新型メルセデス-AMG A45 最高出力406ps超え 写真40枚 - 海外ニュース | AUTOCAR JAPAN https://t.co/kYSCODQ5nd
— CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年5月22日
Cセグはサーキット向け!?
2Lツインターボで400psオーバー。英国特別仕様のランエボの最終モデルが400psだったけども、いよいよ『A45AMG』がその水準に到達するらしい。直4の2Lなら400ps、6気筒の3Lはスープラの限定モデルやGRクラウンでは600psに到達するらしい。V6で400psくらいを出す日産やロータス(トヨタ製)はもうすでに時代遅れなのか!?
スポーツモデルの「型」
スポーツモデルには幾つかの理想形があるようで、トヨタ86の登場によって息を吹き返した「縦置きFR」、ランエボがいなくなってから悲しみを癒すように現れ始めた「F横置きAWD」、高級セダンに応用できる「F縦置きAWD」に加えて、ある程度はドライバーに技術が要求される「ミッドシップ」と「横置きFF」の大きく分けて4種類ある。
ランエボが示した正義
ランエボの活躍がなければ、もしかしたら絶滅していたかもしれない「F横置きAWD」ですが、三菱によって示されたその設計の最大のメリットは、作りやすい以外に、ターボユニットの出力を最大限に上げるためには横置きが優れているというのもあるみたい。そんなエボの設計をそのまま継いでいるのは「A45AMG」「ゴルフR」「フォーカスRS」「アウディTT-RS」「アウディRS3」といったここ数年に出てきたモデルたち。これに新型カローラの『GR』モデルも参戦するのかな!?
ユーザーのお財布にもやさしい!?
「F横置きAWD」の完全武装スポーツモデルで、日本市場で最高でいくらの価格がつくのだろうか!?700万円くらいで販売が開始された先代A45AMGですが、最終的に未使用中古車が400万円前後で流通。AMGの手組みエンジンが載って400万円ならまあいいんじゃないでしょうか。下取りが100万円、頭金100万円、ローンが200万円なら社畜でも買える。
日本メーカーのしがらみ
海外の名門ブランドでは「リバイバル・ランエボ」が大人気みたいだけど、日本メーカーではその手の企画は出てこないのだろか。『F縦置きAWD』のWRXは存在するけども、ランエボのパッケージを真似しようというメーカーはでてこない。三菱でも安易に復活という空気ではなさそう。市場は求めているはずなのに、メーカー側が自主規制してしまう不思議な現象は日本メーカーにはよくあることかも。そもそもスポーツモデルを呑気に乗りこなす民族性でもないですし、作る方も遠慮してしまうのだろう。
不可解な沈黙
MR-SやGTOを復活させるとなるとかなり難しいだろうけども、4ドアのフロント横置きエンジンというごくごく平凡な設計を持つランサー/ギャランをベースとしたスポーツモデルは開発にかかるコストはかなり抑えられそうなものなんだけど、どこもやろうとしない。そんな平凡な設計のクルマを世界が羨むスーパースポーツに変えてしまった三菱の技術力に敬意を示し、安易にその領域に踏み込まないようにしてるのか!?
日本人開発者のプライド
あるいは、メルセデスAMG、アウディRS、フォード、VWが一生懸命にランエボの影を追っている姿を見てせせら笑っているのかもしれない。「開発主査」という一生に一度の大仕事で、二番煎じの開発なんてやりたくない!!っていうプライドの現れなのか。あるいは「御用企業」三菱に対するちょっとしたタブーの気持ちがあるのかも。三菱は公的企業だからリコール隠しやっても潰れないけど、他の自動車メーカーならば「後ろ指さされる」ことしたら終わり・・・。
日本はスポーツカーを作るのに向いていない!!(水野和敏)
とにかく日本の内と外で全く別の扱われ方をしている気がする「ランエボの亡霊」。ミニバンブームが終焉し、中国&北米向けにSUVに全力投球がまだまだ続く日本メーカーに対して、欧州市場向けに乗用車を作り続ける海外メーカーという立場の違いがあるのだろうけど。あとは直4で400psというスペックを日本のお役所が許してくれない可能性もあるのだろう。いずれにせよ日本で輸入ブランドが頑張ってムーブメントを起こせば、日本メーカーも動き出す!?