マウンテン・ゴリラのカーライフ

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『セレブ86』を本気で作るイタリア・メーカーは素晴らしい。

 86はよかったけど、乗る側に創意工夫はあった!?

トヨタとスバルがコラボして2012年に発売した『86/BRZ』は素晴らしい企画だった。250万円で車体を購入して、財力が続く限りは永遠にクルマがいじり続けられるほど豊富なアフターパーツが用意されている。おそらく国内外の全モデルの中で最も多くのパーツが用意されているだろう。カスタマイズを提案するパーツサプライヤーも厳しい競争にさらされていて、より強烈なインパクトを求めていく傾向にある。中には86をSUV化してしまう試みとか・・・。

 

カネと時間がかかるからいいクルマ 

しかしインパクトのあるカスタムを施すにはお金がかかります。86の平均相場は外装中心のライトチューンでもホイールの交換で30万円、フルエアロで50万円くらい。さらにエキゾーストマニホールドとエキゾーストパイプの交換のセットで30万円くらい。エンジンのスープアップを狙ってHKSのスーパーチャージャーをつけると45万円。さらにバケットシート、ステアリング、シフトレバー、ペダルなどのボデー・コネクティッドなパーツを全て手触りに合ったものに変えると・・・シートなどにお金を掛けすぎると、ポルシェ718ケイマンの定価を超え、『ケイマンS』『ケイマンGTS』の領域に迫る。

 

貧乏くさいのは〇〇に乗ってる輩だ

86ってそうやって楽しむクルマなんですけども、一部の輸入車乗りはやたらと「貧乏人」扱いするよなー。逆に250万円の価格じゃ若者には買えない!!とヒステリックに叫ぶオッサンもいるけど、頭金50万円貯めて年収400万円で200万円のローンならそれほど分不相応とは思わないけど。

 

コンプリートモデルもある

仕事が忙しくていじっている暇がないという人のために、トヨタやスバルが純正のコンプリートモデルをいくつか用意している。400〜700万円くらいするので、ちょっと高くないか!?と最初はびっくりするけども、ドイツの某有名サプライヤーのショックアブソーバーやイタリアの某有名サプライヤーのブレーキキャリパーが使われ、シートやスタアリング、ペダルはもちろん、専用エアロまで付いてきての価格なので弄る人には安く感じるようだ。

 

イタリアの超絶コンプリートモデルが発売

もっともっとすごい「86」が欲しいと願うわがままな人向けに、イタリアのエミリオ=ロマーニャ州にある地元メーカーが86のコンプリートモデルをさらに極限まで進化させた『FR2+2シーター』を完成させ日本でも販売するらしい。『エミリオ=ロマーニャ州』ってどこだよ!!ちょっと調べると人口密度は岐阜県と同じレベル・・・失礼ですが相当な田舎じゃねーか!?岐阜県坂祝町(さかほぎちょう)には世界に製造車を輸出する三菱自動車傘下の『パジェロ製造』があるけども、イタリア版の『パジェロ製造』みたいな少々マニアックな地場産業・企業なんだろうね。これは期待できる。

 

日本のお家芸は真似できない!?

イタリア人に「86」が作れるとは思えないですけど、案の定というべきか車重1664kgという体重超過状態。なかなか『終わって』います。イタリアメーカーは日本みたいに小さくて軽いFRを作る技術がないですからね。軽いスポーツカーを探すと出てくるのは、FFのアバルトや、ミッドシップアルファロメオばかり。どーやったらFRスポーツカーが86みたいに1200kg台に収まるのか!?不思議で仕方がないようで、どうしても作れなかったフィアットは、某日本メーカーからFR車を密輸入して「124スパイダー」という車名でOEMであることを隠して欧州で売っています。詐欺。

 

86にV8ツインターボ・・・やっぱり何もわかっていない。

さて話題のエミリオ=ロマーナ製の新型FRですが、車重を軽くできない致命的な欠点をエンジンパワーでごまかすために、なんとV8ツインターボを搭載しています。しかもできる限りパワーウエイトレシオを稼ぐために、ありえないレベルの過給をしていて、最高出力は600ps!!ちょっとやりすぎだろ・・・って気もしますが、すでにトヨタも同じくらいのスペックのFR用ユニットを用意しているようで、レクサスLC/LSの『F』として販売するんだとか。どうせならRC、スープラ、86にも搭載してくれないかな。

 

ツインターボで7000rpm!?だっていい加減にしろ!!

ツインターボなのにピークが7000rpm。これはちょっとした事件だ!!スペック上はドイツの名門あのポルシェが使うターボユニットと同等のポテンシャルだ。イタリア人は昔から吹かしまくっていて、その昔イタリアのど田舎にあるトラクターメーカーが、最高速300km/hのスーパーカーもどきを発売して、あまりのテキトーなスペックに苦情が殺到したってことがあったらしい。日本の輸入代行業者が苦情に耐えられず、イタリア本国に対応を求めたところ、エンジンが換装されてスポーツタイヤを履いた特殊なデモカーが送られてきたらしい。やっぱり詐欺だ。

 

ルーフを開ける必要あるの!?

さてそんなトヨタを先取りしたようなスペックのイタリアのローカルメーカーのFR車ですが、なんと『リトラクタブルハードトップ」機構を備えているらしい。なんじゃそりゃ!?ってルーフが自動で開くヤツですよ。雨ばっかり降る日本ではあまり要らない機能かも。比較的に少雨な西日本に本拠があるローカル・メーカーでは一部採用されていますが、『関東3強・東海3強』のメインストリームメーカーにはとりあえず無縁なシステム。ホンダのサーキット向けモデルにはオープンが用意されてるけど。

 

これ本当に86か!?

左ハンドルになっているのでちょっとわかりづらいけど、内装の質感はブラックが基調で同じように見えなくもない。外装もだいぶワイドボデーになってるけど、ちょっと野暮ったい感じは86に通じるものがあるかも。価格は2500万円だってさ。オーダーメイドで作って、600psエンジンが載るのだから、やっぱりそれくらいはかかるのかな。日本のカスタマーショップに同等のスペックのものを頼んだら、1億円くらいかかりそうだな。2UR-GSEを律儀に自然吸気のまま600psまでスープアップして仕上げる!?他のカロッツェリアに頼んでも1億くらいするだろうから、2500万円はとんでもないバーゲン価格だと思う。しかしトヨタよりもコスト管理が行き届いたイタリアの田舎メーカーなんて信じられる!?

 

 

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