マウンテン・ゴリラのカーライフ

最高に面白いクルマのブログを作りたい!!(もちろん全編フィクションです)

ランドローバー・ディフェンダーはコロナ無関係にバカ売れ!?

 

 

 

日本車っぽい!?

2019年に欧州で販売が開始されいよいよ日本でも納車が始まるランドローバー・ディフェンダー。ちょっと前にHONDAがすでにやっていたようなデザイン。トヨタの東京生産車だったFJクルーザーにも近いテイスト。日本メーカーが仕掛けてきたスタイルも、英国の名門クロカンブランドが仕掛けると不思議と印象が違うかも。HONDAエレメントが北米で発売された2002年頃はすでにランドローバーとホンダの提携は終わりつつあっただろうけど、どっかでデザインの原案見たいのが共有されていたのだろか!?そんな過去の関係が気になってしまうくらいに興味深い。

 

 

クロカンからSUVへ脱皮

新型ディフェンダーはとうとうラダーフレームを使わずに、ジャガー=ランドローバーのFR車で使われるモノコックシャシーに変わった。見た目はゴリゴリのクロカンで中身もクロカンだったFJクルーザーに対して、新型ディフェンダーとエレメントは、「狼の皮を被った羊」でありターマック走行向けのSUV。2.4L自然吸気だけの配備だったFF横置きのエレメントに対して、ディフェンダーは縦置きのAWDで、2Lターボのガソリンとディーゼルが搭載される。

 

 

時代が変わる?驚異の日本価格・・・

欧州ブランド車にとっての縦置きAWDはある種の「ネタ」みたいなもので、某・日本の巨大メカカンツェルンに膨大なパテント料を払っているとかで、AWD車の価格設定がメルセデスBMWを見るとプラス100万円くらいになる。CクラスのAWDが614万円〜、3シリーズだと589万円〜、ディフェンダーのベースと思われるジャガーXEも590万円〜なので、そのSUV版が2ドアで499万円、4ドアで589万円はかなりリーズナブルな価格設定だと言える。

 

 

1000万円超のモデルと同じシャシー!!

車両本体価格だけを見れば新型ハリアーのトップグレードとどちらにするか悩んでしまうくらいではある。トヨタ車との単純比較は非常に難しいけども、ベースグレードでも300psの高性能ユニットが搭載されていて、ステータスも高く、下取りを考えたら(壊れなかったとして)、むしろディフェンダーの方がコスパいいと判断できる貴重な欧州ブランドの新型モデル。とりあえず1000万円を軽く超えるレンジローバーと同じシャシー(JLRのD7シャシー)を使っているってだけで満足度は高い。

 

 

欧州自動車産業をリードする!?

2014年頃から、フラッグシップの「レンジローバー」を皮切りに脱クロカンブランド化をしているランドローバーは、ある種のキワモノ街道を突き進んでいる。いよいよスロバキアの新工場が稼働し、ジャガー=ランドローバーの「アルミ戦略」におけるパートナーを務めるHONDA系列のジーテクト(埼玉県さいたま市)もスロバキアに生産拠点を作っている。HONDAのアルミボデーといえば初代NSXだけど、栃木県にあった専用工場の近くにジーテクトの開発拠点が今も稼働している。ジーテクトの取引先はホンダが75%を占めるけども、トヨタ、スバル、マツダも顧客であり、アルミボデーの7シリーズを擁するBMWとも協業している。

 

 

価格競争のカラク

スロバキアは欧州の新しい自動車産業・発信地となっていて、まだまだ日本市場シェア拡大を諦めていないPSA、VWが拠点を構えている。ランドローバーもいよいよ英国生産というこだわりを捨て、ボッシュ、コンチネンタル、マグナ=シュタイアといった最先端のサプライヤーが集結するスロバキアチェコオーストリアハンガリーといった中欧地域から、本気で日本メーカーやドイツメーカーに挑む。他社では得られないクオリティを追求しつつ、価格競争力でも十分に戦える水準に抑える。日本価格が499万円〜で北米価格が49900ドルなので、日本市場の負担感が抑えられている。他の欧州ブランドやジャガー=ランドローバーの他のモデルとは違って北米価格とほぼ同じ・・・。

 

 

価格も魅力的な次世代輸入ブランド車

PSAにも言えることだけど、日本市場に新しい可能性を見出しているようだ。圧倒的なディーラー網で主導権を主張するトヨタに対して、他の日本メーカーの軸足は完全に海外市場に移っている。まるでカルテルのように「まともなクルマ」が欲しければ少なくとも300万円はかかる。年収の3分の1くらいを購入目安としているならば、まともなカーライフを楽しむためには世帯年収が1000万円以上は必要だ。公務員や銀行員だとしても氷河期世代以降は、それなりに出世しないと500万円を超えるのもちょっとしんどい。当たり前だがいつまでも給料が上がり続ける保証もない。

 

 

強烈な個性があるなら500万円払う人は結構いる

300万円のクルマでも500万円のクルマでも同じことが言えるけど、給料がなかなか上がらない不満を抱えながら、大きな買い物をするのだから、「最高級」とは言わないまでも「こだわりの一品」だと感じられるクルマじゃないと、全く買う気は起きない(あくまで個人的な見解です)。某巨大市場で売るために作ったガソリンターボユニットとか、トルクコンバーターが全くダメダメな某有力サプライヤーが供給する多段式トルコンATだとか(ディフェンダーも・・・)、エンジンやミッションを外部から調達して済ます名門ブランドとか。それが絶対にダメということはないけど、そんなイメージダウンを補うだけの魅力が作り込まれていないのに、価格だけはいっちょ前というモデルが多すぎる。当然ながら売れ行きは悪い。日本のユーザーをナメるなよ・・・。

 

不利な状況で最善を尽くす

良いクルマを作りたい気持ちがあっても、どこのメーカーもスバルやマツダのように「自画自賛」できるレベルの超絶ミッションを自社開発できる能力があるわけではない。ジャガー=ランドローバーはサプライヤー頼みが多いメーカーゆえに、自社のメイン工場を自動車産業の中心地に据えて、トリクルダウン効果を得たいと考えているのかもしれない。アラバマ、ケンタッキー地域、日本の中部と九州、中国、メキシコ、そしてドイツ。世界に点在する自動車震源地は他にもあるけども、セダンなら中国、スペシャルティなSUVなら中欧といった感じで得意な地域が分かれている。

 

ハリアーをぶっ潰せ!!

 

日本メーカーがラインナップの主軸と考えて開発を続けるSUV勢に対して、中欧SUVはどこかオシャレで、日本市場での打率も次第に上がっているようだ。プジョー3008、VW・T-CROSS、シトロエンのC3エアクロスとC5エアクロスなど、ディフェンダーより低価格で存在感を発揮している。ハリアーがちょっと大きすぎると感じるユーザー向けに「中欧勢」が大挙して押し寄せている。流行に敏感でハイセンスなSUV好きの琴線に響くモデルは!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

car-matome.blogspot.jp

 

cardrivegogo.jimdo.com

 

cardrivegogo-diary.blogspot.com

 

cardrivegogo.com