マウンテン・ゴリラのカーライフ

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MAZDA3 に対抗できる唯一のドイツ車・・・。

 

「ライバルはいません・・・」

もはやカーメディアの評価など1ミリも気にしない!!というくらいにアグレッシブなMAZDA。ネットの掲示板(ヤフコメ)でも、あちこちのMAZDA3関連記事で全く煮詰まらない賛否両論が紛糾しておりますが・・・。全部が全部じゃないかもしれないですが、マツダファンってのはさ、マツダのクルマを仕上げる能力を完全に信じているわけですよ。マツダが作るのだから悪いはずがない。たとえアシが固めだろうが、ハンドリングがピーキーだろうが、ロードノイズやNVHが思ったほどカットされてなかったとしても、それはマツダが総合的に判断して出した結論なのだから尊重すべき・・・って思っているわけです。

 

 

なぜそんな欠陥があるの!?

本当に失礼な話ですけども、トヨタ、レクサス、スバル、BMWメルセデスフォルクスワーゲンなどではその乗り味において、マツダほど信頼できない(良いモデルがないわけではないが)。それはダメだろ!!っていうモデルにとっての致命的な欠陥が案外にあっさり見つかる。まあそういう欠陥が好きな人が買うんだろうなと思ってますけど。例えばステアリングフィールがオモチャみたいなFR車とか実際に乗ってみると結構笑えないです。ベタ踏みしてみろって言われてあっさり直4ターボが息切れしちゃったりするととても裏切られた気分になる。そしてブレーキが効かない・・・となると怖くて乗れないから。特にマツダとポルシェユーザーにとっては。

 

 

こんなにヒット車が連発するものでしょうか!?

結局のところ、Cセグ、Dセグ、SUV、Bセグ、ライトウエイトスポーツ・・・どれを競わせてもマツダが格の違いを見せつける構図が20年近く続いている。過去20年でマツダが参入し続けている5ジャンル全てにおいて「ヒット車」を出し、WCOTY、欧州COTY、日本COTYの受賞車も次々飛び出した。もちろんマツダは「賄賂」をばらまいたからさ・・・もちろんお金ではない。世界のユーザーにはとにかく熱心に「リアル」を届けた。欲しくなるクルマを無理なく買える価格で売る・・・は商売の基本だ。そしてCOTYの選考員には市場との好相性がそのまま「パッション」として伝わったのだろう。マツダも値上げには慎重になった方がいいかもしれない。これまでの成功は全て市場の「リアル」があったなんてことは百も承知だろうけど・・・。

 

 

トヨタマツダのテストドライバーの違い

つまり・・・50年以上も絶えることなく専用設計スポーツカーを作り続ける、意味不明なポルシェみたいなメーカーが、総合自動車メーカーとして立派に世界で活躍できるのは、「ある種のからくり」が機能しているからに他ならない。そしてそれはとてもシンプルなものだ。トヨタではテストドライバーが「これは売れるためには必要なことだ・・・」と妥協しているみたいなことが「豊田章男が愛したテストドライバー」という本には書いてある。しかしマツダのテストドライバーは「これが最高だ!!」と思って仕事している。どうやら自分の会社はシュツットガルトにあると思っているらしい(以前マツダはそこにあったが)。

 

 

マツダのプライド

世間のオッサンたち、特にカーメディアのオッサンたちは、自信満々のMAZDAのやり方が気に入らないらしい。広島の田舎メーカーの分際で、ドイツ車よりいいクルマ作ってんじゃねー!!って怒りたくなる気持ちはわかる。第七世代になってからマツダの幹部はもはやメルセデスBMWアウディVWなど口にもしなくなった。同クラスのライバル関係においては何が起こっても負けないと信じているようだ。もはや参考にもしていないとハッキリ言っている。第五世代の金井誠太さんの頃は「E46型BMW3シリーズ」を名指ししていたし、第六世代では「VWゴルフ」「VWパサート」がライバルモデルとして挙げられていたが、第七世代のMAZDAは・・・・決してドイツメーカーの名前を口にしない。法令違反(MAZDAは大迷惑)を起こすような反社会勢力は軽蔑するし、そんなメーカーは一切相手にしないというコンプライアンス上の方針じゃないかと噂されている。

