マウンテン・ゴリラのカーライフ

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おそらく日本市場をナメているブランド・・・

 どのメーカーもちょっぴり嘘くさい

別に日本市場をナメているから一概に悪いということじゃないです。なんとなく日本で商売するの面倒そうで、手っ取り早く稼ごうという気持ちが隠しきれてない感じがプンプンする自動車メーカーって最近増えている気がする。・・・というより全ての自動車メーカーから多かれ少なかれそれは感じる。もうちょっとなんとかならないですかね・・・ホンダ、マツダトヨタなどはその辺であまりネガティブさを感じないゆえに売上が好調なのだと思います。

 

ほぼ言い掛かりのレベルなのはわかってるけどさ・・・

現在のところ日本でそれほど伸びていない、あるいは苦戦を強いられているブランドが『日本をナメているブランド』なのかもしれない。そんなイマイチなブランドを5つ選び、今現在抱えている不満みたいなものをぶちまけてみたいと思います。中には・・・取るに足らない理由だと感じるものもあるかもしれませんし、あまりにも妄想がひどいと呆れるものもあるかもしれない。しかし・・・どれも率直に「ふざけんじゃねー!!」と声を大にして言いたいポイントである。そこそこのご賢察を期待しております。

 

 

第5位 キャデラック

アメリカのブランドなんてどれもダメだろ!!って・・・そんなことはないです、ジープはうまく日本市場の需要を汲み取っている。日本のユーザーの嗜好を考えると、ジープと並ぶくらいに、もう少しシェアを拡大していても良さそうなのがGMグループのプレミアムブランド・キャデラック。2012年頃からグローバル路線に舵を取っていて日本車やドイツ車に近いスタイルのFRサルーンを販売している。

 

それにしても今時ブランドの全ラインナップが左ハンドル車なんて高級車ブランドではありえない・・・ってことが起きている。マセラティの『ギブリS』や『クワトロポルテS・Q4』といった一部のグレードだけ左ハンドルのみってケースはあるけれども、ブランド全車が「左」のままってさ・・・GDPトップ10のうちで日本、イギリス、インドの3カ国が左側通行。他にもオーストラリア、ニュージーランド、タイ、シンガポールインドネシア、マレーシア、パキスタンバングラディシュなど人口が多く今後の成長が見込まれる地域の多くが右ハンドルを求めているというのに・・・。

 

ハンドル位置だけではなく、日本価格の設定がテキトー過ぎる。EセグサルーンCTSは、先代は400万円台〜の販売でフロントサスはDWB、エンジンは6気筒で高級サルーンとして充実の内容でしたが、現行モデルは直4ターボ、フロントはストラットに変わり車格が下がった印象すらあるのに、新たにDセグのATSが発売されたということもあり、価格が先代よりも一気に上がり、745万円〜という設定に。先代を知っている人からすれば価格の決め方は、実にテキトーだなーと言わざるを得ない。

 

 

 

 

第4位 スバル

 

日本のスポーツカー好きをちょっとバカにしてるよなー。STIが手がける限定コンプリートモデルの下取りがやたらと良好ということもあって、せいぜい400万円くらいのWRXをベースにしたコンプリートカーが定価で600〜700万円前後まで上がっている。S402などは新車価格を上回る中古車価格が出たりしていることもあって、限定モデルの多くが中華圏の投機筋に流れているとの情報もある。しっかり情報収集をして発売時期をリサーチして馴染みのディーラに話をつけておけば買えないということはないようだけども、スバル自身がセッカチな販売方法で煽っている側面もある。

 

もちろんポルシェもフェラーリも限定モデルをしょっちゅう発売するし、日本への割り当ては20台とかそれ以下だったりで、相当なお得意様でないとまず買うことはできないことは多い。しかしポルシェもフェラーリも常にフルオーダーメードの注文を受け付けているし、ブランドの主力モデルや入門モデルも余念無く魅力的なクルマとして仕立てているが、スバルはどーだろうか!?

