マウンテン・ゴリラのカーライフ

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MAZDA 一体何を考えているんだ!?

 

 マツダ・デザイン部門にはドレスコードがあるのか!?

  2012年に「新章突入!!」を高らかに宣言したMAZDA。日本メーカーへの偏見は承知の上で、ゴッリゴリの属人的な「工芸」「アート」志向のクルマづくりを推し進めている。際立っているのはメディアに出てくるデザイナーや主査の身嗜みで、社内では厳しくコンプライアンスが敷かれているのか、イタリアのデザイナーズ・ブランドの社員か!?ってくらいにオシャレを貫いた連中が次から次へと顔出しで出てくる。本当に失礼ですけど、トヨタやスバルの開発者って揃いも揃ってめちゃくちゃファッションがダサい。テレビとか出てきちゃいけないくらい。MAZDAのエンジンのH見さんみたいな・・・。

 

マツダブランディング

  国内メーカーが「オシャレな社員が情熱を込めて作ってます!!」みたいなアピールすれば、ある意味でフェラーリなどよりも伝わるものは大きいのかもしれない。日本製の量販車がスーパーカーのような投機対象で取引される可能性はまずありえないので、MAZDAの取り組みは単なる「背伸び」と業界では笑われている可能性もあるけど、ユーザー心理からすれば、かっこいい人が作ったクルマとダサい人が作ったクルマのどちらに乗りたいか!?って言われれば、かなりの割合で前者が選ばれるんじゃないだろうか。「3%の人に売れるクルマ」を目指しているMAZDAシェアが予想外に上がるのも努力が功を奏しているんじゃないの!?ブランディング部門は優秀だな。

 

カッコいい人に説明されれば納得しちゃうカーメディア

   実質的なMAZDAの総帥を務める前田育男氏を筆頭に、かっこいいかどうかは別にしてやたらとモードに走ったファッション性を感じさせるデザイナー陣が、メディアに代わる代わる出てくる。これだけ身だしなみが整っているからゆえに、MAZDAのデザインは洗練されているんだなー・・・と納得し、それがサブリミナルされていく。いつしかカーメディアからマツダを揶揄するような表現が急激に減った。そして再び世界の注目を一社に集めるべく、MAZDAは今年2019年にまたまた「新たなステージへ突入」と宣言。2つのシャシーに集約されて上下どちらも確実に世界ナンバー1を狙えるポジションに全ラインナップを据える。「世界一でなければマツダ車ではない」くらいの宣言が飛び出しそうだ。

 

 

トヨタ&VWを相手に・・・

  ドイツメーカーやトヨタが競ってホットスタンプ材をボデー骨格に取り入れつつある中で、生産性重視の「冷間プレス」にこだわるマツダ・・・新型MAZDA3に使われる世界最高レベルの新型冷間プレス技術で1310MPa級なんだってさ。プリウスに使われている世界最高レベルのホットスタンプ材が焼き入れ後の理想状態で1450MPaだそうですが、ホットプレスは相当にムラがあるようなので冷間プレスで同等の剛性が追求できるのであれば、マツダの選択がメーカーとしては当然の判断なのかもしれない。

 

 

鉄鋼代理戦争

  新日鉄JFEにちょっと差をつけられている業界3位の神戸製鋼プリウス用鋼材を担当しているようですが、今回の「世界最強冷間プレス」をMAZDAに持ち込んだのがJFE。鉄鋼業界も競争が熾烈。トヨタマツダの「鉄鋼代理戦争」はどんな結末になるのだろうか!?確かに現行プリウスの走りは相当レベルまで良くなった。ボデーの質感の高さもうなづけるし、ホットスタンプの使い方はフォルクスワーゲンをしっかりと研究している。そして新型となる次世代アクセラも、同じような骨格部分に世界最強冷間プレス材を使うらしい。つまりプリウス、ゴルフ、アクセラ(次期型)どれを買っても乗り味は似てる!?

