マウンテン・ゴリラのカーライフ

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プジョー VS ルノー  日本車を蹴散らす充実の装備

 

 

売れてる

2020年に相次いで日本に導入された「プジョー208」と「ルノー・ルーテシア」の新型がどちらも気合十分だ。一足先にモデルチェンジしたプジョー208と2008の新車効果もあってか、2021年1月のプジョーは昨年同月比で141%を記録。今年はさらなる「プジョーの年」になりそうな予感が・・・。PSA(プジョーシトロエン、DS、オペル)とFCA(フィアットアルファロメオアバルトフェラーリマセラティジープ)が合体して生まれたステランティス・グループは、VWグループ(VWアウディ、ポルシェ、ベントレーランボルギーニ、ブガティ)を、日本市場で追い越す可能性も出てきた。ジープはポルシェを上回る台数であり、プレミアムブランドのDSとアルファロメオを合わせれば、アウディに迫れる。そしてプジョーシトロエンオペルフィアットの合算でVWを上回れそうだ。ゴルフ8もそんなに売れそうにないし・・・。

 

トヨタの采配

日本ではトヨタのヤリスクロスが好調だ。ヤリスの狭い後席をいくらか改良して幅広く使えるユーティリティーさが評価されているようだ。さらにベースモデルでは1.5L自然吸気エンジンとしては世界最高レベルのユニットが使用され、上級グレードのハイブリッドの経済性の高さは改めていうまでもない水準にある。そしてベースモデルの本体価格がわずかに200万円を下回る設定。内装でのコストカットは素人でもすぐわかるけど、こだわる人にとってみれば内装は社外アクセサリーでなんとでもなる部分なので、シャシー、骨格、ユニットに200万円払ったと考えれば十分に納得できる買い物だ。好き嫌いは別として・・・。

 

 

 

軽自動車は最強

日本市場には世界が羨む「軽自動車」がある。都心から1時間も走れば、そこら中に軽自動車が主役になった「モビリティ社会」が広がっている。高速道路で長距離使うことがないセカンドカー的な用途であれば、軽自動車は最高の選択かもしれない。クルマでモテたいとか、自分の感性に合わないとか主張する人もいるだろうけど、軽自動車は貧乏くさいと感じる人は確実に減っている。トールタイプだと1800mm近くの車高があり、CX-5などよりもさらに高い。当然ながら居住性も優れている。新青梅街道の西側でも走ってみればわかるが、軽自動車の機動性は想像以上に高く、追い越しを仕掛けてくるクルマの多くは軽自動車だったりする。街乗りする限りでは走行性能も申し分ない。そしてホンダのN-BOXなどJNCAPのテストでVWゴルフより良好なスコアを記録しており、衝突安全性も飛躍的に高まっている。一昔前の100万円もしない中古のドイツ車は正直言って貧乏くさいけど、乗り出しで200万円超えることもザラな最新の軽自動車は決して貧乏人の乗り物ではない。

 

 

 クルマで旅する

それでも660ccという排気量なので、長距離を高速道路で移動すると、エンジンへの負荷も大きく騒々しいし燃費も悪化する。片道50km以上の移動には新幹線とタクシーを使う「富裕層」には軽自動車がぴったりだけど、片道500kmくらいまではクルマを使いたくなってしまう「一般人」には、軽自動車よりもヤリスクロスという選択がベターかもしれない。このクルマは素晴らしいことに、トール系の軽自動車と同じくらいに後席の居住性も確保されている。

 

一般人向け

新幹線に気軽に乗れる人は、①会社のカネで乗る人 ②鉄道ファン ③富裕層 ④外国人観光客(格安チケットが用意されている) のどれかだ。どれにも当てはまらない「一般人」をターゲットにトヨタが「価格」にこだわって作り上げたヤリスクロスの「相対的競争力」はハンパない。CX-3やヴェゼルなど優れた個性を持ったライバルモデルがあるけども、ターゲットが価格にうるさい「一般人」であるのだから、正攻法ではなかなか勝てないだろう。さらには岩手県で生産されるヤリスクロスには東北復興という大義名分も後押ししている。これからの自動車市場では「買う理由」ってのもかなり大きな要素になってくる。日産のようにタイ生産では支持を得るのは難しそうだ。

 

フォルクスワーゲンが敗れる

ヤリスクロスの影響力は大きく、長距離可能なBセグ市場を制圧しつつあるけども、そんな中でかなり健闘しているのが、プジョー208とルノー・ルーテシアのフランス車Bセグの2台だ。ルノーの伸び幅はやや鈍いけども、プジョーに関しては日本市場で最も元気がある輸入ブランドだ。欧州市場ではどちらもVWポロを完全に追いおとすくらいに大人気だそうで、日本市場向けモデルで比べても・・・失礼だがVWポロを選ぶ理由はほぼ見つからない。作り込みのレベルが全然違うし、走りの質感も・・・VWが負けている。スズキからM&Aで接収した技術を使うVWポロも決して悪くないのだけど、日産の技術(エンジンなど)が注ぎ込まれたルーテシアと、アライアンス相手のトヨタの技術が使われた新シャシー&ミッションを使うプジョー208の進化の幅が大きい。

 

 

 トヨタを超える性能

最近のフランス車は後席の居住性が素晴らしい。もちろん上級サルーンのような寝そべった体勢でゆったりできるほどのスペースはないけども、プジョー208もルーテシアも後席に座った感じだと、トヨタカローラ(セダン、ツーリング)と同等くらいには座れる。前席に巨漢が座っていてシートを下げてしまえば、後ろは座れなくなるけど、それはEセグのFRサルーンでも同じことが言える。カローラと同等ということは、ヤリスクロスのライバルとしても十分な後席居住性を確保できている。3月にプジョーに行ってベースモデルの乗り出し価格を聞いたところ240万円くらいで出せるとのこと。納車半年待ちのヤリスクロスでは値引きも渋いだろうから、価格面でもほとんど差はない。

 

フランス車の時代が到来!?

ヤリスクロスの人気は、ライバル車に対して圧倒的なコスパを見せつけているからだと定義したけど、同じ価格で後席居住性など同等以上で長距離を含め同じ使い方ができるフランスの2台が販売されていて、一部のユーザーはそれを見抜いて購入している。さらに言うと3気筒&CVTのヤリスクロスに対して、ルーテシアにはより上質な4気筒エンジンが、プジョー208にはトルコンAT(トヨタグループ製造)が備わっていて、これは比較すればアドバンテージになる重要なポイントだ。ヤリスクロスに熱狂している日本市場だけど、次の世代のBセグ車では、さらにコスパに優れるルーテシア、プジョー208が基準になることを願わずにはいられない。まあ「富裕層」な人々には全く関係ない話ではあるけど・・・。

 

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