 

外市場向けにはインプレッサのMTモデルがしっかり用意されているし、WRX・S4も日本だとCVT専用車というイメージがあるが海外では、WRXSTIとは別に、WRX・S4のMTモデルも存在している。アメリカでも欧州でも売っているものが、なぜ日本では用意されないのか!? 考えられる理由は・・・スバルは否定するかもしれないが、利益率が大きいWRXSTISTIコンプリート車を買ってもらうために、わざと廉価モデルはCVTにしているからでは!?

 

もしくは、廉価なMTモデルをたくさん売っていた時代に、ユーザーのマナーのせいでスバル車のイメージはことごとく悪かったけれども、それがスバルにとってはトラウマになり、分別がつかないガキがMTで遊ぶためのブランドから脱却しようとしているのかもしれない。ユーザーから搾取するためか、一部のユーザーをブロックするためか、理由はハッキリしないけども、ユーザーとの信頼関係は二の次なんだなーと感じる次第。

 

 

第3位 BMW

昔からあれこれと日本仕様にあれこれ細工するのが好きなブランドでした。BMWオーナーのブログとか、まあ確実につまらないですけども、必ずと言っていいほど出てくるネタとして、車体番号から製造工場を特定するという話が・・・自分の3シリーズはミュンヘンなのか!?南アフリカなのか!?をやたらと気にする人が多いようだ。さすがはBMWファンというべきか、もっと大事な「本質」に気がついていないんじゃないの!? 日本向けBMWは中国サプライヤーが供給するインテリアパーツを大量に使って仕上げている。タイヤは韓国コンチネンタル製。つまりミュンヘンだろうが南アフリカだろうが関係なしに、中国で一旦降ろして仕上げているのだから中国製と言ってもいいかも。

 

中国から千葉にせっせと運ばれてくる、東アジア仕様のBMWに乗っているのに、「俺のはドイツ製だ!!」とか言ってる・・・。高湿度の東アジア環境に慣れるために、エンジンもアジア専用チューン。今はどーなっているのか知らないけども、一時期は日本向けBMWはエンジン出力が2割ほどデチューンされていた。もちろん日本メーカーも仕向地別に故障対策がされていて、中身が違ったりするわけだけども、・・・あはは!!笑っちゃいけない。仕向地を分けるならばできる限りは多くの部品は自主的に開発すべきだと思う。ミッション一つまともに作れないメーカーに「仕向地」とか言う権利はない気もする。それは単なる・・・利己主義って奴じゃないかと。

 

 

第2位 日産

 

日産の国内組み立て工場は、日産栃木、日産追浜、日産九州、日産車体日産車体九州の5つあり、他にエンジン製造ラインが専門のいわき工場と横浜工場がある。栃木で縦置きエンジン車が一括して作られ、他の4工場でコンパクト、SUV、ミニバンが分散して生産されている。北米や中国、南アフリカ、欧州など世界中に生産能力を持つけども、高級車向けの縦置き生産は、栃木の他は、中国市場向けのロングホイールベースを中国で作っているだけだ。中国向けに栃木製スカイラインの輸出が認められている。メルセデスEクラスやBMW5シリーズは高級車ではない!!として輸入が許可されていないが、スカイライン中国当局から高級車として認められている。

 

日産ファンならば日産栃木のモデルを買うべきなのですが、栃木工場で集中生産されているモデルのうち、フーガやスカイラインの北米向けモデルですでに搭載されているVR30DETTが日本市場に入ってこない・・・。日産栃木は日本の自動車産業を代表する高いクオリティのモデルを作る工場であり、国内にも日産栃木の最先端モデルをぜひ買いたいという人は多いだろう。なぜ日本向けになかなか発売しないのか!?GT-Rが売れなくなるから!!というショボい理由だったらちょっとがっかりだなー・・・。

 

第1位 フォルクスワーゲン

 

VWに対する怒り!!が年々渦巻いているのを感じる。そろそろいい加減にしろ・・・。いよいよゴルフだけにはなったようだけども、1.2Lターボエンジンが日本ではまだ現役だ。欧州、北米、中国ではとっくに廃止されている。だって排ガスが汚いからさ・・・。休日にもなれば真っ白い煙を吐きながら走る80年代車で街中をブッ飛ばすゴミ人間をしばしば見受ける。歩行者もいっぱいいて住宅も密集しているような地域でハコスカとか乗ってるじーさん。ハッキリ言って迷惑でしかない。