 

POVとMaaSの時代

  自動車業界は100年に一度の変革期にさしかかっているらしい。これからはクルマ所有の形態も変化し、これまでの「個人所有のクルマ(POV)」と、「カーシェリング無人タクシービジネスに利用されるクルマ(MaaS)」に大きく分かれると予測されている。カーシェアリングやレンタカーも、あらゆるニーズに対応できて、IT経由で手続きも簡単なサービスが今後大きく広がれば、一部の特殊な乗用車(スポーツカーや高級車)を除いては、これまでPOVとして売れていた領域を、MaaS需要に引き抜かれていくことになるようだ。完全自動運転が実現してしまえば、クルマの回送コストなどが格段に安くなり、POVよりも効率的に車両を使えるMaaSの方が「自動車を使った移動に関わるコスト」においてあらゆる面で有利になることが見込まれる。

 

トヨタ&VWは安泰!?

  当たり前の話だけど、個人ユーザーよりもレンタカー業車の方が車両価格を大きく抑えて購入することが可能な訳で、ユーザー側がレンタカー以外にもMaaSの様々なサービスの利用を広く認知してくれれば、クルマの保有形態も大きく変わるだろう。それと同時にMaaSを使ったサービスを展開する事業者に、まとまった台数を最も効率的に売る競争なら、まあトヨタに分があるよなー。日本ならトヨタ、ドイツならVW。この2つのメーカーがあればMaaS市場はそれぞれ十分に足りてしまう!?マツダが無理に参入してトヨタとコスト競争を繰り広げて短期的な利益を追うことになんの意味があるだろうか・・・。

 

大胆なMAZDA

・・・が、どうやら新型MAZDA3は、VWやPSAが中国市場で拡販した方策を手本にしているようで、このシャシーを使ってそのまま中国で激戦になっている130万円前後のCセグメント市場に参入するつもりのようだ。中国の130万円クラスで勝利したならば、世界のMaaSサービス事業者の注目度は大きく上がるはず。これまではゴルフのノックダウン・シャシーVWモデルがトップを守っていたが、最近になってあの日産がCMFのシルフィで首位を奪った。日本のカーメディアに長年フルボッコにされ続けようが、我が道をゆく日産は、GT-Rのフルモデルチェンジやシルビアの復活など後回しにしてでも、経営上のメリットを最優先している。2018年は「中国最量販車」「日本最量販車」をシルフィとノートで見事に二冠を達成している。ゴタゴタの日産だからこそ株は買い時を迎えている。

 

禁断のトヨタ狩り

  トヨタVWが有利だと思っていたMaaS市場で優位に立っているのは、日産かもしれないし、軽自動車を入れればホンダも有力だ。どちらにしてもあの大トヨタが国内市場でここまでコケにされて完全に出し抜かれるとは思ってもみなかった。マツダもかつてファミリアでトヨタに一泡食わせたことがあるのだから・・・とは思うけども、どーなんでしょうか。中国130万円市場で争うなら、現行デミオをCセグに拡大したようなイメージの設計になるけども、次世代アクセラから導入される新型のMAZDA小型クラスシャシーは、ストラット&トーションビーム。中国でもインドでも入っていけるVWやPSAのシャシーに近いようだ。

 

そしてメルセデス狩り

  それでもやっぱりマツダはPOVで勝負すべきだと思っている。そして次世代の上級シャシーはPOV路線の強化のための意欲的なアップデートを含んだ内容だと思われる。簡単に言ってしまえば、プレミアム市場でメルセデスアウディに変わる新しい世界標準を勝ち取るだけの準備をしているだろう。港区広尾をちょっと歩けば、道ゆくクルマはSクラス、CLS、パナメーラアウディA7の割合が異常に高い。その一方で三鷹市あたりで大量に走っているのはCクラス、Aクラス、3シリーズ、1シリーズばかりだ。同じ東京都で距離も20km程度しか離れてないけど完全に分断されている。三鷹市ではMAZDAもよく見かけるけど、港区広尾ではMPVを1台見ただけだったなー。

 

CX-8は序章に過ぎない!?

