マウンテン・ゴリラのカーライフ

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フェラーリはとにかく安い。

フェラーリは世界一安い!!

 

  何を当たり前のこと言ってんだよ!!って話なんですけども、フェラーリはびっくりするくらい安い。現行のミッドシップスーパースポーツ「488GTBスパイダー」は3450万円。この金額でどれだけのエクスペリエンスが得られるか!?を考えたら安い・・・そんなことは、クルマがわかっている人にとっては当たり前の話ですよね。あとは一体いつになったら日本で驚異的なインフレが起こって現実にフェラーリが買えるようになるのか?・・・って話。

 

  もし日本のメーカーが3500万円で市販できるスーパースポーツを作るなら、一体どんなクルマになるのか!?もちろん世界最高レベルにある日本の自動車産業の力を使えば、半分の価格で同等以上の価値を持つクルマを作れる・・・とか思っている人が多いんじゃないでしょうか!? フェラーリに肩を並べるのは多分無理でしょう。世界のどこに平均価格3000万円超で年間1万台近くも売り上げるブランドがあるというのか? フェラーリ以外ではベントレーくらいしかないはず。

 

  日本メーカーが赤字覚悟で作るなら別ですけども、フェラーリのように単独で採算を採るなら一体いくらの価格を提示する必要があるのか!? ちなみに日本の市販車最高額を記録したレクサスLFAは世界500台限定で、日本価格は3750万円でした。年代もやや違うし性能も異なるので、単純比較はできませんけど、あのトヨタが本気を出してもフェラーリコスパにはなかなか勝てないのです。

 

  トヨタプリウスなどもっと販売が見込めるクルマならば、得意の「ダンピング」を使ってでも売りに行くでしょうけども、3000万円級だと全く勝手が違うはずです。すでに多くの顧客は「安い」と思ってフェラーリを買っているわけです。トヨタフェラーリを超える何かを目指して、LFAでは徹底的にハンドメイドにこだわって組み上げましたが、これには販売とは全く別の狙いがあったようで、実は『トヨタのクルマ作りの基礎体力を再検討する意味の研修として行われた!!』みたいなインタビューがあったと記憶しております。

 

  「マクラーレン」があるじゃないか!!まだまだ1万台にはたどり着かないですが、将来的にはフェラーリと並ぶ可能性がありそうです。確かにフェラーリの牙城を切り崩すべく、レーシングマシン級のロードカー(スーパースポーツ)が必死に顧客を捕まえようとしています。主力の「570GT」は2752万円。さらに低価格のグレードも用意され2188万円。しかし488GTBは、その上級モデルに当たる650S(3200万円)/650Sスパイダー(3443万円)に対峙するモデルであり、そう考えるとやはりフェラーリは安い!!

 

  トヨタよりもコスパで優れているのフェラーリ。果たして他の日本メーカーはプリウスコスパで勝てる車を作れるのでしょうか!?つまりフェラーリはすべての日本メーカーを凌ぐコスパを(部分的ではありますが)発揮しているのです。だから広告宣伝費など一切使わずに黒字を計上できているわけです。東京MSにも来ません。だってスズキよりもお買い得ですから勝手にお客がやって来ますもん。

 

  それに引き換え最近の日本車は高いよなー・・・。トヨタが東京MS前後に発売すると言われている「GRヴィッツ」はいわゆるBセグ200psの欧州マーケット的なスポーツモデルですが、予想価格は400万円!?同タイプのルーテシアRS(283万円)、ポロGTI(327万円)、プジョー208GTi(322万円)と比べても相当に高い。カムリHVに350万円出すなら、新車未使用のプジョー508GTを300万円で買った方がいいんじゃない!?4輪DWBで素直で上質なハンドリングが楽しめますし。

 

 

 NSXフェラーリ488GTBは全く別のクルマ

 

  現行モデルにおいて、日本メーカーからフェラーリへの挑戦を掲げているのが、ホンダNSXなのですけども、似てるのは実は雰囲気だけ。もう乗り込んだ瞬間から、フェラーリとは全く違う「ホンダ」を目指しているわけですよ。他のメーカーの真似は絶対にしない!!というホンダのポリシーが貫かれているわけですから、批判するのも全くの見当違い。もしかしたらここにNSXを晒すのも間違いなのかも!?

 

  どっちがレーシングカーか!?だったら間違いなく488GTB。NSXの真の狙いは、走行性能こそ488GTBといったフェラーリのV8ミッドシップを射程に入れつつ、フェラーリ・カリフォルニアTというFRの2+2座のラグジュアリークーぺがありますが、そのカリフォルニアTくらいのゆったりとした居住性を確保してしまおうという意欲作です。

 

  488GTBと同様にミッドシップレイアウトながら、エンジンの搭載位置を下げて低重心化をさらに進めるために横置きしていたV6エンジンを縦置きに変えるなど、妥協しない開発姿勢が伺えますが、肝心のユニットの仕上げがモーター頼みになっていて、スーパースポーツの魂とも言える『高回転エンジン』という要素はスパッと切り落とされています。これで2370万円はもちろんバーゲン価格といっていいくらいですけども、街中を颯爽と駆け抜けるのだったらカリフォルニアT(2450万円)に一日の長がある!?

 

  さっきからテメーは何を語ってやがるんだ!!という方に。スバルは完全サーキット仕様にチューンしたWRXをおよそ4000万円で欧州で市販していました。ワークスが本気になって仕上げたクルマってまあそんなもんですよね。フェラーリもホンダもマクラーレンもF1の看板を背負って市販車出しているわけです。中身空っぽなのに平気で500万円くらいする日本車やドイツ車に無駄金を使うのではなくて、「本物」を手に入れることがクルマ文化をより豊かにすると思います。(ドイツ車がクルマを滅ぼすとは言ってません!!)

 

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