マウンテン・ゴリラのカーライフ

最高に面白いクルマのブログを作りたい!!(もちろん全編フィクションです)

日産の再建策を勝手に考えてみた・・・

天才の残した遺恨

もう10年以上も前に元日産の水野さんは「縦置きクロスオーバー」がクオリティカーの代名詞になる!!と予言していた。自信が日産で作った最高のモデルは、R32でもR35でもP10でもなく、スカイラインクロスオーバーだ!!みたいなことを言っていた。さぞかし自信があったのだろうけど、実際に日本でも発売され全く市場に相手にされることなく消えた。・・・が10年経ってみてBMW・X4やGLC、GLE、カイエンクーペ、ウルス、レヴァンテなど世界の高級ブランドの新型モデルは予言通りの動きを見せている。それにしてもジュークやスカイラインクロスオーバー・・・とまあ見事にスーパーフライングで大ヒットを予言するモデルを作るもんだ。さすが日産。

 

 

縦置きSUVが「いいクルマ」になる時代

縦置き&SUVクロスオーバーのメリットってなんだ!?より人間工学にあったキャビン空間が構築できるサイズのゆとりと、遮音性を目一杯高める結果どうしても増えてしまう車重を余裕で動かせる大型エンジンが搭載可能なこと。日本では「はぁ?」って感じかもしれないけど、防弾性能を高めることと、ランフラット装備による乗り心地の悪化をサスペンション領域が大きいことでエアサスを無理なく組み込むことができる、そして地上高を確保することで物理的に走破性は高く、縦置きによりAWDの設定は容易になりオールウェザーで冠水にも強い。Sクラスとハマーの良いとこ取りみたいなクルマが日本でもプレミアムブランドから800万円〜で買える。

 

 

 

 

日本向けにリメイクは!?

水野さんが設計した縦置きFRベースの「スカイラインクロスオーバー」はインフィニティQ70として販売されていたが今は一時絶版になっているようだ。スタイリッシュで華奢に見えるかもしれないが、サイズはマカンとカイエンの中間くらい、日本でも販売できそうな気がするけど車幅はガッツリ2m越えなので、マツダCX-9を仕立て直してCX-8を作ったような「手間」を加えなければ無理っぽい。生産工場はもちろん上三川(栃木)です。GT-Rを見てもやはり、日産がポルシェとガチンコになるところを見せれば日本市場もそれなりに反応すると思うけども・・・。

 

 

レクサスを真似ても・・・

すでに日産のインフィニティSUVのラインナップは新たな時代を迎えているようだ。メルセデスGLAOEMで三菱シャシーを使う「QX30」、日産CMFを使うエクストレイル(ローグ)ベースのシャシーに新開発の可変圧縮ユニットを装備した「QX50」、「QX60」。そして5m超の大型SUVとして上三川で作られる「QX80」がラインナップされている。QX30、50、60は北米でそこそこ健闘しているレクサスRX、NX、UXと同じビジネルモデルを使っているのだけど、残念ながらレクサスの現状のSUV戦略に将来性は感じない・・・現状維持が精一杯だろう。

 

 

日産は騙すのが下手

インフィニティが絶賛発売中のQX50は案の定ですが苦戦してます。現在の北米市場はトップ10にQX50と同じコンパクトサイズのSUV(北米では4.5m級がコンパクト)が5台もランクインしている。日産ローグ、トヨタRAV4、ホンダC-RV、シボレー・エキノックス、ジープ・ラングラーだけども価格帯はいずれも22000〜28000ドルであり、そのローグと共通設計で、内装を張り替えてプロパイロットと可変圧縮ユニットを追加してみても38000ドル〜で売るのは難しいらしい。エクステリアから共通設計であることがバレバレ。

 

 

トヨタの真似してうまくいったことあるか!?

250psクラスの直4ターボを積んだメルセデスGLCBMW・X3のベースモデルが40000ドル〜で売られている。日産CMFシャシーに200ps級の直4自然吸気を新テクノロジーで効率化したユニットを積んで38000ドルで売ろうとすることは決して無謀なチャレンジではないだろうし、レクサスNX(36000ドル)、RX(43000ドル)もカムリや旧型のトヨタのCセグプラットフォームをベースに作られているが、北米で十分にシェアを獲得している。同じことをインフィニティがやってなぜうまく行かないのか!?それはトヨタと日産が北米市場でそれぞれ築いてきたイメージによるんじゃないだろうか!?日産には高性能なユニットでドイツブランドを弾き飛ばすような情熱的なモデルが求められている!?

 

 

 

ポルシェの新型SUVは・・・

ポルシェが「カイエン・クーぺ」なる意欲的な修正モデルを発売するらしい。初代&2代目のマッチョなスタイルのカイエンが、3代目になりポルシェのキャラクターが強いデザインになったけども、さらにデザイン面でもスポーティさを追求してソリッドな見た目になったが・・・インフィニティQX70がポルシェになって復活した!? 日産陣営ももしかしたら次期QX70を鋭意製作中かもしれないが、ベースとなるスカイライン用のプラットフォームが終焉の時を迎えていて、次期モデルが不透明とか言われている・・・。

 

 

FCAとの統合には夢があった・・・

ポルシェと日産が5m級のスポーティなSUVを作り、V8ターボとV6ターボでそれぞれ世界の頂点を争うようなユニットを競って作り、それを搭載した「カイエンクーペ」と「スカイラインクロスオーバー」が対峙すれば、SUVもいよいよクオリティカーとして「趣味のクルマ」の仲間入りを果たせるのではないだろうか!? アウディ、ポルシェ、ランボルギーニSUVに関しては垂直統合が進んでいて、今後はポルシェが中心に開発することになるらしい。日産側も、FCAとの統合が実現すれば日産、三菱、アルファロメオマセラティフェラーリを巻き込んだSUV大同団結がみられたかもしれない(フランス政府の反対で破談は残念だ・・・)。ランボルギーニフェラーリを頂点に抱える団結ってすげーな・・・フェラーリが無理ならアンディ=パーマーがCEOを務める英国ブランドを迎えて、日産、三菱、アストンマーティンってのはどーだろうか!?

 

 

 「そんな雲をつかむ話では再建なんてできない!!」みたいな幼稚なコメントはご遠慮ください。そんな発想の貧困な人々はクルマブログを見てコメントなんてしている場合ではない。あなたにはおそらくリストラの魔の手が迫っています。今すぐ襟を正して頭の中をアップデートした方がいいと思います。お勤めの企業だけでなく、このブログからもそんなチープな発想の方は必要とされていません。ご賢察のほどを・・・。

 

最新投稿まとめブログ