マウンテン・ゴリラのカーライフ

最高に面白いクルマのブログを作りたい!!(もちろん全編フィクションです)

ユニュウシャしか興味ないやつ・ホンモノにしか興味ないやつ

もっと戦え!!エンスーたち!!

  趣味としてクルマを所有する人々(エンスー)には、いろいろなタイプがいます。お互いに個性が強いから、幾らかライバルモデルに対して攻撃的な意見を発することもあります。「中傷はよくない!!」などお行儀いいことを言って偉そうに振る舞う人に、以前はしばしばブログ記事の表現について苦情を受けました。個人的には「お行儀いい奴らのせいでクルマはどんどんつまらなくなる!!」と思っているのですが、やはり以前の自分の記事と比べると憶測でメチャクチャに批判するなんてケースは少なくなっちゃいましたね。

  やっぱりエンスーたるもの、もっともっと本音でぶつかるべきだと思うのです。もちろんそれが原因でリアルな人間関係が壊れるのは本意ではありませんが、ネットでハンドルネームで語りあう限りは本音トークを心がけることが、クルマ文化を盛り上げるポイントなのではないかと思います。中には人格攻撃をしてくる「しょーもない奴」もいますけども、そこはしっかり区別して無視するリテラシーが必要ではあります。

  エンスーとは自分の「原理」と突き詰める活動だと思っています。その活動が横への繋がりを持って『文化』として顕在化するためには、つべこべ言わずに欲しいクルマには惜しみなく資金を投入しろ!!が大事なんですけども、それと同時に自分にとっての理想のクルマを、いかに他者が理解できる言語コードで供述・記述できるか!?も重要な要素だと思います。 エンスー=思考であって、思考とは言語を介するもの。要するに「乗らなきゃわからない」と言ってばかりじゃ何も始まらないから、目一杯理想を語ればいい。

 

相互理解は相手を叩きのめした後に芽生える

  「日本車が好きってヤツの気持ちがわからない」「輸入車がいいと思っているヤツはクルマ音痴なの!?」・・・まあこんな誤解があります。輸入車の方がなんとなくカッコいいんじゃないの!?これは小学生でも認識できる価値観なんですが、一部のエンスーには否定されます。なぜなら・・・現実的な価格で買える輸入車には「魂がない!!」とのことらしいです。

  世界で多くのファンを持つ有名ブランドには、それぞれブランドの理想を体現するようなモデルがありますけども、それを単純に比較した時に、日本車と輸入車ではWRXSTI(386万円〜)とBMW・M6(1854万円〜)くらい価格が違うんですわー。「本物しか選ばない」という不器用な人は、ロードスター、86(262万円〜)、WRXSTI(386万円〜)、シビックtypeR(450万円〜)、フェアレディZ(383万円〜)、ゴルフGTI(389万円〜) といったホンモノの日本的なモデルへと自然に意識が向いて、この中から手頃なモデルを選びます。

 

ホンモノ派の言い分 

  それと同時に同じくらいの価格帯(300~600万円)の輸入車に対しては、とても批判的だったりします。実際に他の市場では30~50%ほど安い価格で売られているケースがほとんど。クルマが好きで詳しくなった結果、マーケット全体がわかってしまうと、この日本価格ではなかなか手が出しづらい(ボッタくられている気分)。そもそもクルマは『疑念』を残しまままで買うものでもないし。

  さらに価格だけでなく、その輸入車のルーツを知ってしまうと、余計に手が出せない。「ジープ・コンパスの基本設計は三菱RVRだ!!」とか「メルセデスAクラスは、三菱ミラージュのFFシャシーがベース!!」だとか、「MINIはホンダの旧型FF車が下地になっている」とか、・・・欧州車のほとんどが三菱のエンジン、ターボ、シャシーのどれかを使っているわけですし。それを『特別価格』で買う気にはなれない。

 

ユニュウシャ派の言い分

  その一方で何がなんでも「輸入車」という人の中には、そんなストイックなホンモノ志向をハナで笑っている人も。日本メーカーは「ホンモノ」を演出するのがとても上手い。なんだか「匠の技」みたいにあらゆる機能を宣伝されると簡単にノックアウトしちゃうようだ。本当に「匠の技」ならば、誰にでも買えるような価格にはならないはず。スポーツカーほどメーカーの営利判断によって企画されるモデルはない!!少ないユーザー、しかも一期一会かもしれない、そんなユーザーに「広告」だけで売り込んでしまおうというクルマに過ぎない・・・。

  そして輸入車派の人々は、「クルマの価値とは、自分自身の内面から出てくる」と考えています。自分自身の想像力・イマジネーションによってその価値は大きく変わるものだと。残念ながら日本車には十分なイマジネーションが湧くクルマがない!!NSXジムニーレヴォーグくらい!?あとは・・・。

  それに対して、世界のいろいろな地域の価値観を凝縮させたモデルが広く選べる輸入車は、ライフスタイルを演出するのに非常に都合がいい!!Gクラス、カングー、モデルS、ミニクロスオーバー、コルベット、XC90、ウラカンアバルト595、レヴァンテ、TT、3008、718ボクスターなどなど。

 

ホンモノ派とユニュウシャ派が分かり合える時

  全てはタイミングの問題でしか無いかも。世の中のあらゆるモノには移ろう価値があり、それは『人生』も同じじゃ無いの!?仕事で何かを成し遂げることに価値を置くか、結婚して幸せな家庭を築くことに価値を置くか。

  しかし個人個人の『仕事』や『結婚』に対して敬意を払わないクズな価値観が幅を利かせている!?神聖なはずの『仕事』や『結婚』が他人によってくだらないジャッジを受ける。ある人の職業が公務員だろうがユーチューバーだろうが、他人が不必要に意見すべきでは無いと思うよ。「利権」的な仕事なのか「イノベーション」的な仕事なのかの違いはあるにせよ、それ以上の優劣などの差はない。けど今の日本にはそれを不必要に差別したがる空気を感じるんですわ。それが『職業差別』や『不倫への批判』の温床なんだろうけど・・・。

  ・・・でそれをクルマ文化における議論に置き直すと。今も「日本車よりドイツ車が安全」とかいう80年代前半までの価値観を持ち続ける、クルマを知ろうともしないステレオタイプなオッサン。知識のアップデートがないので議論にならない!!核心の議論ができないならばクルマブログに首突っ込んでくるんじゃねー!!って思います。そんなのがユーザーの多数派を占めるってだけで、なんかとっても息苦しいですわ。とにかくそんなオッサンたちを教唆するベストカーやニューモデルマガジンXみたいな雑誌を改心させないといけないなー。

 

 

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