がっかりすることが結構ある
ポルシェというブランドを日本市場だけで判断するのはちょっと難しい。カーメディアはこのブランドに対して何も批判しないですから。ちょっと前に日本の某有名ジャーナリストが、ポルシェ・ケイマンってのはガキ専用だ!!クルマのことがわかってないオッサンをその気にさせる詐欺みたいなクルマだ!!買うならシボレー・コルベットの方が断然にいい!!とか書いてたのは印象的だったけども。他の方々はそんなこと口に出さない。
シュツットガルトに神はいない!?
実際のところ日本メーカーの開発部に、(あくまでポルシェ基準ですが)このクルマはは結構クソじゃね!?と思われているのがケイマンで、トヨタ&スバルは、86/BRZでこのケイマンをベンチマークしたし。2008年に登場した日産のフェアレディZ34も987系ケイマンをターゲットにしていたらしい。実際のところたとえポルシェでもボクスター/ケイマンに関してはそれほど走行性能を高めた設計にはなっておらず、日本の乗用車を改造したスポーツカーでも十分にキャッチアップできるものらしい。
ブランドイメージ低迷で・・・
「消えるんじゃない!?」ポルシェ356の伝統を受け継ぐこと半世紀以上の歴史を持つ911シリーズは別として、ケイマン/ボクスター、パナメーラ、カイエン、マカンなど他のシリーズは半永久的にポルシェのプロパーモデルとして定着することができるとは思えない。要するに次の718は存在するのか!? 2代目マカンは本当にあるのか!? 3代目カイエンはなぜ話題性に乏しいのか・・・。
刹那的なものは時空を超えられない
Z世代(90年代生まれ)は、永続的なものには興味がないと言われている。悪意を込めて表現するならば、インスタグラムに取り込むべきと感じるのは、決して誰もが目にすることができるわけではない刹那的なものであり、時限的な存在に高い価値を置くらしい。カイエンターボなんて15年前のトレンドをいまだに喜んでいるオッサンなんてダセー。あと5年もしたら台湾や中国のメーカーが同等のクルマ作ってるから・・・。
思考停止世代
若い世代にそこまで言われてしまうと、何も反論できないだろう。そもそもカイエンに対して当初から疑問を感じてなかったですか?「ドイツの名門が作っている」「アメリカ人が夢中」ってだけでクルマを選ぶ思考が停止しちゃう日本のオッサン。いやバブルからずっと停止しているのかもしれないけど。そもそもポルシェというブランドは、「思考停止」世代のおかげで21世紀まで存続していると言えるかも!?
ローマは1日にしてならず
ポルシェのクラッシュは始まっている。首脳陣は次々と逮捕され、全車ターボ化に舵を取ったことで、『どーでもいいクルマ化』がいくらか進んだようだ。もうポルシェもとっくにわかっていると思う。911シリーズを育てたような「時間」がボルシェの他のモデルには残されていないことを。911は何がすごいのか!?一つだけ確かなことを言っておけば、登場した年代において、日産、マツダ、三菱、スバル、ホンダの「前」を走っている存在であったこと。
話題性のブランド!?
これが2002年にデビューしたばかりのカイエンじゃお話にならない。ちょっとだけ先行していたBMW・X5を捉えることはできたけども、BMWから解放されて自由になったランドローバーが新たに設計したランドローバー・スポーツには完全に「格負け」した。マカンも間も無く水野和敏氏が率いる台湾メーカー車に「下克上」される運命らしい。パナメーラは!?・・・ノーコメント。ポルシェのモデルってどれもそんなのばっかりだ。911以外は「話題性」だけのクルマでしかない。