えられるくらい。ブランドの指向性というかキャビン空間を確保するよりも、スタイリングを優先しているせいもあるだろうけど、これも今後はさらにアメリカな雰囲気が強まるのは避けられない!?

 

 

ハンドリングをアピールしないアメリカ向けサイト

さらに「アメリカナイズ」の影響は走りにも大きく影を落としていて、広い国土に張り巡らした直線的なハイウェイ利用を考えると、乗用車モデルのハンドリングへの投資の重要度は低くなりつつあるようだ。北米で売り上げが好調なモデルにはとりあえず「ハンドリング」を謳うものは皆無。各ブランドのサイトを見ても、「エンジンパワー」「燃費」「0-96m/hタイム」などが主なセールスポイントになっている。とにかく「馬力」「気筒数」「過給の有無」といったパワーユニットに関する表記がトップ画面からガンガン出てくるところが日本向けサイトとは違う。

 

 

不毛じゃね!?

アメリカ市場で戦う覚悟があるブランドは、もはや加速&パワーの競争は不回避・・・。当然に風土に合わないMAZDAなんかは上手く入り込めていない。トヨタ、日産、ホンダ、スバルはいずれも6気筒ユニットを持っているのとは対照的だ。MAZDAもGHアテンザの時代にはフォードのV6が積まれていたけど、まさかの米国市場で6気筒がないことがこんなにもハンデになるとは思っていなかったらしい(慌てて開発中)。メルセデスから発売される新しい4ドアクーペ「GTクーペ」の最大トルクは90kg・mだってさ。安いタイヤだったらすぐに溶けて無くなってしまう!?純正タイヤの交換だけでも100万とかするんじゃね!?アメリカではこういうクルマが売れるんだってさ・・・。

 

 

4秒を切ることが求められる・・・

BMW8シリーズも70~80kg・mくらいのトルクをぶら下げて走る。バカでかいボデーだけどテスラに見劣りしないくらいに加速しないといけないらしい。0-100km/hが4秒以内が開発目標になってるから、2000kgの巨体だとそれくらいのトルクが必要なんだろうけど、もう頭がイカれてる。スズキとダイハツ以外の日本メーカーはアメリカナイズされた「テスラ対抗」の意味不明なモデルを開発しようとしている!?何で山口県防府の工場でバカトルクのFRサルーンを作る必要があるのだろうか!?

 

 

三菱シャシー・・・

ダイハツASEAN地域に根を下ろしている。マレーシア政府ファンドが後押ししていて三菱から供給されたODAによる!?シャシー&エンジンを使ったプロトンが、数年前までナンバー1シェアだったけど、三菱のグローバル基準モデルはASEAN地域には完全にオーバースペックだったようで業績が低迷(ロータスとともに吉利汽車傘下に)。変わってダイハツが支援するプロドアが急成長を遂げた。三菱、メルセデスヒュンダイ、キア、アルファロメオなどが使うスペックのシャシーが、ダイハツの洗練された軽規格シャシーにボコボコにされたわけだ・・・。

 

 

グローバルプラットフォームなんてクソだ!!

そろそろ「グローバルカーなんてゴミだ!!」と言いだしてもいい頃かもしれない。CMF、TNGA、MQBを使ったモデルでなんか感動とかしましたか!?アメリカ市場のトレンドが含まれるプラットフォームは、当然ながらアメリカ市場向けに躾けられてしまうんだろーな。MAZDAの「スカイ悪ティブ」シャシーとか・・・薄味すぎて、いつからMAZDAは静粛性ありきで選ばれるよーになったんだ!?とツッコミを入れたくなる。まあ適度なクルマが欲しいというニーズには応えているんだろうけど。

 

 

たった一つの選択肢は!?

そもそもガソリンやディーゼルのままで「テスラの本拠地」に乗り込んでいくのは、もしかしたら大きな過ちかもしれない。無謀すぎる。そんな不毛なクルマ作りで浪費し、大統領の横暴に忙殺されていたらクルマ作りに集中できないだろーな(アメリカの部品を使え!!とか言われる)。こんな状況ならば最初からアメリカなんて相手にしていないメーカーのモデルに「希望」ってのがあるんじゃないだろうか!?カレー味のスズキ、ASEANと日本の地方のインフラであるダイハツも・・・ちょっと違うかも。アメリカでは販売していないけど、ことごとく日産のCMFを使うルノーも違う!?・・・残ったのはたった一つPSAだ!!!!!!!!!!!!!!!! 実際にそうなるかどーかはわからないけど、理論上は最も日本で使うのに適したモデルを作るのはプジョーシトロエン、DSってことになる!? どんどんデカくなる日本&ドイツのセダンとは違って、サイズダウンを実現したプジョー508こそが救世主かもしれない。

 

 「高級車ではなく良質車が売れ筋らしい。」

 

 

 

 

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