 

 

尊敬できない大手メーカー

日本メーカーに対しても、全くライバル意識を見せていない。「自動車メーカーには2種類ある!!それは・・・MAZDAとそれ以外だ!!」みたいなキザなことを幹部が当たり前に口にする。とりあえずトヨタ、レクサス、スバル、ダイハツ、スズキは「方向性がまるで違う」からトヨタグループとアライアンスを組んだらしい。世間から「やめろ!!」と言われても必死に椅子にしがみついて醜態を晒す某メーカーや、長年一緒にやってきた下請けを平気で切り捨ててしまう某メーカーも・・・多分軽蔑していることだろう。第六世代ではそのメーカーを崇拝し、シャシー通化など基本コンセプトをパクっていたが、それが実際はあまりにも理想が低く、部品共通化で下請けの多様性を大きく損なうことにも負い目を感じているようだ・・・。

 

 

海外でも作れるモデルだけじゃダメだ!!

何よりがっかりしたのが、そのメーカーが復活させたスポーツモデルを海外で生産していること。ロータリースポーツの発売を模索しているMAZDAにとって、開発拠点と生産拠点は当然に日本に置くのが当たり前だ。もはや「技術立国」なんて言葉はアベノミクスでも掲げられないだろうけどさ、政治主導ではなく産業主導で日本の未来を本気で切り開こうとしている。少なくとも中国地方の未来くらいは担えると考えているようだ。参議院選挙なんて行ってる場合ではない。MAZDA3を選ぶか!?他のモデルにするか!?の「選択」が国民としての自動車ユーザーには委ねられている。

 

 

開発費は要らない!?技術など無料で落ちているから・・・

「政治主導の市場開拓(メルケル・オート)」と「経営合理化」を両輪とした挙国一致によるドイツの「国策産業育成」は15年もの長期政権によって推進されてきたけども、残念ながら結末は・・・MAZDAが呆れて軽蔑するほどに、ドイツ車の地位を失墜させてしまった。MAZDAだけでなく、トヨタ、日産、ホンダも笑っている。開発費もまともに計上しないのにどの程度のクルマが作れると言うのか!?笑わせんじゃねー!!ドイツメーカーにとっては技術とは開発するものではなく、日本メーカーを手に入れてパクる、あるいは特許の期限切れを待ってパクるもの。ホンダ・初代インサイトの発売から15年が経過した2013年頃からドイツ車にもハイブリッドなるものがボチボチ現れてきたが、どのメーカーもまともにテストしてないからトラブル続き・・・。

 

 

開発やめた国の自動車は哀れ・・・

ドイツ車って何だろう!?BMW5シリーズやメルセデスEクラスなどのFRサルーンがイメージされるけど、これらのモデルはボチボチ寿命が迫っている。スチュードベーカーやナッシュといった1980年代に一気に消えていったアメリカの大型車ブランドを見ているような趣きしかない。まだしばらくはドイツの伝統サルーンとして、その価値は簡単には否定されないだろうけど、もはや「時代の空気感」に触れていない。MAZDA3のような「メーカーの覚悟」みたいなものは感じられないし、そもそも最初から売り上げが伸びるとは誰も思っていない。残念なことに3シリーズやCクラスでさえも・・・すでにその使命は終わりつつあるようだ。

 

 

なぜドイツメーカーは日本メーカーを主導できなくなった!?

