マウンテン・ゴリラのカーライフ

最高に面白いクルマのブログを作りたい!!(もちろん全編フィクションです)

クラウン・マジェスタ 世界ナンバー1のサルーン。

いわゆる「高級車」ってやつを語ってみよう。

  一般人が日本の公道で走っていてもそれほど違和感がない高級サルーンといったらどんなモデルが浮かびます!?レクサスLS、マセラティ・クワトロポルテ、メルセデスSクラスの3台が、日本ではポピュラーかも。とにかく車重を抑制しようという考えはあまりなく、2000キロを超える車体を支える足回りは、ちょっとやそっとではバタつかないくらいに重厚なA型やH型のアームでガチガチに支えられているんだよね。

 

  この部分のお金がかかっていないクルマは、「高級車」と呼べるのだろうか!?と思う。どこのブランドのどのモデルだ!!といちいち指摘したりはしないけども、日本の道路にも海外から持ち込まれた「偽高級車」が氾濫しつつあるのは嘆かわしいことだ(ドイツ車とキャデラック!!)。

 

  2000キロ級ボデーなのにフロントはペラペラの『マクファーソンストラット』を装備した高級セダンもどき!?なんてのもある。これでそもそもいいクルマなんてできるわけがない!!高級車を発売しているのに、売れ行きが伸び悩んでいるブランドはだいたいここの設計でつまづいているといっていい。2007年に復活した先代クワトロポルテはここの部分を全く妥協しなかったから売れた!!イギリス車やドイツ車を押しのけてセレブが殺到したのも頷ける。

 

  サスに対する考え方は最近になって大きく変わってきている。あのトヨタでさえも社長の大英断で、今後はトヨタが直に開発を手がけるクルマではリアのトーションビームサスを使わない!!という方針が示されているようだ。(つまりヴィッツシエンタの次期モデルは、ダイハツマツダの設計を使うことになるのかな?)  

 

「走り」を追求するクルマが絶対に妥協してはいけないこと。

  いいクルマに必要不可欠なもの!!それは間違いなく設計に即したサス形式だ!!・・・なんて調子に乗って書くと数年前は袋叩きにされたものだ。いわゆる「逆鱗」に触れるってやつ。日本語のウィキペディアには、必死で「サス形式は関係ない」と書き込まれているが、本当にクルマがわかっている人なら、絶対にサスを妥協したモデルは買わない。ポルシェのようなRRで軽量なスポーツカーなら話は別だけどさ。とりあえず高級セダンなんて乗っただけでサス形式はわかる。安くてペラペラのサスだと、ゆすられ感がどうしても消せない。我慢できるかなーと思って、アコードHVやアテンザ乗ったけど無理だったよ・・・。

 

  サスの「違い」を体験したいなら、ジャガーXEとBMW3シリーズを乗り比べればいい。どっちがどっちとは言わないけど、片方はアルミダイキャストで丁寧に中空仕様で作り込んだマッチョなサスを使っていて、もう片方は・・・えー!!ってくらいにチープでペラペラだ。サス形式を言ってしまうとバレちゃうのでやめとく。あのペラペラのサスにランフラットって結構自殺行為だと思うけど、まあそこは欧州車ですからそれほど不快ではないですけどね。

 

  とにかくハンドリングが大きく違う。片方はスポーティで車重にもめげずにニュートラルな切れ味で曲がるのに、もう片方は完全なる弱アンダー仕上げ(諦めてやがる!!)。意図的な弱アンダーなのかもしれないけど、どう考えてもフロントタイヤの接地に起因する挙動を勘案しての判断だと思われる(やる気があるならもっとまろやかに作れるはず)。ダンパーが必死でタイヤがハネるのを抑えているし、ピッチングもロールも押さえ込んでいるから、ある意味ではいい仕事しているサスだと評価できるのかもしれないけどさ・・・。そもそもサス形式の選択の段階で勝負ついてしまってる。

 

トヨタ主導で「サス」にカネをかける時代がやってきた!?

  トヨタが!!ってよりもトリガーになったのはテスラです。EVのくせに!?いや車重がかさむEVだからこそサスペンションが大事な部位になっているんでしょうね。世界中のメーカーが否応無しにEVシフトに付き合わされることがほぼ決まっていますが、今のうちから、独自の乗り味を作っておかないと、高級EV市場で全く歯が立たなくなりますねー。メルセデスが重厚なサスへとシフトした理由も将来的なEVシフトを見据えた結果何でしょうね。

  各メーカーが使う自慢のサスを比べた企画でも、XEもしくは3シリーズのどちらかのサスは登場しません。トヨタプリウス(TNGA)のサスだってなかなかの重厚感を誇るものに変更されていますが、VWゴルフよりも乗り心地がよくなったのは、間違いなくサスの力ですわ。そんなトヨタがずっと前から極上のサスを使って仕上げてきたクルマが『マジェスタ』。このクルマは実は海外から高い評価を受けていて、中国が世界ナンバー1のサルーンだと認めたクルマです。国内専売なのにドイツ車を圧倒してしまう!!こういうクルマを選ぶのが、本当に良いものがわかるってことなんだよ。高級車に乗るならマジェスタのような本物を選びましょう!!

 

 

最新投稿まとめブログ