マウンテン・ゴリラのカーライフ

最高に面白いクルマのブログを作りたい!!(もちろん全編フィクションです)

ヤバいクルマが続々登場。

クルマ亡国のエンターテイメント!?

  アマゾンプライムとかいうネットTVでお笑い芸人がクルマをぶっ壊すバラエティ番組が作られたそうで、「メルセデスBMWなどの高級車が次々壊れる!!」とか煽り文句が入ってましたけど、予告編を見た限りではどれも廃車解体前の個体ばっかり。「作る人の気持ちを考えろ!!」とかいう人がヤフコメに溢れてましたけど、検査偽装メーカーのフー◯なんて全部集めて爆破しちゃえばいいよ。「作る人」だけを見てて「解体業者」にまで気持ちが回らない想像力のないヤツが多いなー。

 

  作る側もさ。何が高級車だよ!?・・・ほとんどの視聴者には、どーせわかんないよ!!ってことで完全にバカにしてますね。自動車産業が立国の柱なんだろうけども、国民はそのクルマの価値すら全くわからない。いやーこれはまじで笑えない。カーメディアで偉そうに記事書いてるライターが、BMWトヨタの良し悪しもわかんなかったりするのだから仕方ないのかな。

 

ホンモノの高級車ってのはさ・・・

  0-100km/hの加速が4秒前半。街中に転がるプリウスやC180/200を一瞬で置き去りにできるだけの性能。スーパーカーだけがホンモノじゃない。とりあえず速くてカッコよければもうそれで十分。2000年頃までは、アストンマーティントヨタソアラも同じようなクルマでしたが、2010年代になって4シーターでスーパースポーツ級の性能を持つクルマが増えてきました。

 

 

  1994年に登場したアストンマーティンDB7は、現在のジャガーのデザインチーフを務める英国の名デザイナー・イアン=カラムが、世界にその名を轟かせた名車ですが、そのアイディアを求めて視線が向けられていたのは、どうやら1991年発売の30型トヨタソアラ/レクサスSCだったようです。その前年に発売されたユーノス・コスモとともに風化しない「金字塔デザイン」として、日本メーカーのデザイン力が世界の頂点に達しつつあったことを証明しています。

 

  トヨタマツダのフラッグシップクーペのデザインが、そのままアストンマーティンマセラティの現在のスタイルにつながっていて、さらに言うならばソアラに『グリル』をプラスした趣向のDB7が、その後の世紀末に花開くアウディデザインにも影響を与えていると思われます。トヨタの新型を見て「アウディのパクリ」とか脊髄反射的に言っている人々が多くて困りますよね・・・オリジナルは1991のソアラ(そんなことも知らずにクルマを語るな!!)。

 

イギリス車がリッチな理由

  1989年の冷戦終結から20年でイギリスの名目GDPは3倍になります。同じ時期に日本は10%程度の成長にとどまりました。このことが現在のトヨタ/マツダアストンマーティンの根本的な「違い」を生み出したと言っていいかもしれないです。高級車ブランドの『稼働しやすい環境』を測定するなら、あくまで『贅沢品』なので、実質GDPより名目GDPがうまく反映していると思います。もちろん実質GDPでの比較ならば同じ20年間でイギリスも日本もそれほど大きな差はありません(実体経済が備わっているのは日本の方ですから)。

 

  名目GDPにおけるハネは、イギリスが3倍なのに対して、ドイツは2倍に留まります。1989年以降EUの拡大で市場が広がり、日本メーカーも欧州生産拠点を次々と作ります。なぜか日本メーカーはドイツに生産拠点は作らないし、ドイツメーカーも日本に生産拠点は作らない。お互いに相手を尊重するあまりに奥手な関係ですね。ちょっと意識しすぎじゃ。日本とドイツが連携して、欧州市場向けは全てドイツ工場、アジアオセアニア向け右ハンドルは全て日本工場で生産するならば、両国の成長戦略になるでしょうけど。

 

  クルマを開発する体力には比較的に恵まれているはずのドイツメーカーや日本メーカーですが、なぜかクルマの生産台数が1億台に達する圧倒的な成長局面でイギリスメーカーに遅れをとるのか!? いくらメーカーが優秀でも市場(のユーザー)がアホだったらやっぱりダメなのかな。ポンコツ車を壊す番組で非難轟々の日本と、貴重なマツダ787をも破損したこともあるイギリスのトップギア。もう『消費の質』が全然違うんだと思いますね。ロータスやジネッタでサーキットに行くイギリス人と、BMW・M3やA45AMGでサーキットでも走っちゃう日本人。クルマ理解の文化水準が違いすぎる!!アベノミクスがいくら頑張っても国民はカネの使い方を知らない・・・。

 

本物のクルマを買え!!愚か者どもよ!!

  BMWがM5を東京モーターショーで公開するらしいです。ホンダレジェンドに対抗できるスーパースポーツ級性能のセダンの新世代モデルがいよいよ出てきます。でもなぜかこのクルマは日本のBMWファンの間ではそれほど話題にならないですね・・・。速すぎて日本のどこで走らせていいかわからないらしい。SH-AWD装備のレジェンドとの大きな違いは、アウトバーンがないと良さがなかなか伝わらないこと。300km/h超という80年代のスーパーカーがなかなか達成できなかった次元で安定走行できるスーパーサルーン!!という意味ではオンリーワンな存在らしいですが。

 

  それとほぼほぼ似たような意味合いのクルマが、アストンマーティンDB11の追加モデルで、メルセデスの500ps級のV8ツインターボを積んでいます。既存のV12ターボモデルよりも価格はリーズナブルになる予定で、しかも肝心の加速も4秒台前半を維持しているらしい。V12モデルの日本市場の正規価格は2380万円。これがV8になるとヴァンテージだと700万円引きなので1600万円台が予想されます。M5とガチンコ勝負ですねー。アストンマーティンのオリジナルでドライサンプ化されたV8自然吸気よりも、メルセデスから供給されてオリジナルチューンしたV8ツインターボのコストはどーなのか!?という問題はありそうですが・・・。

 

スタンダードが生まれつつある!?

  4ドアか!?2ドアか!?の違いこそあれ、0-100km/hが4秒台前半。このスペックを維持しないと、もう北米で相手にされない。マスタングGTが4.3秒でテスラはもっと早くなりつつあるから。700万円で売っているホンダ・レジェンドはもう奇跡的な存在なんですけど、カーメディアは完全に無視。カーグ◯フィックの企画に至っては、700万円級セダン対決で、圧倒的な加速を見せるも、「反則」と判定され最下位にされるなんてこともありました(完全に頭おかしい)。

 

  先日のインタビューでスバルの社長もWRXをさらにハイスペック化して4秒台に突入させることを名言していましたし、マツダもSPCCI技術を使って同じく直4で4秒台のハイスペックモデルを作ってくるでしょう。ホンダは660ccエンジンで4秒台出しそう。ケータハム&スズキは実現しつつあるし・・・。レクサスLCってちょっと微妙じゃないですか!?

 

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