フォルクスワーゲンオペルも90年代に大きな挫折を味わったけども、どっかの国のクルマ作りを全面的にコピーすることによって、ドイツ自動車産業の崩壊を防いだ。どーでもいいけど、VWオペルもドイツ車としてのスペシャルな要素は何もない。彼らは素直にマツダとスズキをそれぞれパクっただけだ。元々が独創性も何もないところからクルマ作りをしている、ちょうど韓国や中国のメーカーみたいなものだ。自ら時代をデザインしていこう!!なんて前向きな発想の連中などいない。最初からパクリなんだから、今もただただ世界の趨勢を見つめて、遅ればせながらSUVを完成させたりしている。ダッセー。

 

 

ドイツ車の希望

ドイツのどっかに「MAZDA3」のような、気高い理想を追求するクルマはないものだろうか!?MAZDA3の隣に並べても恥ずかしくないだけの「前向き」さを見せているクルマは!?「スチュードベーカー」や「ナッシュ」ではなく、「テスラ」はいないのか!?・・・たった一台、ドイツにはポルシェの911シリーズがある。これもスチュードベーカーと同じ!?いやいや違うって・・・日産がGT-Rを作ったら911ターボで真っ正面から応戦した!!あの時はかなり不遜な日本人であったとしてもドイツの自動車産業に敬意を払ったはず。誰も前には行かせない!!・・・この意地はMAZDA3に匹敵する熱さがあった。

 

 

ポルシェの利益率が高く、故障が少ない理由

そんなポルシェも80年代は倒産目前。90年代に再起をかけて、必死でトヨタにお願いしてクルマ作りの全てを見せてもらったらしい。トヨタも潰れかけのポルシェを全くライバルと思っていなかったようで、快く全てを見せてくれたらしいが、当時の新進気鋭ポルシェ社長だったヴィーデキングは、後年に「屈辱的だった」と懐述しているが、トヨタから管理能力に長けた人材を多数獲得したらしい。ポルシェとトヨタの利益率の高さの秘密!? そしてそんなポルシェがまさか30年ほど後になってルマンでトヨタの前に立ちはだかることになるとは。2019年のJDパワーの品質調査も1位レクサス、2位ポルシェ、3位トヨタ・・・。

 

 

素晴らしいメーカーは・・・中身が違う

トヨタからクルマ作りの多くを学んだポルシェだけども、作っているクルマは全くトヨタではないし、レクサスでもない。トヨタに頭を下げられるメーカーだからこそ、「ドイツ車の誇り」を守ることができたのだろうし、スープラの開発でトヨタの多田さんに「お前らに学ぶことは何もない!!」と言い放った某メーカーはいつまでもうだつが上がらないのかもしれない。ポルシェはトヨタに感謝しつつ我が道を行くし、マツダはフォードへの感謝を忘れずに新しい時代を切り開こうとしている。

 

 

マツダとポルシェ戦うしかない・・・

もうずっと前に結論していたけど、今ではリアルな自動車メーカーはマツダとポルシェだけだ。現在はどちらも総合自動車メーカーなのに50年以上にわたって専用設計スポーツカーを作り続ける。日米のビック3すら絶対にやらなかったことを平気(じゃなかった時もあったけど)で続けてきた「変態ブランド」。この2ブランドの「熱さ」に比べればトヨタ、日産、ホンダ、メルセデスBMW・・・全部ユーザーをナメているとしか思えない。方針転換により、今後はポルシェとマツダの競合車種が増えるだろう。「911 vs ロータリースポーツ」「FRベースの高性能サルーン」「FRベースの高性能SUV」「718 vs ロードスター」だけでなく、ポルシェがCセグ作ったら面白いのに。MAZDA3に真っ向から喧嘩を売るポルシェのCセグが400万円だったら(MQBでない)、人気が出てもおかしくない。来年には新たな対決が見られそうだけど、今は「MAZDA3 VS 992」という異種格闘技戦こそが、多くのユーザーの審美眼を育て、クルマの素晴らしさを再発見させる偉大なる「日独戦」になるのでは・・・。

 

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