 

それに比べれば1.2Lターボのゴルフの排ガスは十分綺麗な水準だと思う。だから街中でゴルフに因縁とかつけちゃダメだ。NOxの量だけならCX-8も同じくらいは出しているのだからさ。それでも他の地域ですでにとっくに販売終了になっているエンジン。日本以外だと東南アジア、南アジア、西アジアなど排ガス規制がまだまだガバガバの地域で売っているエンジンを日本で売り続けている神経はちょっと理解できない。

 

そんなVWはカーメディアにしばしば圧力をかける。2016年頃に大問題に発展してカーメディアの信頼が大きく揺らいだことがあった。VWが訴訟で係争中のスズキを叩くような記事を書くようにカーメディアに依頼していたことが、関係者の証言で明らかになった。これがグローバル成長企業のシビアな姿だと言われたらそれまでだけどね。多国籍企業ではモラルハザードがしばしば起こっている。

 

(引用です)『ブリティッシュペトロリアム、ハリバートンシティグループGMといった巨大多国籍企業では、株主の利益を最大化することが目的の「自由企業」が、環境を汚染し、消費者などの安全を脅かし、投資家から騙しとったりしてきたことが広く知られている。そういう行為が違法であるにもかかわらず、それが露呈するリスクとコストよりも、得られる利益のほうが大きいと思えば、方を犯すことを選ぶ企業もあるのである。』(ロバート・ライシュ『最後の資本論』)

 

フォルクスワーゲンはドイツの牧歌的な半官半民の社会福祉を優先するメーカーだとずっと誤解してきた。ここで改めていうまでもないけども、VWボッシュはリスクとコストをしっかりと見定めた上で、『ディフィートストラテジー』を使った。欧米的な「自由企業」ではごくごくありえることなんだそうだ。たとえ露呈したとしてもメディアを握っているので影響は最小限度にコントロールできてしまう。日本のカーメディアはそんな「脱法行為」に手を貸しているだけだ・・・。

 

そして驚くべきことに、違法性かどうかグレーなラインではあるけども、明らかにVWが環境性能を軽視したモデルをまだ日本で発売し続けていることに憤りを感じる。中国当局アメリカ政府も名指しで批判してフォルクスワーゲンは強制的に是正された。国家権力が「自由企業」に対して影響力/指導力を示した・・・が日本政府の対応はどーなのか!?日本の排ガス規制は2012年、2017年、2022年で強化される見通しだったが、国土交通省は何食わぬ顔で予定を取り消した。官僚組織は何によって動かされたのか!?まさかとは思うがカーメディアのようにVWに丸めこまれたのだろうか!?外資の要望はすぐ通ると日本メーカーの担当者は口癖のようにぼやいているけど。

 

おそらくは景気を優先する内閣の強烈なリーダーシップが、自動車販売を難しくさせる『環境規制』にまで及んだ結果かもしれない。環境技術にコストがかかり過ぎれば、メーカーにとってもユーザーにとっても少々不幸なことが起こる。それは景気の減速を引き起こす要因になるという判断もできる。しかしそんな「お花畑」な見通しはもしかしたら完全に甘かったかもしれない・・・2018年7月から日本は貿易赤字に転落し、GDPもマイナスに転じてしまった。日経もブルームバーグも日独(ドイツも同時期に低調)の自動車輸出が不調であることを伝えている。

 

リスクとコストを見誤ったフォルクスワーゲンは、グループ内のアウディ、ポルシェを巻き込んで大きな混乱を招いている。さらに同じドイツのメルセデスBMWにも同様の疑惑が付きまとう。そして同じ輸出型自動車産業を持つ日本や韓国をも巻き込んで、さらに大きな混乱をもたらしつつあるようだ。投資市場から、日独韓の自動車メーカーは十把一絡げで「フォルクスワーゲンみたいなリスク」を抱えていると判断されてしまっている可能性もある。VWのような巨大メーカーが失速することで、日本の某メーカーが一気に苦境に転落する。規模の経済はただただ残酷で恐ろしい結末しか導かないのかもしれない・・・。

 

 

「別にVWを評価していないわけではないですよ・・・」

 

 

 

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