  マツダの次世代上級モデルはどーやら、港区広尾向けのクルマを作っているらしい。広尾はなんでドイツブランドの最上級モデルばかりなんだ!?って思うかもしれないけど、高級住宅地にはそこの住人にしかわからない悩みってのがあるようだ。確かにアルファードなど全然走ってない。あのクルマを高級車と認知するのは、東京の中心から30km以上は離れたエリアの話であって、東京都でいえば立川市周辺からさらに西側のトレンドなんだと思う。1300万人の都民のうちでアルファードヒエラルキーの頂点にあるのは立川市より西で、人口にして200万人足らずの地域だと思われる。そしてCX-8が案外すんなり受け入れられたところを見ると、「ミニバンの帝王」にもかなりの隙があったのかもしれない。正式なデータもなく恐縮だが三鷹市近郊ではアルファードよりもCX-8が目立つ。

 

CX-8は港区を攻略できるか!?

  山手線の内側にある唯一のMAZDAディーラーが高田馬場にある。高級感あふれる改装を施されたマツダディーラー網の「旗艦店」としてカーメディアにも取り上げられたけど、ぶっちゃけ山手線内で一番高級感を感じないエリアでもある。走っているクルマも三鷹とそれほど変わらない。上級シャシー車の投入は一体いつ頃になるのかよくわからないけど、噂通りに5m級のフラッグシップサルーンに、CX-8の後継となる3列SUV、さらにレクサスLCやBMW8シリーズと同等のサイズになりそうなビッグクーぺを揃えるとしたら、既存の高田馬場、五反田、目黒で売れるのは3列SUVだけじゃないかと思う。5m級セダンやビッグクーペを売るならば港区にMAZDAディーラーを進出させる必要がある。港区高輪から国道1号が通る五反田(品川区)まで距離はそれほどないけど、港区民は港区内で買いたい人が多いと思う・・・そういう地域なんだよ。

 

MAZDAも港区へ上陸!?

  港区には、メルセデスが三田と芝浦に、レクサスが高輪と北青山に、アウディが六本木と芝浦に、BMWが高輪と東麻布にそれぞれ2店ずつ構えている。MAZDAもとりあえず上級シャシー車の販売を開始する前に港区に2店舗くらい用意するのだろう。肝心のクルマもいつも通りの情熱とセンスでマツダがまともに作れば間違いなく既存ブランドといい勝負をするくらいのモデルはできるはず。創業半世紀以上の老舗メーカーで世界的な評価も十分に得ているのだから、案外広まるのは早いんじゃないだろうか!?VISIONクーペコンセプトを世界中で大々的に見せて回ったからには、マツダもそれなりに製品化の意思はあるはず。

 

港区を走る高級車はハッキリ言って・・・

  ちょっと文章にするのは憚られれるかもしれないが、広尾の人々が乗り回している現行の高級車はどれも「時代遅れ」な感じが半端ない。他に良いモデルがないから仕方なく選んでいるんだろうけど、中型・大型のドイツプレミアム4ブランドが、世界的にSUVへ一気にシフトしているもうなづける。高齢者大国日本ではカーメディアもユーザーも「ドイツ=サルーン」のイメージが強いけど、もはや日本とは比べるべくもないプレミアム車の巨大市場になった中国では、ユーザーの選択はもっとソリッドでシビアなようで、メルセデスSUV率は実に9割なんだってさ。

 

MAZDAの勝算は十分!?

  高級住宅街の住人は「付き合い」で不満足ながらも渋々クルマを選んでいる。中には満足げな人もいるだろうけど、ちょっとでも革新的なことが起これば、すぐに反応してくれると思う。10年くらい前にマセラティが日本人デザイナーによるグッドデザインなサルーンを出した時にもすぐにリアクションがあった。これから日本にも登場するであろう「AMG・GT・4ドアクーペ」みたいに、最大手のメルセデスは積極的に高級住宅地で「仕方なし」にクルマに1000万円かけるユーザーの嗜好を探っている。実は高級車市場はMAZDAにとっても案外結果を出しやすいフィールドかもしれない。CX-8でその一端が明らかになったけど、5m級のMAZDA車には既存ブランドにはない魅力がある。

 

 「ユニュウシャしか興味ないやつ・ホンモノしか興味ないやつ」

 

 

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